詩 が で き た ぞ
好 光 幹 雄

C あっ、ティッシュが落ちた。
 ひらひら/ひゅうんひゅうん/きらきら(板書)
T 何みたいに落ちたかな。
C プロペラみたい。
C うずまきみたい。
T うずまきか、すごいな。空中のことから水のことを考えるなんて、いいね。では、黒板のここ(○○)にうずまきを入れるよ。
 ね。これでもう詩ができたよ。
C えー、それが詩なん。
T 見たまま、感じたまま、考えたままを行をかえて書いてみる。それに題をつけてみる。どんな題がいいかな。
C うずまきのようにおちるティッシュペーパー。
T それでもいいけど、題は、短い方がいいよ。「えいっ」でも 勉強したように、人が読んでみたいなとか、はっとするのがいいな。
C ユーホー/ティッシュ/・・・/うずまき
T いろいろでできたけど、例えば、うずまきでもいいね。

   うずまき
  ゆらゆら
  ひらひら
  ひゅうんひゅうん
  きらきら
  うずまきのように
  おちる ティッシュペーパー  (2年3組全員の合作)


T では、今度はいろんな音さがしをしたでしょ。それをもとに詩をみんなで作ってみよう。

   音は友だち
  ガッタンゴットン
  ブーンブーン
  ブブブブーン
  ピーポーピーポー
  いろんな音
  のりものの音  (2年3組全員の合作)


T 今度は一人ひとりで作ろう。
   いろんながっき  谷川あい
  マラカスの音 シャンシャン
  大だいこの音 ドーンドーン
  カスタネットの音 トントン
  シンバルの音 バーン
  いろんながっきで
  おんがくかい

   海の音    大谷かずふみ
  なみの音  バシャン
  ふねの音  ボー
  いるかの音 バシャン
  さかなの音 パチャ
  かにの音  カチカチ
  ボートの音 ジャー
  さめの音  ジャッバウン


 常諾さんの実践を参考しての詩の授業。詩人を作るのではなく詩心を育てることがめあて。それには、気軽に詩を読んだり書いたりすることからはじめたい。五感を働かせ言葉遊びをすることも低学年では大切な基礎・基本である。
(大津市立堅田小)