▼4月例会(第218回)の提案は西村さん(附属小)。提案主題は「国語科の基礎・基本〜1時間授業でできること」(授業開きから)

▼提案の概要は次の通り
○単元名 言葉の学習を始めよう
○主な使用教材
 詩「自分の言葉で」(小森香子)、「ヤドカリ探検隊」(椎名誠)、「十一本目のポプラの木」(杉みき子)
○学びの魅力
 音読を繰り返すことで見つかってくる言葉の表現の面白さ・巧みさ
子どもに国語の力を育てるということを原点から見直して1時間の授業を構成しようという提案内容。学習活動の主流になったのは「いい言葉」を見つけること。

▼「いい言葉」見つけに関わる授業での働きかけは次の通り。
○全文を見てぱっと目に飛び込んでくるような言葉はないかな。
○一回読むごとに気に入った言葉がないかどうか聞きます。
○気持ちよく心に響いてくる言葉に印を付けていってごらん。できるだけ短い言葉で選び出してみましょう。

▼言葉を大事にする授業というのは子どもが語や文、文章を大事にしていくことから始まるという基礎基本原点を確認しあった。

▼さざなみ句会高点句(課題「新」)。連日の新人研修山笑う(広瀬) 新緑や軽やかに舞え紙風船(中嶋) 新航路陽炎たちし異国の香(川那部) 新しき春まためぐり声高し(常諾) 新聞紙開けば緑の風に逢う(吉永)

▼巻頭には、中原先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)