ヒマラヤは、登山者で無くても憧れるものである。ましてや登山歴50年になろうと
している小生にとっては、何が何でも登ってみたい。いや、それがダメなら、せめて
見てみたいとは思っていたが、それがこんな形で実現しようとは思いもよらなかった。
というのも、2000年の6月にチベットのポタラ宮殿を見に行くツアーに参加し たら、
首都ラサからヒマラヤ山脈の白い峰々がすごい迫力でせまってくる光景に出
くわしてしまった。これが運の尽きか?矢も盾もたまらず、何が何でもエベレストの
見えるヒマラヤトレッキングに行く羽目となった。それがなんと9月と云う訳である。
今度は、ネパール側から入った。カトマンズからルクラに向かう飛行機からの眺めは
まさに「神々の座」の感じで見入った。しかし、キュラバンを続けているうちに
あの驚きもどこかえ忘れ去ったように、冷ややかに眺められるようになっていた。
帰りには、ピークを極められなかった無念さまでも感じた位であった。