【ベットから車椅子への移動方法】

ベッドから車椅子・車椅子からトイレ等、移動方法をお伝えします♪

ボディーメカニクスを頭に入れておいてから、ここを見てくださいね♪


移動の際気をつけて欲しい事

・車椅子への昇降時は、必ずブレーキをかける。

・ベッドは、足が床につく高さにする。

・半身麻痺のある方は、患側が壁側になるように休む。

・出来る範囲で、ベッドの健側に介助のバーや手すりをつける。

・トイレや浴槽にも、健側が使えるよう手すりをつける。

※介護保険では、福祉用具の貸与や購入費支給&住宅改修費支給があります。

詳しくはこちら


ベッドから車椅子への移動介助方法

 

車椅子を対象者の健側(or利き腕・利き足側)に置き、

ストッパーがかけてあるか確かめる。フットレストは

はねあげておく。車椅子を置く角度は、ベットに対して30度。

(30度に置くのには、手前のキャスターやフットレストが

移動の際、邪魔になる事なく、また向こう側のアームレストが

つかみやすく、移動距離が短くて済むという利点があります。)

ベッド上に起き上がる(端座位)

たらす起き上がり(参照)の前に、対象者の足をベッドから下へ

たらしておくと、起き上がりもラクになるし、あとの移動が

スムーズに出来る♪

前に足が床につくまで対象者を前に引く。
介護者は、対象者の腰に手をまわし、両膝をベッドのサイドに
押し付けながら、自身の腰を下へひくようにすると負担が減る♪

立ち上がり

立つ準備・対象者の足を少し後方へ引く(膝が伸びていると立ち上がり難い)

介護者は足を斜めに開き、基底面積を広くとる。

・対象者には、少し前かがみになってもらい、介護者の肩に

 つかまってもらう。手すりがある場合は、手すりにつかまってもらう。

この時、介護者は対象者に近づきましょう。重心が離れているとそのぶんキツイよ(^^;

(近づき過ぎても身動きが取れないのでダンスを踊るような感じで('-'*)

 

・介護者は対象者の腰に手をまわし、腰を保持する。介助ベルトがあると

便利だけど、無い時はズボンをつかんでる(これってパンツやオムツが食い込んで

痛いらしいから、出来るだけ腰を保持しましょう)

・内力(対象者自身の力)を有効に活用する為、声かけを忘れずにd(-_☆)(せーのとか)

介護者は自身の重心を斜め下へ移動し、対象者に立ち上がってもらう。

 

いよいよ移動

片麻痺の場合

※ここでは左半身麻痺の方を例に、残存能力を活用しながら

  行う方法を、ご説明いたします。

※残存能力を活用するという事は、介護者がラクになるだけでなく

 ご本人の筋力低下を防ぎ、自分で出来るといった達成感も得られるため

 廃用症候群を防ぐ意味もあります。

左足を左へ・まずは介護者の左足(左麻痺の方を例にしてるため)を

移動しようとする左側へ向ける。(膝折れ防止のため、対象者の

患足のひざを介護者のひざで押さえながら)

・対象者の健側の手で、車椅子のアームレストをつかんでもらい、

健側の足を軸にくるりと車椅子に背をむけ(介護者は対象者の腰をくるりと

車椅子のほうへ向ける。)ゆっくり腰を降ろす。

※対象者に恐怖心があったり、理解力に欠ける場合は、アームをつかむより

 介護者につかまってもらったほうが、安心してもらえる&危険を防げるので

 ケースバイケースで、介護方法はアレンジして下さい。

全介助の場合

※ここでは筋力低下などにより、支えても立位が不安定な方への全介助による

 移乗方法をご紹介いたします。

※出来れば福祉用具を活用する。二人介助が望ましい。

 そのどちらも難しい場合に限っての方法であると、お知りおきください。

・対象者の足が床につくよう端座位にし、介護者は図のように位置し

 右膝は車椅子側へ向け、左膝は立てる。

 

 

 

 

・対象者の両腕を、介護者の背中に乗せ、前傾姿勢を取り

 対象者の体重を介護者の背中から腰へ通すように支える。

・介護者の左腕で対象者の上体を、右手で対象者の膝を支える。

 

 

 

・介護者は上体を起こしながら、対象者の

 左膝を伸ばす。

・さらに上体を起こしながら、対象者の右膝を伸ばす。

 筋力が低下していても、骨を使えば立てる と

 イメージしてください

 

 

・対象者の重心を対象者自身の右足に乗せるよう、

 上体を斜めに倒し、左足を浮かせる。

・浮かせた対象者の左足を、車椅子へ一歩近づける

 

 

 

・介護者の左手で、対象者の臀部または腰を保持する。

・介護者は対象者の左膝を保持し、対象者の重心を左足へ乗せる

・対象者の臀部が車椅子側へ向くように回転させる。

 

