▼9月例会(第199回)の提案は中嶋さん(稲枝東小)。年間テーマ「子どもの教育をどうするか」について「生徒指導」の立場からの取り組みを報告。「心ときめかせて日々の学校生活をおくる」には「集団内の確かな所属感、存在感」が必要という考え。

▼提案は「生徒指導短信」と「学校みがき」について。「学校みがき」は愛校心と学校における一人一人の居場所作りとに位置づけて考えると、今求められている教育の中核にふれるものということも話し合った。提案に底流する願いは、
○互いに助け合い認めあえる温かい雰囲気のある学級・学校つくり。
○児童一人一人をあるがままに、児童の身になって理解し、個に応じた指導を工夫する。
○教科等学習活動の場において、できるだけ体験的な活動を取り入れて、児童の自主性や主体性を大切にし、自己決定の場を多く与える。
これらの考えをもとにした実践は学ぶべきことが多かった。

▼さざなみ句会は少し遊びごごろでの「袋回し」。佳句として推薦を受けた句は、神の声聞きたくて置く新酒樽(好光) 荒城の月に重なる萩乱れ(伏木) コスモスや肩肘はらずに生きようか(高野) 湖の子の声遠のいて秋の夕(北島) 散らかして片づけていけ台風よ(岡島) 銀杏を拾う思いで古日記(吉永)

▼巻頭には、中西健氏より玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)