1996年12月に日本語版が発売された。「Windows NT 3.5/3.51」 の上位バージョンにあたる。 Windows バージョンは 4.0.1381.1 である。
当初から完全 32bit 系OSとして開発され、「MS-DOS」->「Windows 3.x」->「Windows 95(9x)」と進化してきた「Windows 9x」系とは、全く別系列のOSであり、OSの内部構造自体も全く違う。
企業向けのネットワーク用OSであり、安定性を最重要視して開発されている。クライアント用の「Windows NT Workstation 4.0」と、サーバ用の「Windows NT Server 4.0」が存在する。
操作方法には「Windows 95」と同じGUIの採用など、「Windows 95」の影響を数多く受けている。
完全 「32bit OS」なので、16bit アプリケーションは 16bit CPUを「エミュレート」する事で動作させている。メモリー管理方式が、省メモリで動作することを目的としている「Windows 9x」系とは完全に異なり、リソースが足りなくなればリソースを増やすことが出来る(その分のメモリは消費するが)など、マルチタスクOSとしてはかなり使い勝手が良くなっている。
また、当時の最新である「DirectX3」が標準で組み込まれており、これにより、3までではあるが「DirectX」を用いたゲーム等の環境が保証された。
メモリー管理の仕様も「Windows 9x」系と異なり、各アプリケーション毎に独立したメモリー空間が割り当てられ、例え1つのアプリケーションが暴走したとしても、OSやその他のアプリケーションがその影響を受ける事がない。その代わりに多くのメモリーを消費するが、より多くのメモリー搭載するほどパフォーマンスも向上する。
マルチCPUをサポートし、「Windows NT Workstation 4.0」では2個、「Windows NT Server 4.0」では最大4個のCPUを使い、高負荷時にもそのパフォーマンスを落とさないよう、処理を分散出来る仕様になっている。
「スタートメニュー」など「Windows 95」とほぼ同じ操作で扱えるためかなりなじみやすい。完全「32bit OS」のため、所々に 16bit コードが使われている「Windows 95」よりはるかに安定しており、アプリケーションが落ちてもそれに引きずられてOSが落ちるようなことがまずない。
企業向けのOSとして開発されているため、その安定度は極めて高いうえ、完全マルチタスクなのでCD−R等の焼き作業でも非常に安定し、かつ信頼度も高かった。
「Internet Explorer 4/5」をインストールすれば、ユーザーインターフェイスは「Windows 98」と殆ど同じになる。
企業向けOSということもあり、「Windows 95」程の世間的注目度は得られなかったが「Windows 2000」発表までの4年間「Service Pack」以外には上位バージョンが全く発表されなかったこともあり、「Windows 9x」と比べれば息の長かったOSといえる。
企業向けという位置づけだったが、個人的に導入する人も多かった。「Windows NT」系の安定度、信頼度を一度体験すると「Windows 9x」系には戻れない、というのはNTユーザーの意見である。
あくまでも完全 32bit OSであり、単純に「Windows 95」の上位バージョンとして使おうと思うと、痛い目を見ることになる。「Windows 9x」系のような「Plug & Pray」機能はなく、ハードウェアの設定などは手動で行わなくてはならない。
16bit アプリケーション動作時は 16bit CPUを「エミュレート」する事で動作させているため、「Windows 95」上で動作させるよりも目に見えて遅くなったり、動作しない場合もある。
メモリーを多く必要とし、64MBでは実用に耐えない。128MBと256MBでも、その処理速度が体感出来るほどメモリー容量に大きく依存する。
「DirectX」も対応出来るのは3までであり、4以降は非対応である。