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夏休みが終わった始業式の朝・・・

 

「オイオイ聞いたか?」

「何をだ?」

「生物部の連中のことだよ!」

「知らないけど、生物部の連中がどうしたって?」

「一人も、登校してないらしい。」

「それが、大変なのか?」

「おまえも、鈍い奴だな〜、生物部だぜ・・・絶対何かあったに決まってるだろうが・・・」

「何かって?」

「それが判ってたら、こんなこと言うか〜!」

「それも、そうだな。」

そう言うと二人は体育館へと向かっていった。

 

所変わって、とある研究所

生物部員だった6名は捕獲されて、さる研究機関で精密検査・・・いや、モルモットとなっていた。

全身をCTスキャンされ、身体の構造を調べられ、ありとあらゆる所から細胞を取り出され遺伝子検査を受けていた。

その中でも、もっとも変化している生殖器部分を念入りに検査・調査されていた。

「本当に、この子たちは男の子だったのか?」

「え〜、親たちが言うには産んだのは間違いなく男であると・・・」

「しかし、この検査の結果を見ても、男の部分は全く見あたらない、遺伝子にしてもそうだし・・・」

「そうですね、それにみんな美少女だし・・・」

「それに、これを見て見ろよ、」

「何やってるんですか、博士!」

「触診だよ、これが一番よく解る!」

「それ以上は駄目ですよ・・・」

「刺激を与えると濡れてくるし、続けると収縮運動まで・・・」

「だから、博士いけません!」

「だってな、こんなのが目の前にあると・・・もう、辛抱できない!」

「博士、駄目ですって!・・・スボンを脱がないで下さい・・・パンツも脱がないで!・・・」

「少しだけだ!」

「少しでも、駄目ですって!!」

「これも、研究検査のためだ〜!」

「いけませ〜ん!」

「親御さんになんて説明するんですか!」

「そんなもん、何とでもなる!」

「そんな無茶な!」

「それに、もう遅いわい!」

「くちゅっ・・・・・・!」

こうして、眠っているモルモットたちは知らないうちに女になっていたのであった。・・・・・・

 

全ての検査を終えた彼女たちには、何の異常も見られなかった。いや見つけられなかったのだった・・・

やがて・・・


TS海牛・3

ぽほ:作


結局、6人には何の異常も見つけられず、そのまま各自の家へと戻ることになった。

そして、戸籍が女性へと変更され名前も新しくなり、それって同じ女子校へと転校することになった。

それは、行動の監視がしやすいからであった。

親たちは一応に心配していたが、脳の形態まで変化していた彼女らには問題はなく直ぐに順応したのであった。

やがて、1ヶ月もするとどこで知り合ったのか、みんなボーイフレンドを持つようになっていた。

それは当たり前の事だった、6人ともそろってとびっきりの美少女だったからだ。

だからといって高ぶることもなく傲ることもなく、どちらかと言うと、ちょっと古風で控えめな性格だったからである。

そして冬が来て、クリスマスシーズンが到来した。

彼女達は、そろって彼氏にバージンを捧げたのだったが、それが不幸の始まりだった・・・

最初のセックスにより、彼女たちの細胞に隠されていた遺伝子上のプログラムが発動された。

一定期間経つと、そのプログラムは停止するのだったが、若い彼らにはその期間待つことがなかった。

もっとも彼女自身も博士も、そんなことは知らなかった。

そして、そのプログラムが発動され停止しない状態のまま、知らずに彼たちと彼女はデートを重ねていった。

若い彼らたちは、毎週のように人知れずにセックスを行っていた。

そして、そのたびに彼の体内には、彼女からある物が植え付けられていったのであった。

 

