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−華代ちゃんシリーズ−

親友
作:HIKU

 


*「華代ちゃんシリーズ」の詳細については

http://www.geocities.co.jp/Playtown/7073/kayo_chan00.html を参照して下さい






 こんにちは。初めまして。私は真城華代と申します。

 最近は本当に心の寂しい人ばかり。そんな皆さんの為に私は活動しています。まだまだ未熟ですけれども、たまたま私が通りかかりましたとき、お悩みなどございましたら是非ともお申し付け下さい。私に出来る範囲で依頼人のお悩みを露散させてご覧に入れましょう。どうぞお気軽にお申し付け下さいませ。

 報酬ですか?いえ、お金は頂いておりません。お客様が満足頂ければ、それが何よりの報酬でございます。

 さて、今回のお客様は…



 

 
「おーい有紀、そろそろ帰ろうぜ」

「うん、隆史兄ちゃん!今日は何にもいいものがなかったし」

 

俺の名は、大島隆史、16歳

今日は、幼稚園のころからのつきあいである斉藤有紀と久々にショッピングに来ていた。

住んでいるのは15年ほど前に開発された住宅街であった。駅までは割と遠くて

バスで1時間ぐらいの距離だった。

その帰りのバスで、

「隆史兄ちゃん、僕ちょっと疲れたから寝るからバス停に着いたら起こしてね!」

と、言うと有紀はあっという間に寝てしまった。

「有紀のやつ、こっちのことも考えずにひとり寝やがって・・・」

「俺も疲れてるんだぞ!」っと、心の中でつぶやいた。

「まあ仕方ないな、」

窓の外を眺めながら、俺は考えていた。

最近、俺はちょっと悩んでいた。それは親友の有紀のことだった。

学年は一緒なのだが歳は生まれ月の関係で1年近く離れていた。

家が隣通しと言うこと、そしてお互いに一人っ子でもあったので

幼稚園の頃から兄弟のようにいつも一緒に過ごしていた。

1年近くある歳のせいかは知らないが、有紀は俺よりだいぶ小さく

身長は165cmぐらい、細身で色白でかなりの美少年であった。

ぼーっとしているうちに降りるバス停が近づいてきた。

「おい!有紀!起きろ!起きろよ!もうすぐ着くぞ」

「ふぁー、よく寝た。隆史兄ちゃんもう着いたの?」

と、言いながらあくびをしている間に

バスは停留所に着いた。家はそこからすぐであった。

そして有紀の家のまえで別れ、俺はわが家の門の前でため息をつきながら

有紀の家をぼーっと眺めていた。

すると、「お兄ちゃん!おにいちゃん!お兄ちゃんってば!」

と、声が聞こえてきた。はっとして後ろを振り返ってみると小さな女の子がいた。

「どうしたの?お兄ちゃん」

「なにかなやみごと?」

と、言いながらその少女は名刺を差し出してきた。

俺はボーっとしながら名刺を受け取り、ため息をつきながら呼んでみた。

「ココロとカラダの悩み、お受け致します。

               真城 華代 」 

 

「お兄さん 困ってる事があったら何でも言って。力になるから」

「・・・・・      」

この際だ、わらにもすがるような気持ちで悩みをうちあけてしまった。

「そーねー、何とかなると思うけど、まかしといて!」

と、言ったと思ったら少女は消えてしまった。

 

そのころ、

有紀も窓際に座りながら隆史の部屋を眺めていた。

距離は5mほどだが屋根は50cmと離れていなかった。

すると、2階の窓なのに一人の少女が入ってきた。

「よいしょっ!っと」

そして、

「どうしたの?お兄ちゃん」

「なにかなやみごと?」

と、言いながらその少女は名刺を差し出してきた。

「ココロとカラダの悩み、お受け致します。

               真城 華代 」 

 

