![]() ▼授業の新しさの追求として次のことを柱にした。 (1) 学ぶ子どもを主役にした授業の実像は何か。 司会を子どもに任せるという形式ではなく、子どもに学習の自覚と責任を持たせるには、まだまだ開発する余地がある。 (2) 教材研究と子どもの読みについて。 子どもには読みたい内容がある。それをどのように育てて、一人の読み手としていくかが課題である。「海の命」では、 ・書き出しと結びの対応 ・会話文と地の文の役割や表現 ・文章の表現。クエや海の畏敬に対する表現の仕方の違い ・クライマックスを予測させる文章の構成 ・主人公と主人公を支える脇役の存在について ・主人公の変容について ・クライマックスにおける太一とクエ などが、子どもにどう響くかに関心があった。 (3) 一人学習と全体学習との関わり。読むことの力が育つということについて。 (4) 話し合いの意味を子どもにどのように実感させるか等について協議し深めた。 ▼巻頭には、卯田昌代氏から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司) |