そして、夏が来た。

その頃には彼達の体内には、数多くの物が植え付けられていて特に睾丸に集中していたが、まだ発動はしていないのであった。

やがて、夏真っ盛り、彼達は当然のごとく海へと繰り出した。

彼女の前で気取ってポーズを決め写真などを撮っていたが、やがて泳ぐべく彼女の手を引き海へと入っていった。

泳ぎ初めて1時間、ついにプログラムが発動したのだった。

体内に植え付けられていた物たちが一斉に孵化した、その形態はマイクロサイズのアメーバーのようでもあった。

やがて、触手を伸ばし細胞に浸透していくと遺伝子情報を書き換えていった。

Y染色体に手を加えX染色体へと変化させた。それ以外の遺伝子にも変化を加えていった。

そして、その情報を元に細胞の配列を作り替えていったのであった。

「海はやっぱり気持ちいいよな〜!」

「あの島まで泳ごうぜ!」

そういって、彼らは500m沖にある島まで泳いでいった。もちろん彼女たちをゴムボードに乗せて引っ張りながら・・・

「しかし、今日は暑いよな〜、海水が気持ちいいぜ〜!」

そう言いながら、泳いでいたのだが実は細胞の変化で強力に熱を発していた為そう感じていたのであった。

彼女には、海の中の彼達の変化には気づいていなかった。

「なんか、泳ぎにくいなぁ〜」と思っていた彼らには、骨格の変化が起こっていた。

その為、いつものようには泳げないのであった。

それは骨盤の変化によるものだった。骨盤が広くなったため大腿骨の位置が外側に移り、その結果膝が内側へと曲がるようになった、内股になったのである。

もちろん肩幅も小さくなり、骨盤を除く骨は一回り小さくなっていた。

それにつれて体中の筋肉も減少していった。

そして、島にたどり着いたとき、彼らの身体はがっしりした物から、中世的な線の細い物へと変わっていたのだった。

「やっと、着いたなぁ〜、なんかいつもより疲れたよな〜」

「オイ、おまえの身体、えらくスレンダーになってるぞ!」

「おまえこそ、なんか小さくなってるぜ!」

「おまえも、男に見えないけど!」

そう言われて、彼らは海パンの中を覗いていた。

「きちんと、在るよな〜!」

「在るぜ〜!」

「在る、在る〜!」

「どうしたの?・・・」

「わかんないけどよ〜ここに付いたらみんなこんなになっていてよ〜」

「なんか、可愛いわね〜みんな!」

「触ってみてもいい〜?」

「やめてくれよ〜!」

暫くそんなやりとりが続いていたが、やがて次の変化が起こりだした。

「うっ、胸が熱い!」

見ると、彼達全員が胸を押さえていた。

やがて、押さえていた手から見えていた胸が膨らんでいくのが判った。やがて彼女達と同じくらいに膨らんでしまった。

「ちょっと手をどけてみてよ〜!」

「イヤだよ〜!」

見た目に腕も脚も体格も彼女たちと同じようになっていたため、それはあっさりと行われてしまった。

逃げ回っている彼達を捕まえた彼女たちは無理矢理、胸を隠している手を掴んで引きはがした。

「可愛く膨らんでるわ〜!」

「ワ〜ピンク色で綺麗〜!」

「ちょっと揉んでみようかな〜!」

「止めてくれよ!」

嫌がる彼氏の胸を彼女は優しく揉んでいった。最初は嫌がって暴れていたのだが、いつの間にか力が抜けたようになっていて彼女にぐったりともたれ掛かっていたのだった。

すでに、乳首は堅く尖って胸が一回り大きく隆起していた。身体全体もほんのりと赤く染まっておりもうろうとした状態になっていた。

ところが、下半身にはしっかりと男の証が大きくそびえ立っていた。

「あら、しっかりと感じているのね!

 ここをこんなに大きくしちゃって!

  これにはお仕置きが必要ね!」

そう言って彼女たちは、各々彼氏を砂浜に押し倒すと、海パンを脱がせてしまった。もちろん彼女たちも、ビキニの水着を脱いでしまっていたが・・・。

そして、彼の物を股間にあてがった彼女たちは、リズミカルに彼氏の身体の上で上下していった。

やがて彼女たちは果ててしまったが、彼氏たちも意識が無く朦朧となっていた。しかし股間にはまだ光り輝く塔がそびえ立っており、先端からは半透明なのものがあふれ出てきていた。

やがて、その物質は股間を覆い尽くすほどにまで流れ出た物は太陽光により色が変わり、一つの物体となり運動を始めたのだった。

それは、紛れもない例の海牛であった。

そして、いきり立つ塔にまとわりつくと塔を確実に吸収していった。

やがて、塔を吸収し終えた、海牛たちは彼らの身体からはがれ落ちるとゆっくりと海を目指していったのであった。

海牛がはがれた彼らの股間には男の証はすでに無く、変わりに鮮やかな割れ目と洞窟が出来てキラキラと光り輝いていたのだった。

 

終わり

 


うーん。「HIKU」改め作者の「ぽぽ」です。いつもの調子が全くです、出来た作品も満足行く物では御座いませんが、まあ、読んでやってください。さて、このシリーズ続けることは可能ですが今の状態ではよい物を送り出すことが出来ないので一応終わりにさせて頂きます。本当に申し訳御座いません。また、作品づくりもこのような現状ではとうてい良い物が出来ないので、当分の間休止させて頂きます。再開はいつになるか判りませんが、いつでも、気軽に来て頂き足跡を残していただければと思います。ここまで読んで頂いた方、本当に有り難う御座いました。