足の指の間が痒くなる心意気
2002年5月12日(日) 「寝ぼけた電話」 今日は彼女がウチにやってくる、と聞いた。 仕事を途中でほっぽりだし、それでも少し遅めになったが急いで帰る。 途中で彼女の携帯に電話を入れる。 …出ない。きっとウチでぐぅぐぅ寝てるに決まってる。よしよし。 とにかく急いで帰ろう。 普段、帰りは使わない高速道路を使う。 交通法規を一切無視して、半ば暴走気味に我が家を目指す。 そろそろ彼女も起きだして夕食の支度を始めてくれてるだろう。 想像する。 我が家のドアが近づいてくるたびに徐々に濃くなってくる夕食の香り。 今日はシチューだろうか? それとも肉じゃがだろうか? ああ。腹が鳴る。 駐車場に車を停めるのももどかしく階段を駆け上がりドアの前に立つ。 鍵を開け、扉を開ける。 …真っ暗け。 おかしい。 今日は来てるはずじゃないのか? 電話してみよう。 「も、もしもし?」 「うぃ〜。寝てたぁ」 「あれ?今日はウチで寝てるはずじゃぁ…?」 「うん?そんなこと言ってないよ?」 「あ。あれ?そう?昨日電話で…たしか…」 「ううん?昨日は寝てて電話してないよ」 「そ、そうですか…」 春の宵は記憶までまどろみのかなたで混沌とさせるようです… それにしても。 あなたは寝てばっかりなんですね… |
片言隻句 寝たきりも 二人でならば 愛あふれ 寝る子は育つ ただし横だけ 3太郎 |