▼1月例会(第215回)の提案は伊庭さん(安曇小)。研究主題「国語科の基礎・基本と総合的な学習についての考察」。<安曇川の恵みについて考え、川と自分をみつめよう>は5年生の年間取り組みをまとめたもの。

▼総合的な学習と国語科の関連を追究しながら、どように子どもの力を育てるかを考えての意欲的な提案。育てたい力を「発表する力を育てる。そのために、総合的な学習と関連を図る」と目的を明確にした試みを展開。具体的な指導と手だてとして、
 @実物などを手がかりに体験を想起。(リバーウォッチングの活動を生かす)
 A見通しを持たせる。(見通しを持って整理をしていく)
 Bタイミングを大切にする。
等を実践から生みだした。

▼子ども達への働きかけとしては、
 ・写真の説明
 ・学年活動でがんばったこと
 ・安曇川と自分の関わり
 ・決めた地点での変化
これらのことをもとに自分の考えを発表原稿としてまとめていくことが主な学習活動。

▼研究協議では、総合的な学習と国語科の関連をどのように捉えるかとか、基礎基本は何かについて考え合った。各人の実践の交流をし、理解を深めた。

▼巻頭には、和田国明氏から玉稿をいただきました。ありがとうございました。(吉永幸司)