取 材 活 動
伊 庭 郁 夫
6年生で意見文の学習に取り組んだ。テーマは、身近な社会問題である。そして、自分にも解決できそうな問題を中心に意見を述べるのである。 子ども達の選んだテーマとしては「ゴミ問題」「ペットボトルや牛乳パックのリサイクル」「ボランティア活動」「動物愛護」「駅前の放置自転車」「水の汚染」「大気汚染」等である。そして、学習の見通しを示す。 (1) 情報を活用したり取材したりして材料を集める段階 (2) 構成を考え、組み立てる段階 (3) 書いた意見文を読み、返事を書く段階 (4) 意見発表会を開く段階 まず、教科書を参考に、どんな情報が利用できるのかを考えさせる。主なものは、「図書室や図書館の資料や図書」「インターネット」「インタビュー」「新聞・テレビ・ラジオ」等である。 最初にインタビューを試みた子どもに、様子を聞く。 T だれにインタビューしたの。 C 駅前のタクシーの運転手さんです。 T 最初に何と言いましたか。 C お仕事中すいません。6年生のNです。今、国語の勉強で私は駅前の放置自転車について調べているんですけど、質問していいですか。 T 大切なことは、まずNさんのように、自分を名乗ることと相手の方のご都合をお聞きすることです。それに何のためにインタビューするのかもよく言えました。運転手さんは、何と言われましたか。 C どうぞ、と言われました。 T どんな質問をしましたか。 C ここに置いてある自転車を見て、どうしてほしいと思われますか。 T 何と答えられましたか。 C パンクした自転車やずっと置いてある自転車は捨ててほしい。それに、来てくださったお客さんが置けないので早く移動させてほしいと言われました。 T インタビューの最後は、何と言いましたか。 C お忙しい時にありがとうございました。 T お礼をしっかりいうことが大事だね。他にインタビューした人はいますか。 C もう一人の運転手さんと駅員さんにしました。 水の汚れを調べている子は、パーマ屋さんへ。ペットボトルの再利用に関心のある子は、近くのスーパーへ。ボランティア活動を調査している子は、社会福祉協議会へ等、放課後や休日を利用して、意欲的にインタビュー活動等に取り組んでいた。 (安曇川町立安曇小)
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