▼11月例会(第201回)は、「国語教育を語る会」との合同研究会。記念の例会になった。(会場・大津市三井寺境内「風月」) 研究交流と近江の秋探訪。

▼日程の概要。実践発表は「コミューニケーション能力を育てる国語学習」(対話からミニ討論へ)池崎繁伸さん(城陽小)。事例報告は「ときめきと輝きをつなぐ」広瀬久忠さん(教育委員会)。ミニ講演は、堀江祐爾先生(兵庫教育大)、小田迪夫先生(大阪教育大)と吉永。司会は伏木さん(能登川南小)森さん(青山小)。午後は、三井寺を散策し、三橋節子美術館を見学。

▼指導要領の案が出された時であり、これからの国語教育についての関心がより高まる中、実践報告では、聞く・話すを課題にし、事例では総合学習にむけての内容であった。「相手や意図に応じ、考えたことや伝えたいことを的確に話す」等のことについて、どのように指導をするかの提案であった。

▼堀江先生は「学習者一人ひとりの読みを分かち合い高め合う学習活動」について、文学の授業における話し合いを分析し、研究の視点についての示唆をいただいた。小田先生からは、授業改善について、説明文を例に今後の課題を示していただいた。吉永は電子絵本作り(情報活用)の学習動を通して「楽しさ・易しさ・新しさ」を一つの視点に入れることを提言した。

▼巻頭には、西勝巳先生から玉稿をいただきました。深謝。 (吉永幸司)