「お兄さん 困ってる事があったら何でも言って。力になるから」

と、女の子が真剣な眼差しでせまるものだから、ついつい窓から来たことも忘れて話してしまった。

「なんか最近、隆史兄ちゃんが元気なくて、とっても心配なんだ」

「それに、僕」

ちっちゃな声でひそひそと、

「隆史兄ちゃんのことが好きだから」

と、言うと女の子は。

「それならまかしといて!」

と言って一つのオーデコロンの瓶をおいていった。

「説明書をよく読んでから使ってね、くれぐれも使いすぎには注意してね!」

とそれだけ言うと女の子は入ってきた窓から出で行ってしまいました。

「何だろ、変わった女の子だったなー」

「どうせおもちゃだろと!」と思ったが読んでみた。

「えーと、なんてかいてあるのかな?」

「願い事をしながらスプレーをしてください。半日くらい効果があります。」か、

「まあやってみるか!」

願い事をしながらスプレーをしてみた。

「なんだ!何にも起こらないじゃん!」

と、ベットに寝ころんで寝てしまった。

1時間位してから、

「ふぁー、おきなくっちゃ」と言いながら起きると顔に垂れるものがあった。

「えっ?なぁーにこれ?髪の毛?うっそー?」

僕はあわてて窓越しに隆史兄ちゃんを呼んでしまった。

「隆史兄ちゃん!お願い来て!」

「まってろ!すぐいくぞっ!」と窓越しにやってきた。

そして見るなり、「どうしたんだその髪の毛」

「うん!女の子がくれたオーデコロンふって寝て起きたらこんなになってたの」

「女の子?」

と、言っていたら、なんか胸のところがくすぐったくなってきた。

「えっ?」と、言っている間に膨らんできて胸ができてしまった。

そして、「ズボンがきついなぁー」と持っていたらお尻がぱんぱんに膨らんできて

ウエストが細くなり、腕も細くなり、色も白くなってきた。

そしてなんか股間のあたりが引っ張られるような押されるような感じがしていると思っていたら、

スカッとした感じがしたので手で押さえてみたら。いつもの膨らみがなくなってしまっていた。

「お兄ちゃん!無いよー無くなっちゃったよー」と、泣き顔で言ってみたが、

その声も、可憐な少女のものに変わってしまっていた。

「有紀!」

「好きだ!おまえが好きなんだ!」

「ぼくも、ううん、わたしもおにいちゃんがすきなの!」

「有紀!」「隆史兄ちゃん!」

いつしかベットへ二人は倒れていきました。

「好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!愛してルー!」

そして二人は一つになりそして眠ってしまいました。

そして次の日の昼、二人は起きてみると、元に戻っていました。

「おにいちゃん」

「ゆうき、夢だったんだろうか?」

「違う!夢じゃない、見て」と、机を指さすと、瓶と名刺がおいてありました。

「それじゃーなんでだー?」と、言うと有紀が「これっ」と言って説明書を持ってきた。

「ふーん、半日か」「それじゃ2回スプレーしたら1日もつのかな?」

と、言っていると

「僕、お兄ちゃんのこと好きだからずっと女の子でいる!!!」

と言ってスプレーを何回も何回もしてしまいました。

「有紀、もういいよそれで」

「いやーん、だめ!、ずっと女の子でいるの!いたいの!」

と言って全身がビショビショになるまでスプレーしてしまいました。

すると今度は、すぐに女の子に変化していきました。

「まだすこし濡れてるけど・・・抱いて!」

そして、隆史は、濡れて美しく光っている少女の有紀を抱いて

隆史も濡れながら、有紀と幸せに寝てしまいました。

 

FIN

 

 

 

 

 

 

次の日の朝

「きゃー!何で!あたしまで女になっているのよー」

そこには二人の少女がいました。

 

 

おしまい。

 

 

「だから言ったのにー、説明書をよく読んでから使いすぎないようにって」

「でも、まあーいっかー二人の想いはかなったんだしねー」

「ねえーみんなー何かあったら私に相談してねー」

と、エコーと舞う一枚の名刺をのこして少女はきえていきました。

 

 

ほんとにおしまい。



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