埋め門(穴門)、崩れ門の構造の秘密

姫路城は防御を築城のコンセプトにした要塞です。
忍者屋敷のような小さな仕掛けは怒涛のように押寄せる軍勢には役に立ちません。最初の
二枚は埋め門です。一枚目は天守閣側で、二枚目は入り口側となります。穴門とも言います
が埋め戻すのは石などを落すだけですから、素早く対応できます。入り口は狭くなっています
ので、埋められた石などを取り除くのは入り口側からは出来ない構造です。
崩れ門(3と4枚目)は相当の力を加えると崩れるとも言われますが、上部には大きな櫓があ
りますので、やはり埋め戻す構造のようです。

石垣なども登り難いように反りが途中から大きくなっています。扇の勾配といいます。