▼7月例会(第197回)は「第6回新しい国語の授業研究会」の主催者団体として参加。

▼研究会は、研究発表、実技講座、講演という充実した内容。研究発表では、さざなみ国語教室を代表して岡嶋さん(佐山小)が提案。「豊かな作文表現ができる言語環境づくり」を研究主題に、作文教室づくりの過程を発表。「四月当初は書けなくて、何度もノートが出せない子がいた。一行でも書くようにすすめたり、励ましたりしたが、変化は見られなかった。ところが、生活科で生き物をつかまえに行ったその日にたくさん書いた。興味のある書きたい内容が今まで見つからなかったから、書けなかったのだと思われる。その文を文集に載せてからノートを忘れることもなく、三行以上は書けるようになった」という考察があった。子どもと共に育つ教師の姿に共感の輪が広がった。

▼実技講習は、新谷照代先生の読み聞かせ。実践された経験を通して子どもと本との出会いの大切さを分かりやすく指導してくださり、二学期のからの力を得ることができた。本との出会いも楽しかった。

▼講演は、椙田萬里子先生(奈良女子大附属小学校)から「今、国語の授業に求められているもの」という内容のお話を伺った。

▼巻頭には、川端眞一氏から玉稿を頂きました。ありがとうございました。 (吉永幸司)