直線上に配置
初心者の北海道バイクツーリング  2017
直線上に配置

■2017年 7/28〜8/4 2回目の北海道ツーリングに行ってきました。
”鹿に蹴られておいで”、 と家族に見放されて。

去年は天候も良く、楽しいツーリングでしたので、日ごろの行いが優秀な私は
今年も良い事だらけでしょう。









初心者の方向けに、初心者の私が情報を掲載します。


●フェリーのスロープを上る直前に、乗船券を係員に見せ、バーコードに読ませなければなければなりませんので、
準備しておきましょう。 私は洗濯ばさみでシールドに止めています。


●フェリーに乗船後はバイクを止めるのは、壁に前輪を押し付けての駐車となりますが、下船時には荷物満載状態で
バックしなければなりません。 
この時が一番立ちごけしやすいですし、床には乗り越えなければならないぶ太いチェーンがあります。 
恐らく女性ライダーでは無理です。 
私も怖かったので、係員に了承を得て荷物を積む前にバイクを空いているスペースに移動して荷造りしました。

ハーレーの人も係員にバイクをおすのを手伝ってもらっていましたので、遠慮は要らないと思います。

●初心者には、無料のキャンプ場をお勧めしません。 無料とは治安も心配だし、管理にも最低限でしょう。
夏ですので夜中に、暴走族まがいの遊び目的の車両が入ってくるかもしれません。

●雨具は取り出しやすく、一か所に格納しておきましょう。 夕立は突然やってきます。


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★     日程内訳    2017年

7/28(金) pm11:30 舞鶴港発


 フェリーは、ツーリストAの海側一番奥を2ケ月前に予約した。 去年と同じ場所で最高に良いポジションです。
舞鶴市内のコンビニで、夜の弁当を買った時に、最初の事件が起こった。 なんとナビが起動しないのである。

私は年寄りでガラケータイなので、カーナビを付けているのだが、夜の8時過ぎに故障したので物凄く焦った。 
死ぬほど焦った。 昔であるまいし、一週間の間ずっと地図帳でツーリングなんて無理 !!

 コンビニの店員に家電量販店の場所を教えてもらって、閉店間際に購入できたが、取り付けが問題である。
本体は、故障したナビに重ねるようにガムテープで固定し、電源はシート下のシガーソケットから配線した。
シガーソケットを付けておいたのが、命拾いであった。

暗いフェリー乗り場の片隅で、荷物をいっぱい散らかして、挙動不審な作業を2時間近くした。 他人から声を掛けられたり恥ずかしかった。


  
    見よ、この痛々しい姿を !                      弁当と、洗濯ばさみで付けた乗船チケット (これが便利なのだ




7/29(土)  pm8:45に小樽港に到着

  
    ツーリストAの海側一番奥、写真の左は海が見える窓           小樽が近い夕方の景色、義経伝説の岩かな ??


北海道ツーリングの初日の宿は、どうするのか悩む処ですね。  しかし、苫小牧東港に比べるといろんな選択肢があります。
  おたる自然の村  小樽市天狗山1丁目国有林野4152林班  0134-25-1701 
に野営しました。 


  

 ここは、
事前予約が必要ですが、pm10:00まで受け付けしてくれて、本当は、常設テント(千円)を予約して、
深夜のテント設営を省きたかったのですが、土曜日で空いていませんでした。

フェリーを降りてコンビにで食料を買ってから行っても大丈夫、フェリーから20分位かな? 私と同じフェリーのライダーが5人位来ていました。
また、駐車場からテントサイトまでが200mで遠いのですが、フェリーからのライダーはサイトに近い場所にバイクを停めるように言われました。
そして、テントも近場で良いとの事であり、私はバイクの横3mにテントを張りました。  深夜の訪問者なので、早く静かに野営させる配慮でしょう。

キャンプ場の評価は、夜に入って早朝に出たので正確な事を言えませんが。 料金700円、市営なので管理はしっかりされていました。
駐車場とテントサイトが200m(リアカー有)と遠いのと、ゴミ持ち帰りが問題なだけです。 小樽市民の憩いの場なのでしょう、家族連れが多いです。




7/30(日)  積丹ブルーを観光し、日本海を見ながら北上

とまえ夕陽ケ丘オートキャンプ場 
苫前郡苫前町栄浜67-1  0164-64-2339 に野営


 


今回どうしても見たかった積丹ブルー。 外国人がまだ来ていないであろうと思い、早朝にしたくして8時頃に
神威岬着いた。
しかし、いつもの北海道と違うのだ、それは気温が高すぎる、太陽が容赦なく照り付ける、猛暑なのだ。 30度をゆうに超えている。
ついでに回りは外国語がいっぱい聞こえて、まるでガダルカナル島のジャングルで敵兵に囲まれたようだ。

岬の先端まで20分と聞いていたが、一時間くらいに感じた。 シャツもパンツも絞れば水が出る程の汗、きつい坂を往復するのである。
死に物狂いで駐車場に帰ってきた時に、外国人を乗せた観光バスが、兵士を満載した装甲車に見えたのは私だけではないはずだ。

帰りにバイクに乗って走り始めた時の涼しさは今でも覚えている。 今日は止め、キャンプ場まで走り続けよう、もし止まったら、道端で寝よ。

少し機嫌も戻り、留萌を過ぎたあたりでガソリン補給の必要が出てきた。 0.5Lの携帯缶も有るがしれている。
留萌に戻るようにしてスタンドを探したが無い。 
焦った、オロオロした。 ようやく見つけた小さな町のスタンドは日曜でお休み。 商売する気あるのかよ! もうダメだ、地元の人に聞いた。
探しまくった町中の、たった1本隣の道路にホクレンGSがあるとの事。 俺はこの町を何周したか! JAFのお世話になる事も覚悟した!

