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−華代ちゃんシリーズ−

流刑星Ver.2
作:HIKU

 


*「華代ちゃんシリーズ」の詳細については

http://www.geocities.co.jp/Playtown/7073/kayo_chan00.html を参照して下さい






 こんにちは。初めまして。私は真城華代と申します。

 最近は本当に心の寂しい人ばかり。そんな皆さんの為に私は活動しています。まだまだ未熟ですけれども、たまたま私が通りかかりましたとき、お悩みなどございましたら是非ともお申し付け下さい。私に出来る範囲で依頼人のお悩みを露散させてご覧に入れましょう。どうぞお気軽にお申し付け下さいませ。

 報酬ですか?いえ、お金は頂いておりません。お客様が満足頂ければ、それが何よりの報酬でございます。

 さて、今回のお客様は…

 

時に西暦2520年10月1日

ここは宇宙救済協会の一室、

3人の長官の前に一人の少女が姿勢正しく物静かにたたずんでいた。

「”フロライン・カヨ・マシロ”君を宇宙救済協会・宇宙辺境区域担当に任命する。」

「今まで太陽系第3惑星”地球”においてすばらしい活躍を果たしてきてくれた、

 今後は新しい職場で、今までの経験を生かしてこの辺境区域で活躍してくれたまえ」

「はい、有り難う御座います、今まで以上の活動を行うつもりです。」

と、涼しい声が部屋に響いた。

そして長官の一人が前に進み出てくると、

「”フロライン・カヨ・マシロ”これからの活動のために必要なものを用意した、

  まずは宇宙艇だ。エンジンは最新の波動モノポールエンジンを搭載している。

  その他新空中元素固定装置を使用した物質生成マシン・最新の自在プログラミングのできる

  ナノロボットやそのほか必要なものは全てそろっているはずだ、いつでも自由に出発したまえ。」

そうして長官は元いた位置に戻りかけたが、立ち止まって振り返り

「そうそう、大事なものを忘れていたよ。これが君の新しい名刺だ、宇宙は広いが君ならできるだろう

  色々なことがあるだろうが体に気をつけて頑張ってくれたまえ!」

そうして3人の長官は退室していき少女だけが一人残った。

「あーあ、辺境担当かー、大変!でもガンバラなくっちゃね!」

そうしてドックへ向かい乗船準備を始めた。

そうしてここは船内の10部屋の内のメインブリッジである。

「エーと、まずマスター登録、”カヨ・マシロ”と」

「船名登録?なににしようかなー?」

「んーっと!お友達風に”キャティ”にしようっと!」

「さて!行くとしましょうか!未知のフロンティアへいざ出発!なぁーんてね!」

「では、”キャティちゃん”出発お願いね!」

すると船のメインコンピュターが

「ハーイ!出発しまーす!うふ!」とか言いながら発進していきました。

 

そして次の日、

「さてさてと、お悩みセンサー起動させちゃいますか、でないとお仕事できないもんね!うふ!」

そしてコンソールを操作し始めた。

「あるある、センサー反応いっぱい、さすが宇宙は広いわねーどの惑星にしようかしら」

「よし!この惑星にきーめた!コース設定スタート!」

数時間後

「やっと着いたね!”キャティ”」

「惑星の調査をお願いね!」

「はい!”マスター”了解しました。うふっ!」

するとかすかな作動音がして機械が作動し始め、数秒後、

「調査終了、報告しまーす。」

「惑星名”ME6223”流刑星・50年前に放棄・現在の人口128名男ばかりです。」

「50年前のデータでは流刑囚1024名、環境は地球のシベリアに近い状態、とありますが

 今の環境は温暖になっていまーす!うふっ!」

「400M四方のところにだいたい密集して生活してまーすぅ。」

「ハーイ、それじゃ転送準備お願いね。”キャティ”は静止軌道で待機、わたしは装備の準備するから!」

「はーい!わかりました。”」と、”キャティ”が言うが早いか

カヨちゃんはカーゴルームへ走っていきました。

 

