償い?
後編
家に着いてリビングに入ると、ママが待っていた・・・
「お帰り!鈴音ちゃん!おめでとうねっ!
それと恵さん!ごめんなさいねっ!
鈴音がこんな事になっちゃって・・・・・・」
「ママったら・・・そんなことはいいから話って何〜???」
「ごめんなさいね!恵ちゃんは時間有るかしら?」
「おばさま、大丈夫ですわ!今日一日はお買い物の予定でしたから・・・」
「それなら・・・
二人ともいいかしら!!!」
「はい、大丈夫ですわ!」
「話は、数百年も昔のことなんだけどね・・・
鈴音以外にも、同じような運命をたどった人たちが何人もいたらしいの・・・私もだけど・・・」
「えっ?おばさまもそうだったんですか?・・・・・・」
「そうなのよね〜〜〜!!!
それでね、これは祖先からの言い伝えなんだけどね・・・
一人の青年がいたんだけど、これがいい男だったらしく、かなりの女性が言い寄ってきたらしいの・・・
その上、けっこう女好きだったらしく、片っ端から付き合っていたらしいの・・・
その中に、とても清楚な人がいて・・・これがなんと白蛇の化身だったらしいんだけど・・・
それが、問題だったのよね!熱烈な求愛をしてやっと結ばれたモノの・・・
白蛇の化身と判ったとたんに冷たくなってしまったの・・・
そして別の女性と家庭を持ったんだけど・・・
その後、彼女は卵を産んだんだけど、それを知った青年はその卵をことごとく叩き割ってしまったの・・・
そして白蛇は、ある御神木の前で自害してしまったの・・・
それからね、その青年は悪夢に襲われ・・・結局は御神木の前で変わり果てた姿になったと・・・
でも、そして、それ以来代々その青年の家系には度々、そのようにして償いをさせられる人たちがあったと言うことなの・・・
だけど、私も最初はそんな話を信じなかったけど、この身にそれが起こってしまうとね・・・・・・」
「それでは鈴音ちゃんも!・・・おばさま・・・・まさか!・・・・・・」
「それは、大丈夫よ!、だって私がそうなんだから・・・
だけど、そのためには、その人を本当に愛してくれる人がいないとダメなの!!!
そして、運命をともにしてくれることを誓える人がいると幸せになれるの!!!
それで、恵ちゃん!あなたにも真実を知って貰ったの!」
「それなら、鈴音ちゃんはどうなるんですか???・・・」
「それは、恵ちゃんあなた次第よ!!!鈴音のことを本当に受け入れることが出来たら・・・・・・ねっ・・・・・・」
「それは大丈夫です!私はどんなことがあっても鈴音ちゃんを見捨てたりしません!!!」
「恵ちゃん!わたし・・・嬉しい!!!」
「鈴音ちゃん!・・・・・・」
「恵ちゃん!・・・・・・」
「ハイハイ!・・・二人の中が親密なのは判ってるから・・・
でも、もうじき試練の時がやってくると思うわ・・・・・・
それを受け入れることが出来たら・・・・・・・」
「おばさま!任せてください!・・・・・絶対に!何があっても!守り抜いて!みせます!!!」
そうして、話を聞き終えた恵ちゃんは家へと帰っていった。
わたしは、恵ちゃんの言ったことが嬉しくて堪らなかった・・・・・・
それからの数日は普段通りの?日常であった・・・
初めての生理も終わり、身体の変化もその時点で落ち着いたようだ・・・
精神的にも女性化が進んだのか、着替えにも抵抗が無くなってきた・・・
もちろん、入浴も大好きになり時間を掛けてお風呂を楽しんでいる・・・
そして・・・
予定してた旅行に行く日がやってきた・・・
前日までに恵ちゃんと荷物の準備は終わっていた。
私一人でトランク2個の荷物になった。恵ちゃんのも入れると4個にもなる・・・
一週間の滞在での計画だったのでこれだけの荷物になってしまった。
男だった時には考えられない量だ・・・仕方がないので宿泊先へ宅急便で送ることになっていた・・・
だから、今はセカンドバック一つだけで出かけることが出来る・・・
二人っきりの夏休みを思いっきり楽しみに行こう!・・・・・・
やがて・・・
恵ちゃんがタクシーに乗って迎えに来た・・・・・・
「鈴音ちゃん!おはよう!・・・
おばさま、それでは鈴音ちゃんをお預かり致しますわ!」
「恵さん!いつもすいません!鈴音を宜しくお願いしますわねっ!」
「まかせてください!おばさま!何があっても守って見せますから!・・・・・・・」
てな、感じで私たちは旅だったのでした・・・・・・
半日掛けて、私たちは高原にある湖畔のロッジへとたどり着いた・・・
恵ちゃんと二人っきりの一週間が始まる、朝から晩まで・・・恵ちゃんといられる・・・可愛がってもらえる・・・
私の胸は高鳴り、張り裂けそうだった・・・・・・
「鈴音ちゃん?どうしたの?目がいっちゃってるよ???」
恵ちゃん言われて私は正気を取り戻した・・・
「うんっ!大丈夫よ!」
「それなら良いけどね・・・それはさておき届いている荷物を片付けないとね!・・・」
奥のベットルームに入ると既にトランクが運ばれていた・・・
早速荷物の整理を始めた・・・下着に・・・水着に・・・洋服と・・・化粧品・・・そして・・・・・・ピンクのローター???
