十一夜物語の世界


十一夜物語世界観地図


昼は灼熱。そして、地平を駆ける風の轟音。 
それが、夜ともなれば、水底のごとく冷涼な静けさにとってかわる。
あまたの少数民族群が、畜獣をひき連れては遊牧の営みを続ける、広大な草原。
その大地を行き交うのは、ちぎれ飛ぶ翼のような雲や、乾いた熱砂風、刻々と姿を変える陽の影、陽炎、渡り鳥、隊商の列、といったものたち。
そして、生あるものたちの、あまたの記憶、あまたの言葉。
それは、いつとは知れぬ時の彼方より訪れ来る、昔語りか、永劫の夢か。

十一夜物語、序「蒼弓月の夜」より

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