余談(16)
※ 夏合宿の夜、元希さんと隆也は押入で眠ってます。
軽く握ったままで眠っていたこぶしに、暖かい感触がして、うっすらと意識が浮上した。
そういえば、元希さんと一緒に眠ったんだっけか。
妙に密着しているのは、ここが押入だからか。
今何時頃だろう、眠いなぁ。
そのまま再び、眠りに落ちそうになった。
まあ寝過ごしても、誰かが起こしてくれるだろう。
……と、握られたままの手に、元希さんの手が動くのが感じられた。
あ、この握り方、ストレートだ………
ゴンッ!
痛い!
……元希さん、アンタが今握ってんのは、ボールじゃなくてオレの手ですよ!
投げないでくださいよ、しかもこんな狭いところで。
明日きっと、痣になってるよな、コレ……。
軽く握ったままで眠っていたこぶしに、暖かい感触がして、うっすらと意識が浮上した。
そういえば、元希さんと一緒に眠ったんだっけか。
妙に密着しているのは、ここが押入だからか。
今何時頃だろう、眠いなぁ。
そのまま再び、眠りに落ちそうになった。
まあ寝過ごしても、誰かが起こしてくれるだろう。
……と、握られたままの手に、元希さんの手が動くのが感じられた。
あ、この握り方、ストレートだ………
ゴンッ!
痛い!
……元希さん、アンタが今握ってんのは、ボールじゃなくてオレの手ですよ!
投げないでくださいよ、しかもこんな狭いところで。
明日きっと、痣になってるよな、コレ……。