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多武峯 1

多武峰街道」は、浅古一の鳥居から五十二町の町石に誘われ行く談山神社への道である。途中にある等彌神社は、神武天皇鳥見山中霊畤が行われたところ、霊畤は即位大嘗祭の発祥地といえる。街道は多武峰から冬野を経て吉野・龍門への道に結び、女鳥王と隼別の悲恋物語や人麻呂が長皇子の猟路池の狩りに同行した時の万葉歌碑がある。また寺川沿いは多くの文人墨客が往き来した。本居宣長の「菅笠日記」や芭蕉の「笈の小文」に当時の様子が記されている。

    

桜井めぐり

1  大福、戒重、仁王堂、 桜井宿の札の辻
     大和、難波(
なにわ)を結びたる 最古の道や横大路(よこおおじ) (桜井

東西に横大路 現在の道標 多武峯方面へ立大路


2 磐余(いわれ)の山の晩鐘と 鳥見八景に数えらる
    東光寺山の頂きに 延久開きし大師堂(
だいしどう) (谷)
頂上には多くの石仏がある 東光寺 東光寺山よりの展望

3  桜にあけてしまいけり 芭蕉の句碑や来迎寺(らいこうじ
     融通念仏良忍(
りょうにん)の 巡錫(じゅんしゃく)ありし深き縁 (桜井)
来迎寺正面 本堂 嘉永6年(1853)の建造という 春の夜はさくらに明けてし舞けり はせを


4 小野の榛原、鳥見の山 神武天皇即位せる 
     大誉祭のはじまりの 零時の址や等彌神社(
とみじんじゃ) (桜井)
霊畤(れいじ)、「まつりのにわ」  頂上 等彌(とみ)神社

5 等彌(とみ)のおん神おろがみし 春夫、大学、友情の
     句碑並び立つ境内に 薫れる花は百合の花 (桜井)
         堀口大学句碑                 等彌神社百合祭り       大和にはみささき多し草もみち 春夫

6  倉梯山(くらはしやま)やご破裂山 まなかいにして美しき
     浅古の辻の地蔵さん 石の宝塔五輪塔 (浅古)
地蔵さん   宝塔 台座に「暦王4年(1341)4月17日日願主田中重俊」の銘文あり

7 みどりの杜の兜塚 大王眠るメスリ山
     一の鳥居をくぐりなば 五十二丁の多武(
たぶ)のみち(浅古・上之宮)
談山神社 一の鳥居

8  流れに渡す寺川の 飛び石伝い石の橋
     若く賢き厩戸(
うまやど)の 皇子の宮跡(みあと)の上(かみ)つ宮(上之宮)

9 石垣高く丘の上 白壁めぐる聖林寺
     み恵み深きおん眼(
まなこ) 国宝天平観世音 (下)

10 蘇我馬子の専横(せんおう)を 憎みたまいし崇峻帝
     悲憤の涙 倉橋の 川に渡して眠る岡(倉橋)

11  薄墨桜風に舞う 下居の里はそのむかし
     鼓の里と呼ばれたり 「女蔵折居」の 名器あり (下居)


12 小倉の山か今井谷 八講桜と名も高き
     枝垂れ桜の花うたげ 樹齢数えて四百年 (今井谷

13 音羽百坊とうたわれし 音羽の滝や観音寺
     十七丁の山坂に うぐいすの声ほととぎす(南音羽)

14 経が塚山熊が岳 宇陀へ越え行く新針の
     女軍置(
めいぐさお)きし女坂 滝音涼し不動滝(矢井内・針道)

15 吉野の旅の道すがら 芭蕉、宣長渡りたる
     うるわしき橋、尾形橋 楓若葉や水の音(矢井内)


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