炎天下の汗と、冷や汗の両方をかいて脱水状態だ。 こうなればキャンプ場でビールしか選択肢はない。 一番近そうな所にした。



●とまえ夕陽ケ丘オートキャンプ場について

はっきり言って、最高のキャンプ場でした。 500円。
 ライダーが4人、チャリダーが1人、ファミリーのオートキャンプが10組位で空いていた。

綺麗なシャワー有、健康ランド隣接、ゴミOK、テント横にバイク乗り入れ、広大な敷地であり芝生の状態も良い、海辺の夕日がきれいし、開放感大
国道から少し奥まっているので静か、オートキャンプの家族もいるので治安も良いし、女性一人旅でも安心、そして空いていた。


    
     料金は500円                               テントサイトの横にバイクを置ける



  

     一緒に遊んでいた猫があいそをつかして帰った              海辺の丘の上が広大なキャンプ場、夕日がきれい



            

 チェーン張りのボルトが曲がったので応急修理         ベルトが切れた、不吉な予感?





7/31(月)  
オロロン街道、白い道、宗谷丘陵、宗谷岬、エサヌカ線
          そしてオホーツク海を見ながら南下

五鹿山公園キャンプ場  
紋別郡湧別町北兵村二区 01586-2-3141   に野営

朝5時に起床し、オロロン街道を通り、宗谷岬に向かった。 昨日に比べて曇りで気温も涼しい(本当は寒い)。

  
 白い道は、稚内から宗谷にむかって国道238号を走ると、宗谷岬の手前右側にセイコーマートがあり、それを過ぎると”宗谷公園”の看板がある。
その看板通り山側に進むと郵便局があるので右折します。 そして直ぐに左に細い路地があり、それがそうです。 
白い道は物凄く分かりにくいので、事前にネットで調べておきましょう。

宗谷丘陵は霧で何も見えませんでした、宗谷岬も寒くて震えていました。 昨日の暑さは何だったんだ? 今日の寒さは何なのだ?
宗谷岬はさすがに外国人は少なかったが、レンタカーの人が何人かいた。 ここも何年かすると ?
宗谷を後にして、エサヌカ線に行ったが、寒さに加えて雨まで降ってきたので、震えながらオホーツク海を南下し今日のキャンプ場を考えた。
手袋も冬用をはいて西日本の3月位の装備で走ったが、自分の体温がドンドン低下していくのが分かった。 
他のライダーも必死こいて南下していた、そらそうだ、皆震えながら網走あたりを目標にしているのだろう。
しかし、最高気温が20度だとさ、昨日と10度以上下がっているとさ、げに恐ろしや北海道。



●五鹿山公園キャンプ場について
  紋別郡湧別町北兵村二区 01586-2-3141

領収書はA4サイズで大きいので画像は省略です。
町立できれい、料金500円、ゴミOK、シャワー有り、駐車場とテントサイト近い、木が多い山の中、コンビニ近い、町にはお風呂屋さんもあるらしい。
敷地内に鉄道車両があり、泊まれるらしいが(未確認)、無知な私は雨の中の初キャンプで苦戦しました。
キャンパーはほとんどいなくて、数人いたのか?私一人だったのか?分かりません。 
山林の中が好きかどうかは別として、条件は良いのにもったいないです。
空いていて穴場の良いキャンプ場ですが、雨と寒さで気分はブルー
シート

  森林の中なので、開放感は無いが涼しい。 しかし今回は雨で寒かった


  
       誰もいないので、バイクを近くに移動した                     ホームレス ??




8/1(火)  私のお気に入りのメルヘンの丘を見て、芝桜街道、
         斜里、知床横断道路(往復)、羅臼に行く


国設知床野営場 斜里郡斜里町本町29番地  0152-22-2125   
に野営


朝4時に起床し、雨の中でのテント撤収です。 そしてカッパを着て思い出のあちこちを走りました。 
斜里の”天まで続く道”も通りましたが、北海道はどこにでも長い直線路は
ありますので、感動はあまりありませんでした。
でも、ウロト手前の海岸通りははきれいでしたし、知床横断道路も流石に良かった。 羅臼の町も何年振りだったろうか? 
次回は羅臼で観光船に乗ろう。 (ウロトの観光船は過去に経験した。)
昼頃には雨も止み、曇りとは言え良い気候でした。


