足の指の間が痒くなる心意気
2003年2月13日(木)「夫婦二日目」 |
結婚二日目はいそがしい。婚姻届を出し、表札を作り、一週間分の食糧を買い溜め、銀行、郵便局……コマネズミのようにあっちへこっちへ。腹はぺこぺこ、足は棒のようだ。 夫婦として初めて作る夕食は「キムチ鍋」。わんこが全部やってくれた。 そういえば、結婚式のなかで「フィーディング」という演出を入れた。ウェディングケーキへの入刀のあと、そのケーキを一口ずつ互いに食べさせあうイベント。 夫は妻に対して「一生食べ物で苦労させないよ」 妻は夫に対して「一生美味しい料理を作るわ」 そういう誓いを込めて食べさせあいをする。冷静に考えればジェンダー思想に思いっ切り反しているが、式の最中は頭に血が上ってるからそこまで気が付かない。 二日目の夕食「キムチ鍋」は、まさにそれを体現した。買い込んだ一週間分の食材でできあがったのは「何人分あるねん」と突っ込んでしまうほど大量の鍋。食っても食っても無くならない。 わんこが作り、わんこが食べる。 ボクも食べるが、わんこも食べる。 わんこが作った確かに美味しい料理。 そしてわんこは食べ物に苦労せず食べる、食べる。 きっと一生こんな予感。明日の晩もキムチ鍋。 |