兵庫県内だけに生息するといわれていて、主に六甲山系にいるようです。

 キベリハムシとは、黄色い縁(ヘリ)をもつ葉を食べる虫(葉虫)という意味で

名付けられました。日本にはメスしかいませんが、単為生殖で卵を産みます。

 日本で一番大きくて、美しい葉虫といわれています。

 ほとんど飛ぶことがないので、飼育しやすい昆虫です。

キベリハムシの卵

キベリハムシの幼虫

産卵は8月頃から11月頃まで行われます。白い3ミリから6ミリ位の卵塊を次々に産みます。 大きく育った幼虫。上の終齢幼虫は、6月頃になる土の中にもぐって蛹になる。約1ヶ月程すると、成虫が出てきます。

キベリハムシの蛹

キベリハムシの成虫

6月頃、土の中に潜った幼虫は蛹室を作り1ヶ月ほどで成虫になります(写真は約3週間めの蛹)。 成虫はサネカズラの葉を食べます。手足と触覚の先端部分は黒い色をしていて、まるで長靴を履いているように見えます。

 

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