足の指の間が痒くなる心意気
2003年3月16日(日)「雀、百まで」 |
静岡の宿泊研修先は、自衛隊富士演習場のほん近く。研修中にも時々遠雷のような「ドーーーン」という音がかそけく聞こえてきた。 朝6時と夕方6時、そして晩の9時にはラッパが鳴っていた。帰りにバスの車窓から演習場の方をのぞくと戦車が整然と並べられてあった。その砲身はまさに天を衝くがごとく、鈍色に輝いていた。 嗚呼、心がはやるのを禁じ得ない。子どもの頃はプラモデルで戦車一個小隊や艦隊やらを並べては嬉々としたモノだし、子どもの頃の子ども会のキャンプでは今では考えられないが、自衛隊の駐屯地でのキャンプだった。 自衛官と一緒に風呂に入り、駐屯地の食堂で隊員と同じ馬鹿デカイどんぶりにテンツク盛りのメシを食い、野戦用のテントで寝て、中隊長交代式の見学もし、駐屯地内の敷地を隊員さんが運転してくれたジープで縦横無尽に乗り回し、対戦車機関銃(もちろん弾は入ってない)の引き金をおろさせてもらったり。 子どもの頃からこう言う教育環境にあったからでは無かろうが、研修をほっぽり出して、演習を見に行きたい誘惑に何度駆られたことか。血が湧き肉が躍るのを抑えられない。しかしこんな突き出たお腹では、ほふく前進などできまいなぁ。肉は肉でも、踊るのは贅肉だろう。ぷるぷる。 |