いつの間にこんなものが・・・・・・おまけに双頭のディルドーが・・・・・・転がり出て来た・・・・・・
「恵ちゃんたら・・・・・・・」
とにかく恵ちゃんと二人で荷物を片付け・・・・・・そして普段着へと着替え・・・・・・夕食の準備へとかかった・・・・・・
私は、恵ちゃんに教わりながら夕食の準備を手伝った、恵ちゃんの料理の腕前はプロ裸足だった・・・
そして、夕食が終わり後かたづけを終えると8時になっていた・・・
私たちは、ロッジの外へ出て花火をして・・・
その後二人でお風呂に入った・・・
「鈴音ちゃんたら、もう完全に女の子ねっ!」
「恵ちゃんこそ、もう大人の女性って感じ!!!」
「そうかしら!鈴音ちゃんもここは!・・・・・・立派に大人よ!・・・・・・」
「もう!恵ちゃんたら〜・・・・・
アンッ!アッ!ア〜〜〜ン〜〜〜〜!」
こうして一通り戯れて逆上せ気味になった私たちはお風呂を終え、ウッドデッキに出て涼み身体の火照りを冷ました・・・
その後は今日の疲れが出てしまい私たちは部屋に戻ると寄り添うようにして眠りについてしまった・・・
そして・・・・・・
「これっ・・・おきや・・・・・・おきてたもれ・・・・・・・・・おきたかや・・・・・・・・」
「だれっ?・・・・・・・鈴音ちゃん?・・・・・・・」
「汝に問う・・・・・・・そちはこれが必要か・・・・・・・・・・」
「あなたは誰?・・・・・・・」
「もう一度・・・汝に問う・・・・・・・そちはこれが必要か・・・・・・・・・・」
「なによ!・・・・・・・五月蠅いわね!・・・・・・・・」
「汝だけが・・・これを受け取る資格があるのだが・・・・・・・・」
「何をくれるって言うのよ!・・・・・・・」
「それは・・・・・・わらわがそなたの大事な者から奪ったものじゃ・・・・・・・」
「それって・・・・・・もしかして・・・・・・鈴音ちゃんの?・・・・・・・」
「そうでおじゃる・・・・・・」
「それなら!早く返してよ!・・・・・・・」
「相判った!・・・・・・・・それならばそちに渡すことに致す・・・・・・・大切にするのじゃぞ!・・・・・・・・」
そこで、私の目が覚めた・・・
辺りはまだ薄暗かった、横を見ると鈴音ちゃんがあどけない顔で眠っていた。
私は鈴音ちゃんを起こさないように、起きあがった・・・・・・・
そのとき、何か違和感を感じたが・・・・・・・
喉が渇いたので飲み物を取りに行った・・・・・・
部屋に戻り寝ている鈴音ちゃんを見ていると胸が「ドキッ!」とした・・・・・・
タオルケットから覗く、前より白くて華奢になった手足・・・・・・・
タオルケットに映る膨らみと括れ・・・・・・
思わず息を飲み込んでしまった私・・・・・・
鈴音ちゃんに少女の香をいつもより強力に感じて・・・・・・・
「どうしたのかな〜〜〜何か変な夢を見たからかな〜〜〜・・・・・・・
まっ、いっか〜〜〜寝よ寝よ!!!・・・・・・」
そして朝・・・・・・
鳥の囀りと窓から差し込む朝日で私たちは目を覚ました・・・
「おはよう!鈴音ちゃん!」
「おはよう恵ちゃん!」
「鈴音ちゃん、今日はどうする?」
「うんっ、そうね〜〜〜予定通りなら湖で泳ぐかな〜〜〜?」
「そうね〜〜、それなら暑くなったら泳ぎに行くと言うことにして・・・今は着替えて朝食の準備ねっ!・・・」
「うんっ!わたし、もうお腹ペコペコだもん!!!」
「では、着替えましょう!!!」
私はパジャマを脱いでブラを付けて恵ちゃんの方を振り返ると、恵ちゃんがパジャマを脱ぎかけたまま私のことをジッと見つめていた・・・
「どうしたの?恵ちゃん?」
「うん?・・・鈴音ちゃんが欲しいから・・・」
「えっ?何云ってるのよ恵ちゃんたら〜〜〜それより着替えてよ〜!」
