詩 に 親 し も う
北 島 雅 晴

 子どもたちに(現在2年生)1年生の時、どんな詩を学習したかたずねてみた。
C 習ったことは覚えているけど、題名が分からない。
C 一度、作ったことがある。
といった反応で、詩に対する関心はそれほど高くない。
 子どもたちにとっての詩のねうちを考えると、
 ・言葉遊びのヒントとなる。
 ・リズムよく(気持ちよく)音読できる。
 ・考え方のおもしろさが発見できる。
 ・きらりとひかる言葉をみつけることができる。
といったよさがある。この1年間さまざまな詩にふれ合う機会を作り、豊かな言葉との関わりをもち たいと考えた。
 たんぽぽ
     かわさきひろし
たんぽぽが
たくさんとんでいく
ひとつひとつ
みんな名まえがあるんだ
おーい たぽんぽ
おーい ぽぽんた
おーい ぽんたぽ
おーい ぽたぽん
川におちるな
はじめての詩の授業では、この詩を使い簡単な詩作りを行った。たんぽぽについての話をしたり、詩の感想を話し合ったりした後、この詩のまねをして詩を作ることにした。
 あさがお
     なかの ゆうや
あさがおが
たくさんのびている
ひとつひとつ
みんな名まえがあるんだ
おーい あおがさ
おーい があさお
おーい さおがあ
おーい がおあさ
きれいに さいてね
言葉の並べ換えに興味をもった子が多く、楽しい言葉にしようと考える姿が見られた。また、詩の 最後の行には、どのような言葉がぴったりか真剣に考えていた。できあがった作品を友達同士、見せ 合って楽しんでいた。
 ・多くの詩を読んで自分の好きな詩を見つけること(好きなところを話し合うこと)
 ・好きな言葉を見つけること
 ・日記を書くように、心のつぶやきや小さな発見を気軽に詩に書くこと
 この一年間で、詩を身近なものとして感じられるような学習を工夫していきたい。
(草津市立草津第二小)