◆『小学生の作文』◆ 第602号

※学年はあえて記載しておりません。あらかじめご了承ください。
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    「うそ」(詩〜うそ〜) S.T

 うそをついても
 いいのかな
 良いうそも
 悪いうそもある
 はげますうそ
 かばううそ
 サギのうそ
 いろいろある
 ぼくは
 どんなうそをつけばいいのか
 それとも
 ついてはいけないのか
 ぼくにはわからない


  「ナニモカモ」 M.T
          (口内炎・ボクシング・キャンプ を使った創作)

「フッフッ! ハッ! ヨッ! シュッシュッ!」
 僕は、ボクシング部キャプテン、自称キャプコニー。アメリカ人
だ。本名は、コニー・ブランツ。今は、一人で山にキャンプしに来
ている。焼けたうまそうな肉。それを口の中に入れたしゅん間・・・・。
「ゲキうまっ・・・・イッテェェェ!」
 うまさがイタミに変わり、口内炎があったのを忘れていた。殴ら
れすぎて、身も体も肉も口も、ボロボロだった。


  「放課後」(擬音語作文〜シャカシャカシャカシャカ〜) T.Y

 放課後、そうじをしていた。みんな帰って、私一人ぼっちだった。
『シャカシャカシャカシャカ』
 ほうきの音が、ポツリポツリと鳴っていた。帰ろうとして、ほう
きをしまい、ランドセルをとって歩く音が、
『スタスタスタ』
とひびく中、一人歩いていった。
 帰り道、一人の暗い男の子と会った。その男の子は、
『サッサッサッサッ』
と足音をたてて、歩いていった。
 その次の日も、
『サッサッサッサッ』
と歩いていった。その男の子は、紙を落としていった。その紙は、
『明日、南小学校。放課後、びっくりサプライズ』
と書いてあった。
(明日は、私のそうじ当番だ)
と思った。まさかまさかまさかだった。私は地味な性格で、そんな
ことしてくれるわけないと思った。でもみんな、
「おはよう」
って言ってくれた。そしてまた、
(まさかまさか)
と思った。そして、放課後がより楽しみになった。

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