石垣島 (’07.07.22〜26)
昨年に引き続き3回目の石垣です。
今年は、個人ガイドさんのエコツアーでシュノーケルをする!
っていうのがメインです。
懐具合が寂しいので、宿はネットで評判の良い民宿にしました。
エコツアーも宿も大当たりで、昨年よりも思い出深い旅行になりました。
毎度おなじみ、急停止急旋回の滑走路です。
着いたらもうそこは灼熱でした。
今年の大阪が前半涼しかったせいで、バスを降りて宿までは
1分て書いてあったのに、その1分が10分に感じられ、宿に着いた時には
3人共汗だくで耐えられん状態。暑い!なのに隣の部屋の子供がウチの部屋
の扉を開けっ放しにしていたもので、クーラーは全然効いておらず
親分 モロ不機嫌。”民宿は嫌や!” と全身で表しておりました。
明日からの予定を確認して、早いけど夜ご飯。太陽がこうこうと輝いている中歩くのを考えるだけで
ぞっとしました。
徒歩1分の郷土料理屋さん ”ゆうな” さん。
待ってました 島豆腐! やっぱりおいしい! 二度頼んでしまいました。右は野菜のチャンプルと
紅芋のコロッケ。
ビギンが必ず寄ると言うのと、グッチさんのお気に入りらしく、暖簾の字はグッチさんらしいです。
ゆうなは沖縄に良くあるお花みたいです。
宿の近くにこんなお店が・・・
右がその暇つぶしの店で、でたらめ丼なんてものをやっているよう。一番右は黄色いゆうなの花です。
宿は”音楽と農家の宿てぃだぬふぁ” さんと言うところ。朝ごはんのみ付いており、毎日和洋の
入れ替わりです。パンは黒糖と紅芋とかぼちゃです。パパイヤのしりしりサラダやふかし紅芋も
付いてました。
和食の日はこちらの名物油味噌が付きます。 (写真忘れました)
ほろほろに炊いた豚肉と、味噌とゴマなどを丁寧に炒ってあり、美味しいので分けて貰いました。
市場や土産物屋でも売っています。
● 二日目
朝から一日全日空リゾートで遊びました。
屋外・屋内プールとビーチで遊びまくり。はるチンは一日目一杯遊んで、例のごとくスライダーやりすぎで
腿の付け根が赤くなって痛がってました。懲りないやつめ。
屋内プールは潮水です。親にとってここは極楽なのですが、子供がそればかりもさせてくれません。
とにかく!一日遊んだっ! って日でした。
ここに泊まればいいんだろうけど、今回の私たちの3人4泊分の宿泊費とここ1泊と大して変わりません。
夜は念願のペンギン食堂。島ラー油で有名ですが、食堂はしばらく休業中だったので
今年が初めてです。すべてが予想をはるかに超えるおいしさ。
テーブルにはラー油とにんにく油が置いてあります。
ペンギンさんとは、ご主人の苗字らしいです。
右はジャガイモの前菜。しゃりしゃりしてウマイ!
ビールについてくる付きだし。カンドウフ・・・と言ってはったけど、台湾の方ではポピュラーな乾燥豆腐の事みたい。
これがすごく美味しかったのです。 島豆腐とザーサイのサラダ・汁餃子・ジャージャー麺
どれがって、全部全部美味しい!ジャージャー麺はかんすいの入らない手打ち麺です。
有名な五色餃子。島の野菜やうこん・イカ墨・しまらっきょ等を練りこんだ手作り皮です。
うーーん 来れて幸せ。
● 三日目
ウエットスーツでお茶をたしなむ、おつな小3です。
この日は楽しみにしていたシュノーケルツアー。
私たち3人にお姉さん一人が付いてくれるのです。
”くじらぐも”さんといって、一人でエコツアーをなさっています。宿の女将に紹介
してもらいました。午前・午後ともシュノーケルを選びましたが、海にはカメラは
持っていけないので、残念ですが写真はありません。上の写真は、お昼ご飯です。
お姉さんの車が、生い茂る草をかき分けて到着したところは、カビラ湾ですが賑やかな
場所とは違い、誰もいない砂浜。この時は潮が引いた後で、徐々に満ちてきていました。
木陰にござをしいて、お姉さんが作ってくれた、名物じゅーしーおにぎりや
パパイヤのサラダ、人参のしりしり、昆布の子供とゴーヤの酢の物。
あだんの葉の上にのせてくれました。
そして、午前中 シュノーケルの途中で汲んだ海水で作ってくれたおぼろ豆腐。
デザートは、切り分けてくれたパイナップル。
お姉さん、最高でした。今起こっている事全てが夢の様な時間でした。
最高に蒸し暑い事をのぞけば・・・
食事が終わって休憩。お姉さんが三線で唄ってくれました。
音色と唄声と波の音。なんともいえないいい気分です。
親分とはるチンが潮の引いている砂浜で遊んでいるあいだ、かにが砂からぴょこぴょこ
出てきたり、ヤドカリが家を探していたりと、ほんとに和む時間です。
ここはどこでしょう。 午後からのシュノーケルに向かうところです。
” はい 着きましたよ ” と言われても、海は無い。
この草っぱらでウエットに着替えて少し歩くと、そこは誰もいない入り江!
