足の指の間が痒くなる日記

11月7日(水) 「どこで手に入れたんや? あぁ?」

6日の日記からの続き…


不肖3太郎…

警察のお世話になってきました

いやいや、言葉が足りませんでした

落し物を拾ったんですよ

で、警察にお届けに参上したんです

その落し物とは「バイクのナンバー」だったんです

落ちていたのはウチの職場のキャンプ場内の道路上

「ああ、きっとお客さんの落し物やな」

何の気なしに拾って懐へ…あ、いやいや事務所にもっていきました

そしたら上司の言うことにゃ

「こう言うモンはお上に届け出るモンや、お前、行ってこい」

と言われたんで、ソレを口実についでに早退したって訳なんですが…


ふもとの村の駐在所に到着

「すいませーん」
シシラシーーーーーーーーーーーン…
「誰か居ませんかぁ?」
シシラシーーーーーーーーーーーン!
「帰りますよぉ」
シシラシーーーーーーーーーーーン!!

帰ろうかと思ったそのとき、デスクの上の電話に「コチラへおかけください」とメモ書きが

早速回すと本署へつながった模様

「あのぉ、カクカクシカジカで…」

「判りました、すぐそっちへ向かうので待っとって下さい」

10分、20分…

やっと来ました…世にもイカツイ警官が3人。またみなデカイ

「ああ、あんたですか?電話したん」

駐在所中央のイスに腰掛けた私をきっちり120°間隔で取り囲む3人

「はぁ。実はこんなものを…」とナンバープレートを差し出す

「!これ、どこで手に入れたんや?あぁ?」

「は?いや、電話でも言いましたけど拾たんです」

「ほぉぉ…みなそう言いよるんや…で、どこで手に入れたんや?」

「いや、だからちゃいますって!拾たんです!」

だんだん3人の包囲網がせばまってくる…

これは、もしや・・・尋問?

もう、必死にならざるを得ません

せっかく早退までしたのに…

一晩寒いところへ閉じ込められた上に、くさいメシ喰わされてたまるもんか!

汗だくでの説明でようやく信じてくれた様子

「そうか、わかった。ほな、調書取るからな、もうちょっとおって」
え〜まだ帰られへんのぉ?腹減ったよぉ…

抵抗してはいけません。ここで逆らってはすべてが水の泡です

それに向こうはピストルだって持ってます。ガマンだ…

「ええと、名前は?」「○△×●です」「住所は?」「どこそこです」「免許証見せて」

や、やっぱり尋問です!

結局小一時間、イカツイ警官に囲まれたまま、身動きできずに居ました

「よっしゃ、ほなもう帰ってええで、ご苦労さん」

「…ちょっと待って下さいよ!まるっきり犯人扱いしといて!何がもう帰ってええよですか!」

3太郎ついに怒りが爆発です!

「犯人扱い?別にしてへんで、なぁ?ワシらいっつもこんなんや、なぁ?」

後ろの3人もウンウンうなづいています

…これは…もう、アカン…ここで何ゆうても始まらん…アホらしなってきた…


「ほな、気ぃつけて帰りや」という少し態度の軟化した警官の声を背に駐在所を出ます

もし怒らなかったら先の警官の言葉は、こうだったかも知れません

「もう、こんなとこ、戻ってくるんじゃないぞ…」


それにしても、警察官にも、コンナ人いるんですねぇ

いや…まだ居た!よし、いつか書いてやる…!

日記才人の投票ボタンです
本日の小ネタ
素朴疑問シリーズ 其の二

ししゃものオスは何処へ消えた?


戻る     次へ    前へ