  
ロト町中にあるオロンコ岩に上った、60mの高さからウロトの町が全貌できます。 赤い○印のあたりが国設知床野営場です。



 国設知床野営場について。

本当に鹿がいました。
 これが目的でここにキャンプしたのです。  北海道は他にも鹿がいるキャンプ場はありますが。
ここもお勧めですね、文句なし。

 盆頃はキャンパーが多いかもしれませんが雰囲気の良い所です、しいて言えば設備が少し古いかな? 丘の上の大きい広場と言うイメージ。 
温泉が隣接(200m)、ゴミOK、バイクも近くまで乗り入れ可能、トイレは事務所のきれいなのが24時間使用できます
家族連れも多いがその分治安が良い、女性でも安心、芝の状態も良好、コンビニもバイクなら近い。
バイクは20台、ファミリーのオートキャンプが15組、その他登山・チャリダーが10人くらいだったが敷地は十分に広い。



   
       料金は400円              朝と夕方に鹿がうろうろしていましたが、餌やりは禁止です



 

    駐車場の横にテント設営OKです。 お温泉は200mの距離、500円位?忘れた。





8/2(水)  
     三国峠を観光し、日高沙流川オートキャンプ場を目指すも
     日高峠が通行止めのため、狩勝高原キャンプ場に変更

狩勝高原キャンプ場  上川郡新得町字新内狩勝高原 01566-4-631   
に野営


国設知床野営場の朝にも、鹿の親子がキャンプ場をウロウロしていました。 
鹿に追い立てられながら撤収を終えて、北見を経由し三国峠を目指しました。

途中、何回か雨が降り、カッパを着たり脱いだりのイヤなツーリングとなりましたが、三国峠では晴れで良かったです。
三国峠は初めて走りましたが、流石に噂通りの絶景でした。


 
    斜里から小清水間の長い直線、北海道ではあちこちにある。              三国峠から帯広に向かう途中の景色


日高沙流川オートキャンプ場を目指すが夕方からまたもや雨、その上日高峠が通行止め。 何てことだ!!
気分が落ちまくり。 日も落ちてくるし、ついでに雨粒も容赦なく落ちてくる。 どん底の精神状態を経験する。 
神も仏も我を見捨てたか! 残っているのはお釈迦様だけか。

急遽、狩勝高原キャンプ場
に変更したが、着いた時も雨が降っていたので、テント設営もしんどかった。



狩勝高原キャンプ場について
帯広と富良野の間の山の中にあり、無料 バイクは私だけ、チャリダーが2人、車のキャンプが1台で空いていた。
おそらく、雨なのでライダーたちはキャンプを止めたのだろう。
キャンプ場手前の体育館が受付だが、ひん死の私は知らずに入ってしまった。 雨降りのキャンプだったので記憶にあまり残っていません。
トイレも綺麗でなく、炊事場も壊れており、無料と割り切りなければなりません。 近隣に風呂があるようですが確認出来ていません。

  
 
だれも居なかったし、雨だし、炊事場は壊れて使えなかったので、炊事場にテントを設営した。 
 
心身ともにボロボロ状態でインスタントラーメンをすすった、ここでもガダルカナル島に取り残された兵士の気持ちだ。 
 餓島の経験は今回2回目になってしまった。

 しかし、ラーメンをすすっていると、車でキャンプしていた横須賀からの若いおねえちゃんが、温かいコーヒーをすすめてくれた。 
すてる神あれば、ひろう神あり、この世の中まだまだ棄てたものではない、羽衣を着た天女に見えたのは言うまでもない。 






8/3(木) 
 富良野をパスし、美瑛のいろんな丘を観光して、小樽運河観光してフェリーへ


富良野・美瑛は何回も来ているが、それでもついつい来てしまいます。  それに今日はうれしい快晴です、最後に天使が手を差しのべてくれた。
JR美瑛駅に寄りましたが、日本人より外国人が多いのでは ? と感じました。  レンタルサイクル屋さんも大変繁盛しているようでした。
富良野は想像するだけでもそら恐ろしいです。
もちろん、”ケンとメリーの木”は例の観光客でいっぱいでした。


  

                                 セブンスターの木の近くで、記念撮影

小樽に夕方到着し、小樽運河の観光船に乗った。 
1500円で、48人乗りが満員、結構儲かるなと思ったが、寒いと観光客が減るだろうから、通年で考えたらこんなもんかな?
いつもながら、私のお隣さんは外国人御家族のご一行様だった。 日本にたくさんお金を落としてよ。

フェリー乗り場で、皆が見ている前で立ちごけし、恥ずかしかった。 ツアー最後のドツボであった。




8/4(金)  
pm9:30 舞鶴港着、そのまま自宅に帰る
舞鶴港に着いても、ナビが小樽のまま。  困ったものだ。  どこまでも女神に見放されている。
電源の入れ直しで正常に動作した、きっと中国製が原因だろう、やけくそである。



          終わり











とまえ夕陽ケ丘オートキャンプ場で猫と遊ぶ                国設知床野営場にて、私の横で鹿の親子が牧草を食べている