▼11月例会の提案は池崎さん(城陽小)。「総合的な学習を支える国語科の学習」(単元・ちょっとすてきな依頼って?)を提案。

▼「総合的な学習の時間」の活動と国語科の関係を追究した提案授業。「働く人々との交流を通して、今までの自分のものの見方や考え方を見つめ直し、よりよく生きようとする」子どもの育成を目標に、「働いている人の苦労や喜びを探ろう」をテーマに校外での調査や体験活動を計画。

▼学習活動が充実し自ら相手を求めて依頼をしたくなる。依頼の場合「電話」を使ったらどうなるかという方向へ発展していった。ここからが国語科の学習と位置づけ、電話を教室に持ち込んでの学習。依頼ごっこではない。本番での電話をクラスの友達が注視する。態度や言葉使いを含めて臨場感が溢れる。

▼突然電話を受けた相手の驚きも教材に活用できる。あらかじめ依頼の内容や方法の整理も求められる。声だけで相手の気持ちも推測する必要がある。学習をする内容は多い。学習の中心を何にするかが大事になってくる。

▼協議で国語科の指導の力点や見通し、子どもに身に付けさせたい力は何か、電話という方法についての効果と限界が論点になった。

▼巻頭には、秋山達也先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)