「そうねっ!・・・ ・・・ ・・・ ・・・???」
「どうしたの???恵ちゃん!・・・」
「うん、それが・・・・・・ブラを着けようと思ったんだけど・・・・・・胸が・・・・・・・」
「胸がどうしたの???」
「胸が・・・・・・小さくなってる!!!・・・・・・」
「ほんと???」
「だって・・・ほらっ・・・・・・・」
「ほらっ・・・て・・・・・・・・
恵ちゃんの胸っ!!!・・・・・・どこに?・・・イッチャッタノ???・・・・・・」
「それだけじゃないみたい!・・・・・・」
「こっちも・・・・・・ふ・・・く・・・ら・・・ん・・・で・・・る・・・・・・」
恵ちゃんのショーツの真ん中が大きくなっていた・・・・・・
「また〜〜〜ディルドーでもいれてるんでしょ〜〜〜!!!」
「今は入れてないわよ〜〜〜!!!・・・ほらっ!!!・・・・・・」
「ほらっ・・・てっ・・・・・・・んっ???・・・・・・何か見覚えのある形と色ねっ・・・・・・・
こんなところに黒子がならんでる・・・・・・私のものにそっくり!!!・・・・・・・てっ言うより・・・・・・
それっ・・・・・・私の・・・・・・かわいい・・・・・・イタズラ坊主!!!
何で、それが恵ちゃんの×××についてるのよ!!!・・・・・・」
「そんなこと知らないわよ・・・・・・もしかして・・・・・・おばさまの言ってた試練の事って・・・・・・・」
と、言っている恵ちゃんに付いている、自分の分身だったものを私は愛おしげににさすっていた・・・・・・
「鈴音ちゃん!何をしているのかな?〜〜〜」
「うんっ!ちょっと懐かしくって・・・・・・」
そうしているうちに・・・それは・・・硬度を持ち・・・いきり立ってきた・・・・・・
「もう、鈴音ちゃんたら〜〜〜どうしてくれるのよ〜〜〜こんなにしてくれちゃって〜〜〜!」
「ごめ〜ん!恵ちゃん!」
私は、それをいきなりお口に含んであげた・・・・・・
「あんっ!・・・鈴音ちゃん!!!・・・何を・・・あ〜〜〜〜っ〜〜〜・・・・・・・」
初めての感覚に恵ちゃんはアッと言う間に、白い液を吐き出してしまった・・・・・・
そして・・・ぐったりしている恵ちゃんの体型が見ている間に変化していった。
小さくなっていた胸は肩幅のしっかりした逞しい男の胸に・・・腹筋が付いて立て割れしたウエスト・・・
引き締まったヒップ・・・そして手足も筋肉質で引き締まって一回り大きくなっていた・・・
やがて・・・
「鈴音ったら何をいきなり・・・???!!!」
声も低くなっていた・・・
「恵ちゃん!判る?・・・どうなっているか・・・」
「あ〜、判っているさ!・・・これはどうしようもない事実だって事・・・・・・そして・・・」
「そして?・・・・・・何っ?・・・・・・」
「それは・・・男と女って事さ!・・・これからわねっ!・・・・・・
そして、この一週間は・・・二人っきりって事さ!・・・・・・」
その言葉に暫くボ〜っとしていた私に恵ちゃんは・・・・・・
「さっきのお返しさ!・・・・・・・」
力ではとうていかないっこも無くアッという間に、恵ちゃんに組し抱かれてしまった・・・後は為すがままにこの身を委ねたのだけれど・・・・・・
恵ちゃんは凄かった・・・・・・あれから恵ちゃんに攻めに攻められてお昼頃になってやっと解放されたのだった・・・・・
「これからどうするの?恵ちゃん!」
私は、昼食を終え食卓でくつろいでいる恵ちゃんに聞いた・・・
「べつに、どうもしないよ!こうなるのは運命なんだから従うしかないからな!!!」
「本当にそれでいいの???」
「それなら聞くけど、鈴音はどうなんだい?何か案でもあるのかい?・・・
今の状況は良いことじゃないか!!!男と女・・・これで普通だろ!!!」
