サ イ エ ン ス 番 組 作 り
好 光 幹 雄

司会者

ゲスト
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ウェゲナー
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ウェゲナー

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ゲスト

皆さんこんにちは。サクサクステーションの時間がきました。司会の高良です。今日のゲストは土井さんと塩見さんです。
土井です。
塩見です。
今日は「大陸は動く」ということについて考えてみたいと思います。そこでこのことに詳しいウェゲナーさんに来ていただきたいのですが、もう亡くなられていますのでウェゲナーさん役の松本さんに来ていただきました。
ウェゲナー役の松本です。よろしくお願いいたします。
では、ゲストの皆さんこの地図を見てください。何か気づくことはありませんか。
何も気づきませんが。何かあるのですか。
では、南アメリカの東海岸とアフリカの西海岸を合わせてみてください。
では、やってみましょう。うわあ、これははめ絵パズルのようにぴったり重なりますね。こんなことがあっていいんでしょうか。
そうなんです。実は今から百年ほど前にこのことに気が付いたのがウェゲナーさんです。ではウェゲナーさん、どうぞ。
実は私はこの海岸線のなぞについてこう考えました。両方の大陸はもともと一つだったのが、それが二つに分かれて移動し始め、今では何千キロメートルもはなれてしまったのです。
でも、それはあまりにも常識をこえたとっぴな考えではないですか。
確かにそうです。でも私は研究を進めるにしたがって確信を深めました。
二つの大陸が一つだった証拠はあるのですか。
では、図をお願いします。(中略)また、ある種類のカタツムリはヨーロッパの西部と北アメリカの東部にしか住んでいないことも分かりました。
カタツムリが海を泳いで渡ることなどできませんよね。(略)

 これは「大陸は動く」(光村5年上)をサイエンス番組にしようという投げかけで進めた学習。
 学習のねらいは、説明文を正確に読み取り、自分の言葉で内容を人に説明できること。特に、図や表を本文に即して説明するためには、本文の正確な読み取りが不可欠になるからである。例えば、大陸移動説の原動力は動く海底の岩盤であるが、それを誤って完全に冷え固まらないマグマや海底山脈と解釈していたグループがあった。また、海岸線のなぞを大陸のなぞと説明していたグループもあった。いずれも本当にそれでいいのかどうか検討させてみると、読み誤りであったことに気づいた。
 この学習を通して子ども達は、読み取ったことを自分の言葉で置き換えるには柔軟さと正確さが必要なことを学んだのである。
(大津市立堅田小)