ちょっとかっこよく ー詩を書く・3年ー
吉 永 幸 司
「のはらうた」(工藤直子)の詩を3年の子どもに提示した。 けっしん かぶとてつおこの他に「はなのみち」(あげはゆりこ)、「おにあい」(いしころかずお)と3編をプリントにして読ませた。 「好きな詩を選ぼう」と、あまりぴったとした働きかけではなかったが、感想の出るのを待った。「面白い」「楽しい」という使い慣れた言葉の中で、「かっこよすぎる」というのが気に入った。「ちょっとかっこよく」はこの感想から生まれた。ここから次の手順で授業を進めた。 (1)詩の面白さや良さを確かめる。 感想の交流が主な学習活動であった。 C 名前がかっこいい。 C じまんしているみたいなところが読んでいて楽しい。 感想のやりとりからはっきりしたことは、名前と特徴であった。 (2)表現方法を真似て詩を作る。 最初に名前を考えた。(自分の名前を生かす) この段階ですでに対象になりきる子がでてきた。詩を作るのにそう抵抗はなかった。次のような作品が生まれた。 大すき ひまわりこうすけ対象になりきって書く快さを感じてか気軽に書いていった。途中から交流の場も生まれ、ちょっとかっこいい国語教室になった。 (大津市立仰木の里小)
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