「それは、そうなんだけど・・・・・・」
「それとも何かい!女の子同士の方が良かったとぉ〜???」
「ぢかうってば〜、私は自分の家の定めだから仕方がないけど、恵ちゃんまで巻き込んでこんな風になってしまうなんて・・・」
「それでは聞くが、鈴音は私のことを心底愛してはいないのか?・・・
私は、鈴音のことを本当に愛しているから全てを許せるし受け入る事も出来る!・・・鈴音は違うのか?・・・」
「ううん、それは私も一緒よ!!!・・・ただ申し訳なくって・・・・・・」
「そんな些細な事は気にするな!!!私は私!鈴音は鈴音だ!・・・」
「うん、わかったアリガトウネッ!!!・・・・・・・」
「ところで、ちょっと良いかな・・・」
「何?・・・」
「着る物が無いのだが・・・買って来てはくれないか!このままではどこにも行けないし!・・・
ショーツは・・・履いているのだが・・・こいつがはみだすのでな!・・・」
「うんっ!そうだよねっ!今の恵ちゃんに持ってきているものが着られてもねっ・・・・・・・」
「どういう意味だ!!!」
「へへへへへへへ・・・・・・・」
「こいつ!こうしてやる!!!」
「あんっ!恵・ち・ゃ・ん・・・・・・・んっ・・・・・・・」
かくして私は、またもや恵ちゃんの餌食と・・・・・・・・
「も〜っ〜〜〜恵ちゃんたら・・・元気なイタズランボウさんねっ!!!」
しっかりとやられてしまった私はちょっと拗ねてみたけど・・・・・・
「拗ねてるのも可愛いよっ!」
っと、また・・・・・・であった・・・・・
結局その日は買い物には行けず・・・恵ちゃんとの甘い蜜月に浸ってしまい夜を迎えた・・・
お腹の空いた恵ちゃんは私に言った・・・
「鈴音!晩ご飯を用意してはくれないか!!!」
「私一人で?・・・」
「当然だろっ!私は男だっ!男子厨房に入るべからずっ・・・だっ!」
「そんなの古いよ〜〜〜!!!」
抗議した私ではあったが・・・結局恵ちゃんは着るものがないので私一人で作った・・・・・・
簡単な料理ではあったけど恵ちゃんはアッというに平らげてしまい・・・
「ふぅ〜〜〜ごちそうさまでした!とってもおいしかったよ!・・・・・・・」
その一言で全てを許してしまう私だった・・・
次の日・・・私は午前中に手短に着れるものを買いに行った・・・
そして、午後からは恵ちゃんと二人で出かけた・・・・・・
歩いていると、すれ違う女の子たちが恵ちゃんをみていた・・・・・・
「どうした?鈴音!・・・」
「べつに・・・・・・」
「心配するなっ!私は格好いいからなっ!でも私の一番は鈴音だっ!!!」
その一言で、私は安心して恵ちゃんと買い物を終えた・・・
それからの日々は、毎日泳いだり買い物に行ったり・・・夜は愛し合って・・・・・・あっと言う間に1週間が過ぎて帰る日になってしまった・・・
「ねえ〜恵ちゃん、これからどうするの?・・・」
「心配する事はないさ!・・・親父には既にこうなる事を予測して話してある!・・・・・・
それに、鈴音の写真も私の写真もメールで送ってあるから心配無いさ!・・・・・・
だがひとまず鈴音ん家へ行って、親父も入れてもう一度話をしてからだっ!・・・・・・」
家が近づいてくるにしたがって、私は不安な気持ちになっていった。
でも、恵ちゃんはあっけらかんとしていて、「何にも心配する事無いさ」と、言ってくれてはいたものの・・・・・・
家へ着くと、中からは笑い声が聞こえていた・・・
「お宅の息子さん、とても立派になられまして!・・・・・・」
「斉藤さんの娘さんも、とても美しくなられて!・・・・・・」
云々の話し声と笑い声が、玄関を開けると聞こえてきた・・・・・・
「ただいま〜〜〜・・・・・・」
「おかえりなさい、疲れたでしょ!