さてさてそのころ惑星上では

村のほぼ全員が集まって話をしていた。

「さてさて皆の衆、船の到来もなく50年がたつ。たくさんいた仲間もみんな年をとり死んでしまった。

 残っているのも儂ら爺ばかり余命幾ばくもない。」

「昔は厳しかった環境も今では温暖化しふつうに過ごせる環境になっている。」

「衣食住には全くこまらんようになったもののこのありさまでわのー」

「せめて次を次ぐものでもいればのうー」

と、皆口々にしゃべり、そしていつしか皆思いに耽り静かになっていった。

そして一人去り、二人去り、そして長ひとりが残った。

「さて、どうしたものかのー」

と言っているときルームコンピューターが突然通信を始めた。

どうやら女の子の声のようだった。

長老はあわててコンソールへ向かった。そこには小さな女の子が映っていた。

「おー、50年ぶりの通信じゃー」

「女の子が映ってる。奇跡じゃー、儂の願いが天に届いたのかも」

と、目に涙をためながら勝手なことを言っていた。

コンピューターからは女の子の通信が続いていた。

「ココロとカラダのお悩みありませんか?私が解決して仕上げます。」

「今からそちらへ行きますからまっててくださいねー」

そのときには長老はもう放心状態だった。

それからしばらくして、

空間が少し揺らめいたと思ったら、光とともに先ほどモニターに映っていた少女が現れた。

「おにいさん?いえ、おじいさん。私はこういうものです」

と、名刺を差し出しました。

「なになに、ココロトカラダの悩みお受けします。

 宇宙救済協会・辺境区域担当・フロライン・カヨ・マシロ、か」

「おーおー、こんな小さな女の子が、大変じゃのー」

と、長老は少女を思いっきり抱きしめ、そしてカラダ全体をまさぐり始めた。

最初の内少女はうっとりしていたが゜はっ!」と気づき老人から離れようと手をつきだした。

「ちょっと、ちょっと待ってよ。」

「おじいちゃん目つきが変だよー、こわいーよー」

「いやーすまんすまん、何せ50年以上おんなのこをみとらんもんでのー」

「でも、かわいーのー」と、頬ずりをしてきた。

そして、またカヨちゃんはくちゃくちゃにされそうになってしまった。

「もうーやめてよー。はいはい、おじいちゃんもうやめてね」

「そうでないとこのまま帰っちゃうわよー」

「そりゃいかん!」と、老人はやっと触れるのをやめた。

「ハーイおじいちゃんの悩みは何ですか?」

「おーそうじゃった」と、今までの状況を話し始めた。

「はーい、わかったわ!わたしにまかせといてね!」

「なるべくおじいさんの希望にかなうようにするから、まっててね!」

と、言うと胸のブローチを押さえて

「”キャティ”船に戻るから準備お願いね!」

「転送開始!」

すると光とともに空間が揺らぎ少女は消えてしまいました。

そのあと、長老は「どうなるんじゃろー、儂の長年の夢が叶うんじゃろうか」とみんなを再招集始めました。

 

さてと、船に戻ったカヨちゃんは準備に大忙し。

「1番にこのナノマシーンを、2番にこのナノマシーンを半分と」

「準備完了」と、

「”キャティ”一番発射!、10分後に2番発射お願いね!」

と言うと座席に座ってコンソールをモニターし始めた。

 

さてさて、惑星上では

みんなが集まっていた。みんな口々に「どうなるんだろう」とあーやこーやとはなしていた。

そこへ上空から一発のミサイルが!

「ミサイル?ヒエー俺たちはここで消去されてしまうのかー」

と、逃げるまもなく彼らの上空でミサイルが炸裂した。

すると、彼らの姿が変化し始めた。

「うぉーーからだが熱いーひえー死んでしまうのかー」

変化は、まず髪の毛が黒くなって生え始め、皮膚のしわが無くなり、歯が生え始め腰がまっすぐになり

見た目にも18歳程の青年へと変化してしまった。所要時間は5分程度だった。

「オー、やった若返ったぞー、でも女性が一人もいないぞーこのままでは前と同じで滅んでしまうぞー」

と、みんなが落胆の色を見せ始めた頃、2発目のミサイルが落ちてきて炸裂した。

「今度は何だ!俺たちはどうなるんだー」

今度は元長老以外のの青年たちに変化が訪れた。

「おー!おまえの髪が伸びてきてるぞ!」

「そういう君も胸が膨らんできているぞ!」

「俺の足が内股になっていくー!」

「お前もお尻が、手が、足が、ウエストが変化してるぞー!」

「オー!今度は股間が熱いぞー」

「これはどうしたことだ、女がいないからと言って、なぜ俺たちが!」

「いやだー女になるのはいやだー!」

そして股間の膨らみが消滅していった。

「ウォー、ウワー、キャー」とか言ってるまに、今度は着ているものが変化し始めた。

汚れていたシャツは白くなり小さくなって胸にぴっちりとした。ブラに変化し、薄汚れたブリーフは

レースの付いた小さなパンティーへと変化していった。

そして衣類の変化に伴い、頭脳の方も、男性脳から女性脳へと作り替えられつつあった。

その感触にみんなは戸惑い、ぴっちりとした下着の柔らかい感触に酔いしれていった。

そして、着ていたシャツは真っ白になったかと思うと袖口が紺色になり白い3本線が入り、襟も紺色になった

かと思うと広がるように伸びて変化し、丈がウエストあたりまで短くなってしまった。

はいていたズボンも丈が短くなるのと同時に裾がくっつき、ヒダができ紺色へと変わっていきプリーツスカー

トへと変化してしまい、そこにはひとりを残してセーラー服に包まれた127名の可憐な乙女ができあがって

いました。そしてひとり残った青年をみんなが両手を胸元でそっと握りながらうっとりと見つめていました。

「おー!ハーレムじゃー!俺の長年の夢がー!やったぞー!」と、

元長老さんは、手始めにまず目の前の少女を二人自分の部屋へと連れてい来ました。

 

「やれやれ、やっと終わりましたか」

「どこかで分量間違えたのかな、まあいいでしょ」

とモニターを見ていたカヨちゃんは言いました。

「何はともあれ、宇宙での初仕事は終わりましたね!」

「これであの惑星も繁栄する事でしょう。」

「でもあの元長老、体力が持つのかしら、あとで精力剤とパイアグラを転送しときましょうか。」

「さて次の困っている人のところへ行きますか!」

「じゃ”キャティ”発進お願いね!」

「ハーイ!了解しました!ウフッ!」

そしてスラスターを全開にして宇宙の深淵へと旅立っていきました。

 

FIN


エーやっとこちらの作品も加筆修正することができました。まだまだ表現的に「燃える、悶える」と言うところまではいってませんが許してやって下さい。今後もまだまだ修正していく予定です。(どうなることやら)

えーと、皆さんもうお解りのこととはおもいますが色々とネタばらしをしていきまーすです。

西暦2520年・波動モノポールエンジンは「YAMATO2520」より拝借。
空中元素固定装置は皆さんご存じ「キューティー・ハニー」です。
物質生成マシン・胸のブローチ・転送は「スター・とレック」より拝借。
”キャティ”は「ガルフォース」にでてきます。
ME6223の数字は「地球へ!」にでてくる「キース・アニアン」のサンプルナンバーの一部です。
ほかにも色々なところから設定を流用していまーす。


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