姫路城には抜け道はあるのでしょうか。

写真は「お菊井戸」です、番町皿屋敷などで有名ですが、中を覗き込みますと天守閣の
方向にトンネルのようなものがみえます。井戸としては不自然な構造です。そのために、
抜け道ではないかと、調査されましたが、抜け道ではありませんでした。
埋め門や崩れ門などの仕掛けのあるところがかなりあります。井戸も建設当時は33ヶ所
もありましたが、現在は13ヶ所しか残っていません。「空井戸があって抜け道があったが
埋められてしまった」という伝説ができたのでしょう。
しかし、大掛かりな堀さらえをした時、内堀(平均巾20メートル、平均水深2.7メートル)の
中に水中堤が発見されました。非常の場合に堤を渡って外部に・・・・。とも考えられますが
反対に攻め込まれることもあり、両刃の剣です。本当の水中堤の意味や役割は解っていま
せん。