さ〜さ〜、恵さんも早くお上がりなさい、お父様も来られて話は終わってるから・・・・・・」
「そのようですね、うちの親父もけっこう話し好きですからね!良く聞こえてましたよ!」
玄関に取り敢えず荷物を置くとリビングへと入った。
「ご無沙汰してます、おじさま・・・・・・」
「おっ、鈴音ちゃん!おかえり!う〜ん〜ますます綺麗になったね!ところでうちのは?・・・」
「何言ってるんだよっ親父!此所に居るだろ!・・・」
「この一週間で立派になったな!!!・・・・・・」
「当たり前だろ!!!親父もあんまりべらべらと喋ってばかり居るんじゃない!・・・・・・・」
「我が息子ながら手厳しいな〜〜〜」
いつの間にやら私たちの性別は入れ替わって完全に認可されている・・・・・
「ところで恵!・・・・・・」
「何だ!親父!・・・・・・」
「斉藤さんと色々話をさせて貰ったし、おまえからのメールの写真も見せて貰った・・・・・・」
「それで???・・・・・・・」
「それでな!おまえたちの事だが結婚して貰う事になった!・・・・・・」
「ほう、また唐突だな!」
「式場の手配も終わっている!時期はちょっと先だがこの秋に決めた!異論はないな!!!」
「異論も何も・・・もう決めた事なんだろ!おやじは決断と行動が早いからな!!!」
「うむっ!その通りだ!!!
それと、おまえたちの式が終わってからだが・・・その後、儂も鈴音さんの母上と結婚する!・・・・・・」
「それもまた唐突だな!親父は!・・・・・・」
「そう言うな!・・・
結婚が終わるとおまえはこの家で住め、斉藤さんには儂の家へ来て貰う!・・・」
「そこまで決まっているのかよ!・・・」
「鈴音さん、息子を宜しくなっ!!!」
「はい、お父様!・・・・・・」
「うむっ、かわいい娘が出来て儂は幸せじゃ!・・・・・・」
こうして、私たちの夏は終わった・・・・・・
学校への話も終わっており、そのまま通学する事になった。
秋が来て、盛大に二つの結婚式を終え・・・・・・
それぞれの家での生活が始まり・・・・・・
恵ちゃんが斉藤恵となった・・・そしてママは竹宮の姓へとなった・・・・・
そして、恵ちゃんは大学に進み私は高校卒業と同時に母となった・・・・・・
そして・・・・・
生まれた子は・・・・・・両性具有だった・・・・・・
私たちは我が子を大切に育て一年がたったその夜・・・・・
懐かしい夢を見た・・・・・
「おまえたちの愛を見届けた・・・よってこれで償いを終わりとする・・・・・・」
そう言って、白蛇の化身は一人の男と去っていった・・・・・
我が子が、この先どちらの性を選ぶかは判らない、でも最高の愛でもって育てていこう・・・・・・
愛こそが全てなのだと・・・・・・
FIN
佐樹です。
一応これで、この話は終わりです・・・・
二人の子がどうなっていくかはいずれ機会が有れば・・・・
最後はかなりに詰まってこんな風になってしまいごめんなさい!です・・・・
作者の力不足です・・・・・・
これに懲りずこれからも宜しくお願い致します!!!
読者のご意見お便りをお待ちしております。