新しい国語の授業研究会「参会者の声」より
三 上 昌 男

 新しい国語の授業研究会は、手作りの研究会である。参会者の感想や意見を寄せていただき、会の企画運営に役立てている。
 夏期休業中であった今回の研究会。元気の出る研究会であってほしいし、二学期の実践につながる何かを見いだせる会でありたいという願いがあった。

○今回の研究会は、実践報告・読み聞かせの講習・講演と、変化に富んでいて大変楽しみにして参りましたが、おみやげをいっぱいいただけました。
○一学期の自分の実践を振り返り、「二学期からは…」と、前を向いて考えるきっかけになりました。


 このような感想は、実行委員としてうれしい限りである。
 岡嶋先生の実践発表は、作文学習を軸とした国語教室作りの内容であった。

○目の前に、先生の教室や子どもが浮かんでくるような気がしました。先生のひたむきな姿がとても印象的でした。
○楽しい作文学習や言葉遊びなど、二学期からすぐに取り入れたいと思う内容がたくさんありました。


 新谷先生の実技講習は、たくさんの本の読み聞かせをされながら、読書指導について語ってくださった。

○先生の読み聞かせは、すばらしかったです。本のおもしろさに子どもたちが自然の引き込まれていくということを、体験的に学ぶことができました。
○読み聞かせをされる雰囲気に魅せられました。紹介された本は、学級の子どもたちも喜んで聞いてくれるだろうと思います。
○私も二学期には、子どもたちに読み聞かせをしたいと思います。この夏休み中に紹介したい本と出会うこと、そして、朗読の練習をして暗唱してみたいという大きな目標が生まれました。


 椙田先生は、「今、国語の授業に求められるもの」と題して講演された。

○読み浸り、ひとり学習のできる子を育てたい。学び合える子を育てたい。先生のお話に、国語学習の基本とは何かを考えさせられました。
○子ども自身の力を引き出していくことの大切さや、教師自身も新たな学習を切り拓いていく姿勢が必要なことを感じました。
○自分で自分の心を引きだしていくインタビュー形式のひとり勉強は、とても興味深く、自分でも実践してみたいです。


 研究会の終了後、多くの方から、「とってもよかったです。」「次回も楽しみにしています。」という声をいただいた。第七回の研究会での再会を期待し、お互いに実践を重ねていきたいと思う。
(近江八幡市立金田小)