めちゃめちゃ綺麗で静かな入り江でした。
そこから泳いでリーフエッジまで行きました。ストーーンと海のそこが抜けているようで
怖くも有り綺麗でもあり。
写真が無いのが残念です。
感動をもっと伝えたいのですが、はるチンと私は乗り物酔いチャンピオンなので、
海にも泳ぎながら酔い、酔っているはるチンが気になってお魚ウォッチングも
そこそこに砂浜まで戻ってきました。親分は感動しきりでした。
なんとか次までにこれを克服したいよーー。
夜は、宿から徒歩1分 南の島(ぱいぬしま)さんで食べました。ゆうなさんとお料理自体は
似た感じでした。女将さんは女闘牛士らしいです。
● 四日目
朝からレンタカーを借りてドライブ&シュノーケル。
去年&前日にも行った米原ビーチへ。
ここは、一見マリンブルーでもないし、魚おるんかいな? と思ってしまうんだけど
それは浅い所にもさんごがたくさん生息していて、その影で海が青く見えないだけなのです。
海に入ったらすぐそこに魚がたくさんいます。
昨日 お姉さんからレクチャー受けて、珊瑚や海の事色々学びました。
1年で1cmしか大きくならないってことは、50cmは50年1mは100年・・・・
人間の勝手で傷つけてはいけませんねぇ。去年より随分うまく珊瑚の間を泳げるように
なりましたよ。迷路に入ってもうまく抜けられます。
色とりどりのお魚のアパートを覗かせてもらい、魚さんありがとうです。
上の様に楽しそうですが、朝からずっと親分とケンかをしていて、私は泳ぎたくないと
言って砂浜で座ってました。この後 機嫌を直して泳ぎましたが、原因も忘れました。
短気は損気です。
そろそろあがろか・・ と言ってると、突然黒い雲に覆われ、スコールの様などしゃぶりが!
急いで車に戻ろうとするも、売店のひさしから車までわずかな距離が出られない。
どうにもこうにもなりゃしない。仕方ないので、雨の中 屋外シャワーを浴びて
又 売店のひさしの中にもどり体をざっと拭き、少しましになったのを見計らいダッシュ!
濡れながら車に荷物を積み、車の中へ入って着替えを。
マシになったと言っても、車の中で着替えても、誰からも見えない位降ってます。
なんとか着替えて、雷雨の中お昼ご飯を予定していたカフェへ。
なんとかカフェを見つけたものの、カフェの駐車場から中へ入れない。
何分待っても雨は変わらず、一人が犠牲となり傘を借りに走ることにしたけど
そのタイミングすらないほどの降り方。
なんとか私がダッシュして店内に入ると、パンは残りわずか。
”パンを買って食べたいので、傘を・・・”
と言っていたら、他の人が店内に入ってきて、パンを買うそぶり・・・
お腹ぺこぺこの私たちから、今このパンを取られたら、又雨の中どこへも行けないし
どうしよう・・ と涙目になりそうになった時、お店の方が ”こちらが先なので・・・”
と言って下さったので、なんとかkeep。その人には悪いけど、この時ばかりは
譲る訳にはいかんかったのよぉ。 (いくつかは譲りましたけどね)。
カフェは”ゆがふやまばれ” と言うお宿に併設されている所。
雰囲気も景色もパンも、何から何まですばらしい! 又お姉さん二人がとても美しい!
