足の指の間が痒くなる心意気
2003年7月7日(月)「採便」 |
明日は年に一度の健康診断である。毎年この時期が巡ってくると、ボクは便秘になってしまうのだ。どうやって採便してよいのか、判らなくなってしまうのである。 最近の検便市場では、マッチ箱などはすでに絶滅している。プラスチックのペンのようなモノで黄金をひっかくだけ。するとペン先に刻まれた溝に便が溜まってあっという間に採便が完了する。またペンには保存液の入ったペンホルダーまで付属しているので、黄金付きのペンを持ったままうろうろしなくても済む。 しかし問題はそれ以前にあるのだ。我が家の洋式水洗便所では、黄金は水面下に沈んでしまうではないか。たまり水のなかに、せいぜい長さ5cmのペンを突っ込むには人智を超越した精神力が必要だろう。 水面に紙を敷いてもみた。しかしトイレットペーパーでは気張っている間にどんどん水に溶けてしまい、何の役にも立たない。ならば、と新聞紙を敷いてその上に一度やってみたことがあるが、新聞紙の始末に大騒ぎとなってしまう。まるで核廃棄物扱い。 和式便所は駅に行けばあるが、わざわざ採便のために駅に容器を携えていく、というのも何か大きな間違いを犯しているような気がする。 採便は日を分けて二度、行わなければならない。明日が健康診断だから、今日が第一回目のリミットである。万策は尽き果て、致し方なく新聞紙とビニール袋、そして採便用具一式を持ってトイレに。すると! なんと、今年の用具セットの中には新兵器が装備されていたのである。 その名も「採便シート・ナガセール」。要するに洋式水洗便器のたまり水の上に敷き、用を足す。そしてそのまま水に流せる、という優れものである。トイレットペーパーのようにたまり水の上に置いた瞬間から溶け始める、と言うこともない。コレは便利! おかげで今年の採便からは、便秘にさようならできそうだ。 ありがとう! ナガセール(特許出願中)! |