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          30年間寿命を延ばす考察       屋根編


直線上に配置



注意:素人の屋根上作業は危険です、作業はプロに任せましょう。 ただし私はチョイ悪


●パネルの延命について
 太陽光パネルの寿命は20年以上と巷では言われているし、メーカ保障も20年あるので、20年以上稼動すると思っています。 それに塩害地域、豪雪地域も対応している三菱電機の信頼性は大きいです。 ですので、パネルは年に一度の目視点検程度でいいでしょう。 積極的なメンテナンスは考えていません。



●屋根裏の雨漏りについて
 雨漏りはありません。 普通に会社の看板を掲げて、何年も商売している業者なら、雨漏りを起こす事はないでしょう。 
甘いか?
確かに、購入する時は心配もしましたし、ネットでも多く述べられています。 しかし、心配をあおって我社は安心ですと言いたい宣伝文句の様な気もしないではないです。 
私の場合は営業の方が、雨漏り保険書なる書面を持ってきてから、素人が心配しても仕方がないので、販売店を信頼するしか無いとの結論になりました。
 でも、ネットで販売店の会社状況を調べました。会社規模なんて絶対に関係ありません、何年も地面に足を付けて商売している感触が大事です。



●パネルの取り付け架台のコーキング剤の経年劣化の対策をしたいが、パネルの下で太陽光(紫外線)が当たらない部分は十分に長持ちするだろう。 しかし、屋根の最上部の架台には紫外線が当たりますので、何かカバーで覆いたいと思案した。
 最下位部の架台はネームプレートと化粧カバーで隠れているので問題ないはずですが、直接目で見て確認していません。

        


 左側 : 黒いコーキング剤で防水処理を行っているのが分かる
             中央 : 尾根に近い最上部の架台は、太陽光と風雨に終日さらされて劣化が早い
 右側 : ネームプレートと化粧版                  



●ある暇な実にくだらない日、最上部で太陽光にさらされている架台のコーキングを更に上塗りして、太陽光を遮るカバーの役目をさせる作業をした。 実に素人発想である。

             
 日曜大工屋さんで屋根瓦ボンドとグリスガン?を買った・・・>うまくできない!・・・>恥ずかしい!・・・>どうしよう?

                 


       へたくそ素人が最上部の全ての架台に作業したが、???効果は?????
       ヘタな上塗りで寿命が5年でも長くなれば良い、要は気持ちの問題である。 意味のない徒労であった。



●パネル裏にあるケーブルの接続コネクターが垂れ下がって、屋根を流れる雨にさらされコネクター部より雨が浸透しないようになっていないか確認したいが、設置後にパネルをめくるのは素人では危険なのであきらめた。
 まあ、普通に作業していれば、コネクター部は流れる雨にさらされない無い様に、パネル裏に結束バンドで固定されているでしょう。 それにコネクターは防水タイプです。


         

 パネルの裏のコネクターを手で手前に引き出し、拡大した写真です。 流れる雨に触れる可能性がある事が分かってもらえるでしょうか? 
 どのメーカでも、パネルの数だけコネクタがあるので数は多いです。 そしてたった1個のコネクタでも接触不良を起こすと、直列に接続されている系列全てに影響します。



●屋根上に配線されて、太陽光( 紫外線 )を浴びるPF管の劣化防止について。
 使用されているPF管は、未来工業MF-28K 内径28パイ 外径36.5パイであった。これは一重構造のPFS管ではなく、二重構造のPFD管であり、20年以上もつ耐候性を有している。 昔は一重構造のPFS管が使われていたが、近年はこの二重構造のPFD管が採用されているようである。 
 (PFD管の暴露試験では、30年の耐久性があるとの記事を見たが、念には念を入れよう。)


     使用されていた未来工業MF-28K    



 が、しかし、過去に設置された一重構造のPFS管を調べてみると、直接紫外線が当たるとか、軒下へ配管する湾曲部は亀裂が発生しているのを見たので、たとえ二重構造であっても太陽光と急な曲がりには注意と言うことである。
 よって、屋根で紫外線を浴びるPFD管に、もう一度、可とう管でカバーをする事にした。(可とう管とは、曲がる管と言う意味)  一番最初に思いついたのはスリット入りコルゲートユーブであったが、古河電工、東拓工業等のネット情報では、耐候性を有するものが見つからなかった。 

 思い浮かぶ物がないので、下記の写真の様にアルミテープを貼りつけてから、はさみでスリット加工したエアコン用化粧カバーで覆う事で我慢した。 まあ、化粧カバーとアルミテープで10年持てば良い、その中のPFD管も20年以上がんばるだろうから。 またもや素人考えであり愚作である。