 

 

・介護者は対象者の左膝を曲げ、前傾姿勢を取り

 ゆっくりと対象者を車椅子におろす。

 

※但し、対象者自身の体重を下肢に乗せる事が危険な場合は

(膝関節を傷めやすい・骨粗しょう症などで骨折が予測される)

3〜5は省き介護者が担ぎ上げる事になる。←介護者の負担が大きい為

どうしても福祉用具の使用を受け入れて下さらない場合や、

1人介助しか手段が無い場合の方法であると覚えおきください('-'*)

  

支えても立つ事が困難・下肢を使う事が困難な場合

上記のように担ぎ上げる方法のほかに、抱え上げる方法もあります。

左図のように、臀部の後ろで手を組み合わせ、

手首から肘にかけて両腕で対象者を挟むように保持して

抱え上げます('-'*)

(この方法だと、がっしり抱えられ、ズリ落ちる事も少なくなる

 &『腰』を保持する方法より、重心が下がるため

 対象者の下肢への負担が少なくなる)

 

補足。。。手の動きを、もう少し詳しく書くと。。。

 

 

 

 

 

 

 

一旦、手の平を下に向け、前腕を対象者に沿わせるようにし(左図)

次ぎに手の平を内側に返しながら、同時に前腕を矢印の方向へ回す(中図)

この時、意識としては…ベッドと対象者の隙間に、前腕を少しでもはめこむような気持ちで(^^;

この状態で両手を組むと、前腕は対象者の身体にピッタリと沿い、がっしり抱えられると(右図)

介護者の脇は締まり、手首から肘までが、対象者にピッタリ沿ってる感じ…伝わるかなぁ?

脇が開いてると、フラフラと不安定になるもんね?(^^;

 

がっしりと抱え込んだら、肩(脇)・肘・手首の関節は

この状態で固定する。もぉ動かないとイメージする(^^;

 

腕をがっしり固定したままで、次ぎに対象者を

前傾姿勢に倒し、重心が倒れ出したと同時に、

右図の黄色い○の軌道を描くように立ちあがる。

 

 

腕を固定したままで、前傾に倒すのは…

自身の重心を斜めに倒して

対象者にぶらさがるような…感覚で(^^;

 

対象者の体重が移動しはじめた時は、

その体重を自身が着るような感覚と言うか…

う〜ん伝わるかなぁ〜(^^;

 

対象者の体重が移動しだすと、

二人の重心は、黄色い○の位置に移動する。

その勢い(力)を止めることなく、

そこから右上に立ちあがるために、

膝の屈伸を利用し、足裏で床を蹴るように立つ。

 

 

ぶらさがったつもりの重い荷物が、こっちへ倒れてきたから

「おっと」って感じで床を蹴って立った。。。って感覚。。。

ぶぅ〜ん(^^;こんなんで伝わるだろうか…自信ねぇ〜〜(^^;

 

座りなおす

筋力低下などによる全介助の場合

座りなおす・対象者の腕を胸の前で組む。
・介護者は、対象者の脇下から手を入れ対象者の腕を持ち、
後へひっぱる。(対象者には、出来れば足でふんばってもらう)

片麻痺の場合

自立支援の観点から、残存能力を活用してもらう

健側(図の場合は右)の手で、車椅子のアームをつかんでもらい

健足(図の場合は右足)で床を蹴って座りなおしてもらう。

 

患側がご自分で座りなおせない場合

対象者にアームをつかみながら上体を斜め(図の場合は右)に倒し

患側のおしりを浮かせてもらう

介護者は浮いたおしりの下に自身の手を差し入れ、患側臀部を移動する

 

 

ベッドから車椅子へ自力で移動する方法

 

ここでは左麻痺の方の、自力で移動する方法を

示しています。(青色=健側 赤色=患側)

右手(健側)で車椅子向こう側のアームレストをつかみ

右足を一歩前に出し、立ちあがります。

 

 

右手と左足で体重をささえ、右足の向きを変え

体の向きを変えます。

(この際、患足の膝折れが心配される方には

 注意が必要。膝折れ防止の装具をお持ちの方は

 移動の前に装着しておきましょう)

 

 

 

車椅子に腰をおろしたら、健足で床をけり

深く腰掛けます。健足でフットレストを蹴り降ろし

健手で患足を持ち上げ、フットレストに乗せます。

 

 

介助が必要な場合には『自力で出来ない部分』を介助するのだとご理解ください。

自力で移動する例を見て頂ければ、車椅子を置く向きや角度が、なぜ健側30度であるか

ご理解頂けるのではないでしょうか?('-'*)

  

☆ベッドから車椅子へ後方移乗する方法はこちら

 

☆スライディングボードが使いにくい場合はこちら

 

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