◆『小学生の作文』◆ 第596号

※学年はあえて記載しておりません。あらかじめご了承ください。
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  「おろかなウサギ」(物語の続き作文〜ウサギとカメ〜) Y.K

 ウサギは負けてしまい、自分の村へ帰りました。
 すると、ウサギの家族たちがとてもおこりました。
「どうしてカメに負けるんだー!」
と言われました。そして、いろんな人にうわさをされました。ウサ
ギはとても泣きました。そしてカメに、
「もう一度戦ってくれ」
とたのみました。でもカメは、もう村では有名です。いいと言うわ
けがありません。カメは、ことわりました。でも、ウサギはあきら
めず、
「カメの言うことをなんでもきくから、戦ってくれ」
と言いました。カメは、
「じゃあ、ぼくの後ろを走ってくれ」
と言いました。ウサギはあまりにも必死で、
「わかった」
と言いました。
 そして、もう一度戦いました。そしてウサギは、もっと家族から
おこられ、うわさにされました。そしてカメは、もっと有名になり
ました。


  「悪いことに時間を止めるな!」 H.T
            (もしも作文〜時間を止められるようになった〜)

 ある日、私は不思議な出来事がありました。
 学校で、私は手を『パチン』とたたきました。すると、学校のみ
んなは止まり、時間も止まりました。私は、びっくりしました。
 私は、このことを誰にも話しませんでした。すべてが止まっても
私は止まらない、ということを使って、何かいいことを考えました。
(明日のテストで、時間を止めて答えを見れば、百点が取れるかも
しれない)
と思いました。
 テスト当日― 。私は、
「今日は百点を取れる自信がある!」
と親に言いました。親は、
「百点を取れる自信があるのなら、がんばって百点を取りなさい」
と言いました。
 テスト前、時間が止まるか、確認をしました。
『パチン』
 時間は止まりました。そして時間を直し、いよいよテストが始ま
ります。
 テストが始まってすぐに、
『パチン』
と手をたたいて、時間を止めようとしました。けれど、時間は止ま
りませんでした。私の心の中で、
(悪いことに時間を止めるな!)
と、誰かにつぶやかれた感じがしました。


  「もとにもどらない」 S.M
            (もしも作文〜時間を止められるようになった〜)

 私は今、学校のろう下を歩いていた。すると、
「わーい! どけどけー!」
と、男子がもうスピードで走ってきた。
「ギャー!」
 一しゅん、ヤバイと思ったが、おそかった。ひざをすりむき、保
健室に行き、こう思った。
(時間が止まればいいのに・・・・)
 そう思ったしゅん間、またさっきの男子が走ってきた。
(どうせ無理だと思うけど・・・・)
「えい!」
『パチン!』
 そのとき私は、ハッとした。みんなが止まっている。私はすごく
嬉しくなり、給食を先に食べたり、好きなことを好きなだけやった。
(もうそろそろ、もとにもどそうかな)
と思い、『パチン!』と指を鳴らした。
  ・・・・でも、なぜかもとにもどらない。私は急に泣き、一生学校で
くらした。

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