お姉さんの一人がパンを焼かれているそうです。
お宿はコテージタイプでどれにもプールがあるようです。
素敵だけど、我が家には予算オーバーです。
食べ始める頃にようやく雨もやみ、晴れ間が見えました。
カフェからの眺めです。
色々予定はありましたが、雨待ちで予定が狂いったので、昨日お昼ご飯を食べた穴場スポットへ
自力で行くことに。 なんとかいけました。車を止めて少し歩くと、左の様に海が見え、誰もいない
砂浜へと出ます。地元の人はちょこちょこいるらしいですが、平日だからね。
右の写真、奥がカビラ湾で真ん中右あたりに少し白い砂浜が見えるあの辺りです。
はるチンも私たちもヤドカリを見つけて楽しみました。
最後の夜ごはん、ネットで調べたお店に行った物の、メニューも少なく想像とはちょっと違ったので
迷った挙句、すいません・・・とお店の人に謝り、お店を出てもう一度 辺銀食堂へ行きました。
この前食べなかった手打ち麺と、アグーの餃子も食べ、ちょっとひどいけど さっきのお店
やっぱりやめて良かった〜と。
一番右は、商店街で露天のおばちゃんから貰ったパッションフルーツです。
熟れ過ぎてたみたいだけど、甘酸っぱくて美味しかった!
その夜、私達が最後の夜だからと言うことで、女将さんが三線で唄い、踊ってくれました。
カチャーシーと言って、唄にあわせて陽気に踊るのは皆で参加です。
はるチンは到着した日の夜も参加していたため、カスタネットの様な楽器も上手に鳴らしていました。
女将さんありがとう。
三線の練習中
帰る日、空港に近い全日空リゾートでプールとシュノーケルをしました。
去年、あれほど感動したシュノーケルだったのに、くじらぐもさんを体験した後では
むなしく感じてしまいました。珊瑚も無い場所で寄ってきた魚は、そこで餌をもらえると
分かっていて、私達がインストラクターのお姉さんに渡された餌を待っているのです。
今年はそれが何だか悲しかったです。
今回の旅行は一家にとって、ちょっとだけ自然との付き合い方も勉強した、意味ある海遊びになりました。
あーーー 早く くじらぐもさんツアーに行きたい!
おまけ。石垣の”さんぴん工房”で買った手ぬぐいです。
シーサーやごうや、他にも可愛いの一杯ありました。
写真をうまくとれないので、これじゃ営業妨害ですね・・・。
八重山にはやもりがたくさんいます。ヤモリは家を守ってくれるからいいんでしょうが
虫嫌いの我が家には刺激的でした。私は慣れましたが、親分は中々そうは
いかなかった様子。二日目の夜、部屋の中とも外とも取れるような感じで、
キーっ、キーっと虫の泣き声が。こおおろぎ?それにしても大きいなぁ・・・
と思いながらも寝たんですが、かなりやかましかったので親分は辛かったみたい。
翌日くじらぐものお姉さんに話すと、ヤモリはキーっと泣くのよ・・と教えてもらってから
大変。次の日も虫の鳴き声が大きい!親分はヤモリが部屋にいるんじゃないかと
心配になって眠れない様子。部屋の外では宿のバイトのお姉さんとおじいが
泣き声があまりにうるさいので探索している模様。”やもりですか?”と聞くと
”こおろぎだと思います。ヤモリはもっと高い声で鳴くので(そーなんや)。
こおろぎがどこかに紛れ込んでいるんでしょうね” とおじいと一緒に懐中電灯で
こおろぎ捕獲隊。
うちの天井かな? と見て貰ったけど、どうやらろうかの様でした。
しばらくして泣き声がやんだので捕獲成功したんでしょうね。
親分はこおろぎとわかって、幾分寝やすくなったようで、その後眠れたようです。
ほんと、びっくりするぐらい大きい泣き声なんです。