HIKU:作
こことは、とある海洋生物バイオ研究所の一室。
30代前半で背が高くがっしりとした博士と、20代後半で華奢な体格の助手の二人が研究に明け暮れていた。
「どうかね、斉藤君、その遺伝子改造された海牛は。」
「ハイ!、博士、順調に生育しております。」
「そうか!」
「それなら、同じ物をもう一体作って、繁殖を試さないとな。」
「そうですね、それでないと生物としては不完全になりますからね、
しかし、この海牛はグロテスクですね。
この、背中の部分なんか、女性の☆▽◇にそっくりだし、
時々、開くと粘液質の物が流れてくるし・・・」
「それは、体の乾燥を防ぐためにでてくるのさ、
何せ、そいつは水のない所でもある程度は生きれるようにしてあるからな。」
「で、博士、これは他にどのような遺伝子改造をしてあるのです?」
「それはだな・・・、
一応私が設計したとおりなら・・・
まずは試してみるか・・・
斉藤君、ちょっと来てくれたまえ。」
そう言うと、博士はその生物を手に取った。
「何をするんですか?」
「別に心配することはない!斉藤君!」
そして、博士はその生命体を助手の背中へと放り込んだのだった。
「博士!止めてください、早く取ってください!」
「まあまあ斉藤君
これもこの研究のためだ、少しだけ我慢したまえ体に害はないはずだから。」
「そんなこと言っても、私はイヤですよ!」
博士は、服を脱いで生命体を取り除こうとしていた私の両手を後ろ手につかんでしまった。
博士は体格もよく力強いので、私は全く身動きが出来なくなってしまった。
「もう、少しの辛抱だよ・・・」
そう言ってる間に、とうとうその生命体は私の股間を覆い尽くすと「ピタッ」と張り付き大きく胎動を始めた。
「博士、これを取ってくださいよ!」
「もう遅い!見てごらん。」
そう言うと、博士は僕の着ていた服を器用に脱がしてしまった。そしてローフで僕の手を縛り壁ぎわの柱に吊されてしまった。
僕の股間に張り付いた物は僕の物を吸収してしまったのか、最初あった膨らみと圧迫感はなくなだらかなカーブをえがいた丘になっていた。
「博士、これは?」
「うん、予定通りだ。次はどうなるのかだが・・・」
やがて僕の体が熱くなってきた。
「どうやら次の変化が始まったようだな・・・」
僕の体中から力が抜けていったと同時に、少しあった筋肉が消えていった。
そしてそこには脂肪が形成されていった。
「お〜!すばらしい!」
僕の体は、見事なプロポーションに替わっていた。
胸は大きく膨らみ大きな二つの丘を作っていた、ウエストは引き締まりヒップは可愛く弾力のある物になっていた。
博士が、胸やらお尻を撫でると「ゾクゾクッ」とした快感が脊椎を貫いた。
「あと、少しで変化は終わるはずだな・・・」
その頃の僕は、何故かおかしな感覚にとらわれていた。自分が誰だったのか解らなくなってきていた。
やがて髪の毛が伸び始めようだった、目の前に黒い細い物がいっぱい垂れてきたのだった。
「どうやら、脳細胞までの最終変化が終わったみたいだな・・・」
やがて、私は意識が戻ってきた。
「博士、私はどうしたんでしょうか・・・」
「お〜、しゃべり方まで女性化している。」
「博士、私は何故裸でこんな所に吊されているのでしょうか?」
「それはだな、きみが☆★▽◇だからだ・・・」
「私は君のことが好きだったんだが、今までは何も出来なかった。しかし・・・
これで思いが遂げられる。斉藤君、君が好きだ、全てが欲しい。」
「ハイ、博士!でも斉藤君なんて呼ばないでください、
私のことは恵と呼んでくださらない・・・」
「恵君・・・
いや、めぐみ!」
「博士、早くほどいてくれませんか・・・」
「イヤ〜、スマンスマン、そうだったな・・・今ほどいてやるよ!」
そうして、博士は縄をほどいて私を抱くと優しくベットへと運んでくれた。
「さて、それでは生命体の繁殖実験をするとするか・・・」
「どちらの生命体のですか?博士!」
「それは、・・・もちろん君だよ!」
そして、私は博士と一つになった。そしてめくるめくような愛の時間を過ごしたのだった・・・
やがて、
「どうしたのですか、博士?」
「まさかな!こんな事になるとは・・・」
海牛は元々雌雄同体の生物だったため自己繁殖をしていたのだった。
そして、いつの間にか博士の股間に何匹もの生命体が張り付いていたのだった。
やがてその生命体たちは融合して一つものになるとより強力な力で博士の肉体と精神を変えていった。
逞しかった肉体は小さく華奢な15歳程度の少女のものに替わっていた
そして、
「斉藤さん、私のことは良子と呼んでくださいね。」
助手の斉藤君に張り付いた生命体は繁殖の役目を終えて干涸らびていた。
だが彼女の肉体は・・・
そのままだった・・・
「わかったわ、良子さん・・・」
「私はめぐみ、あなたはりょうこね!」
「めぐみお姉さま・・・」
「それでは、お買い物に行きましょうねっ。
こんな格好では何も出来ないものね!」
そう言って二人はロッカーに置いてあった女子研究員の服を来て、楽しそうに手を組んで研究所を後にしたのだった。
イヤ〜またつまらないものを書いてしまった。しかし困ったものです・・・
春欄が全然書けないHIKUでした。・・・・・・