   

 PFD管にアルミテープで囲む            次に、エアコン配管用化粧カバーで囲む
テープは余っていたから使っただけ         カバーの色が異なるのは気にしない



                
 
 エアコン化粧カバーを固定するのに          参考:一般的なコルゲーチューブ
使用した結束バンドは耐候性あり                              



●PF管の曲がり部分の劣化防止
 屋根上のPF管の曲がった部分が気になります。 急な曲げは亀裂がいる可能性が高いです。

 太陽光発電を設置している家を見ていると、PF管が屋根から壁に湾曲している軒下で亀裂が入っているのを発見したことがあるので、この湾曲部に太陽光(紫外線)を当てない様にしたい。 また特に気を配らなければならない点は、キツイ湾曲は部材にとってよろしくないと言う大事なことである。 一般的に日差しが多く当たらない北側の配管にしますので、その分長持ちすると思いますが30年の寿命を目標とする私は何とか対策を講じたい。

 しかし、素人には屋根上は場所が悪く、作業が難航しています。 カバーだけでなく、湾曲をゆるくした配管経路の変更を検討中、しばらくお待ちください。 ---->ほぼあきらめ掛けている?  ---->あきらめよう
---->やはり、エアコン用化粧カバーを付けるか??

         

  屋根上の湾曲部分                  軒下の湾曲 



●PF管の水抜きについて
  PF管の最下位部、つまり普通は壁に設置された接続箱に至る50cm位手前の湾曲した所。 どこからか雨水とか露が管内部を通り、水抜き穴から排出だれるよう穴をあける事がある。 もちろん良い事であるが加工した部分は弱くなる可能性もあるわけだから、丁寧な作業が求められる。 これについては、後日考察する予定です。


   

  接続箱近くのPF管の最下位部、 写真には追加した換気扇の穴も見える



●接続箱について
 接続箱の内部には、我が家の場合ブレーカが3個内臓されている。 ブレーカは20年以上壊れることはないので、延命策はありませんが、唯一必要な事はケーブルを固定するネジの締め付けは確認する必要があります。 今現在、締め付けが大丈夫でも数年後に再度確認が必要です。 固定のネジが緩むとその部分から発熱し、焦げてきて発電しなくなります。 昼間はパネルから高電圧がかかっていますので、作業は夜間行うか、手袋をして作業をしてください。

 雨水が浸透しないように、軒下の場所を考えて設置し、箱の周辺にはコーキング処理が普通されていますので、自分で確認しましょう。 水が入ってきますと、ケーブルを伝って屋内まで浸透し、壁の内側が腐食する可能性も考えられます。


                

 ブレーカの下側に配線されている            接続箱の周辺の壁との隙間には
 ケーブルには、昼間は高電圧がある          防水処理がなされている



                 

 ケーブルを固定するネジは                  接続箱から室内に経由する
 定期的に締め増しが良い                   穴には粘土処理がされていた
                                    アースの中継点もある
                                    写真はまだアース線の作業をしていません。



●接続箱からのアース(接地)について
 三菱の据付説明書には、パネル、架台、接続箱、パワコンからアースを取ると書いてあるが、現実問題としてどうなんだろう? 我が家の配線を見ると、アース線の行き着く所は、電柱の単相3線のアースとつながっている、当然だ!
つまり、接続箱から独自アース線を出して地面に埋め込む事はしていない。 昔はやっていたんだけどなア?
 まあ、電気的にはこれで良いのだけど、日曜大工屋にて自分で30cm位のアース棒とスコップを買ってきて、接続箱のアース中継点から配線して、アース棒を地面に埋め込みました。
素人の穴掘りですから雰囲気だけ!、効果はあまりありません!、器械が古くなった時の感電防止程度でしょう?
ヘタクソ作業だから恥ずかしいので、写真はなし。



●PF管の亀裂の参考事例です。
  この様に太陽(紫外線)が一日中当たる所と、急な曲がりは特に避けなければなりません。
この様に、一層構造のPF管では20年もたないと思いますので、ぜひ二層構造のPFD管を使いましょう。
 一度設置したPF管の交換は、屋根の端の作業とかパネルからの高電圧の為に素人には無理です。 業者に頼むしかありません。

    

雨どいに触れ急な湾曲部      結束バンドの限界      屋根上の多数の亀裂、本当にPF管か?


              

壁伝いに降りるPF管の亀裂・初期  接続箱に向かう湾曲部の亀裂  積算電力計ボックスでの亀裂



直線上に配置

屋根編の終わり