▼ 8月例会(第198回)は合同研究会に参加し研修を深めた。合同研究会は、国語教育を研究しているサークルが、年に一回集まって研究交流をしていくことを目的としたもの。今年は神戸のサークルがお世話をされた。

▼今年は講演を吉永が行った。テーマは「子ども理解と国語教室」。子どもの側に立って授業を考えようということを主張する時、子ども理解は欠くことができない。「子どもにとっての授業とは何か」「授業で子どもの心の動きを気にするということとは」等、日頃気にしていること、過去に出会った子ども達に学んだことをもとに、国語教室との関わりを提言した。

▼提言の主なものは、 @正しさ・豊かさ・新しさを子どもが感じるように(子どもの心がときめき輝く授業を) A教室の言葉を大切に(言葉の力をつける授業に) B書く活動がある授業(書くことで育つもの) C楽しい・嫌いに学ぶ(基礎基本の徹底)ということをもとに、次のようなことにもふれた。
(ア)子どもの学習自立に向けてのきめ細かな働きかけをしているか。(イ)子どもに学ぶことの方法を身につける指導をしているか。(ウ)評価についての考えをどうとらえればよいか。 (エ)言葉の力を身につけている実態をみることについて等。

▼巻頭には、西澤徹先生から玉稿を頂きました。深謝。 (吉永幸司)