▼5月例会(第243回)の提案は蜂屋さん(安曇小)。

▼「総合的な学習の時間の体験を書き貯め、卒業論文としての集大成をめざす」というのが提案の趣旨。
 安曇小学校は、リバーウォッチングというテーマで、全校で90キロメートルを超える安曇川の上流から下流までを歩くという体験を積み上げている。
 この体験を作文学習にも位置づけ、1年間の活動を書き蓄えようという意欲的な実践。

▼第1回の作文活動は、
(1) 作文教材を効果的に活用し、構成を含めて、作文手法を身につける。
(2) 5年生の体験をふりかえり、6年生としての心構えを書くことから、卒業論文の1ページを残す。
というもの。量においても質においても重厚なものであったという報告があった。

▼協議で話題になったのは次のことである。
 o教科書教材の扱いが、書くことに向けてのものであったかどうか。読解になっていなかったか。
 o卒業論文という方向が、子どもに理解できていたか。
 o書き蓄えることに対する教師の思いと子どもの思いの間に食い違いはないか。

▼巻頭には、池永真典先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)