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ピル

佐樹:作


 

「お〜い!、恵子。

 そろそろ、寝ないか〜!」

「ちょっと待ってね〜!あなた〜!」

 

俺の名前は、斉藤 恵(男だ!)

彼女の名前は、恵子。

俺たちは18歳の若さで結婚した。

若い俺たちは、当然のことながら毎晩のように愛し合っている。それもかなり激しい。

子供は、まだ欲しくなかったから避妊はいつも気をつけていた。

 

そんな、ある日の夜・・・

「おまたせ〜!あ・な・た〜」

「早くおいで〜!」

「ちょっと待ってよ、今日は話があるの。」

「なんだい?」

「今まで私がピルを飲んで避妊しているでしょ。」

「あぁ〜」

「100%安心って訳じゃないの、それでね男性用のは無いのかってお医者様に聞いてみたら、あるって言われてね、今日貰ってきたの。だからあなたも飲んでみて!」

「それって確実なのか?」

「うん!お医者様に聞いたら二人で飲めば100%安心なんだって。」

「そうか〜、医者が言うんなら間違いないよな〜!」

そう聞いた俺は、恵子の用意した薬を飲んだ。

そして、当然のように愛し合った。

薬の所為かはわからなかったが、その夜はもの凄く感じまくっていた。

その後、薬を飲み忘れる日があった。

そんな夜は、あんまり感じることができず物足りない愛だった。

そんなことがあって、俺は薬を飲みすれることの無いようにしていた。

一ヶ月もたった頃、いつものように飲んで愛し合った後、体の火照りが収まらない俺は、一人でマスターベーションをしてみた。

やがてもの凄い快感がやってきて果てた俺は出した物を見てみると、乳白色でわなく無色透明の物になっていた。

「なるほどね、これなら妊娠はしないよな!」

やがて、それを見ているうちに出した物に興味がわいてきて、それをすくい取ると臭いを嗅いでみた。

いつものような栗のような臭いは無くなっており、反対に柑橘系のような甘酸っぱい臭いに変わっていた。

「へ〜、こんなに変わるんだな〜」

感心しながら、俺はいつしかすくい取った物を舐めとってしまっていた。

その後は急激な睡魔に襲われて眠ってしまっていた。

それからは、愛し合った後には必ず自分の出した物を舐めとるようになってしまっていた。

 

そんなある夜、俺は突然の高熱に襲われた。

妻の看病もあってか一晩で熱は下がっており、昼頃にはいつもの状態に戻っていた。

当然仕事は休んだのだが・・・

不思議に思いながらも、その日の夜も何事もなかったようにいつものように薬を飲んで愛合った。

が、三日後、また夜に高熱を出し次の日の朝には下がると言うことを繰り返すようになった。

まあ、仕事だけは休まなくて済んだのだが。

 

一ヶ月もたつと、その熱の所為か俺の体重はかなり落ちていた。それだけでなく身長も縮んでいるようだった。

気づいてみると、恵子との身長の差がほとんど無くなっていた。

恵子は女性としては背が高いほうで、10cm程度縮んだ俺は164cmになっていた。

それからは、それ以上縮むことはなかった。

会社でも、周りの連中から「大丈夫か?」と言われていたが、体調だけはすこぶる良かった俺は、

「ありがと!なんともないさ!」と答えていた。

 

それからは高熱までは至らないが、37度前後の熱は繰り返し出ていたのだった。

それくらいの熱なら大丈夫だったので薬を飲み続けて俺たちは愛し合っていた。

その後は、体重も少しずつ増加してきたが筋肉が戻るという感じではなく、脂肪が増えてきているという感じだった。

それに日焼けして黒かった肌も、白くなっていて恵子の物と変わらない肌になっていた。

その頃になると、恵子が俺の下着を全部入れ替えてしまった。

俺はずっとトランクスを履いてきていたのだが、ボクサーパンツに替えられてしまった、それも前の開いていない物だった。

今までのような開放感は無かったが代わりに安定感はあったので俺は別に文句を言わなかった。

もっとも、今の体にはフィットしていたからそれで過ごすようになっていた。

この頃になって気づいたことがあった。

周りの男連中の臭いが強く感じられるようになっていた。

女子社員にも言われるようになったのだが・・・

「斉藤さん、最近いい臭いがするわね!何かつけてるの?」

別に何にもつけていなかった俺は、

「何にもつけてないが、俺の体臭そんなに臭うかな?」

「臭うって言うより、他の男たちみたいに臭くないって感じ!そして何となく私たちみたいに甘酸っぱい臭いなんだけどね!」

「ふぅ〜ん?」

そんなことが有ってから、俺は女子社員と過ごすことが多くなっていた。

 

それから暫くは、そのままの状態が続いていた。が、体は少しずつ変化しているようだった。

体毛は全然生えなくなり全て抜け落ちていた。髭も剃ることが無くなっていた。

胸とお尻の部分には異常に脂肪が付いて来ているようだった。反面ウエスト部分は細くなっていた。

お風呂上がりに鏡で見てみると女性?と間違えそうな物になっていた。

しかし、そんな俺を見ても恵子は何も言わず嬉しそうに俺を誘うのだった。

それからしばらくたった頃、俺は身につけている下着が何となくだが硬く感じられ皮膚の所々が赤くなっているのを恵子に言った。

「わかったわ、それなら新しい下着を用意してあげるから。」

と、にこやかな顔をしていた。

次の日、帰って風呂に入った後、用意してあった物に着替えた。

ランニングシャツと小さいパンツのようだった。今まで来ていた物より小さかったが広げてみるとけっこう伸びるようだった。

恵子が着ている物と変わりがないように思ったものの、それしかないので着てみたら肌触りが柔らかくてこれなら痛くなら無いと感じたのだった。

次の日、会社に行くと女子社員に言われた。

「可愛い下着、着てるのね!」

俺は「?」マークだった

その日の夜、愛し合った後にまた高熱に見舞われたのだった。

その熱は今までと違って、3日間続いた。

その間は、特に下半身に激痛が走り、熱と痛みの所為で意識が朦朧とした状態だった。

恵子が付きっきりで看病をしてくれていた。やがて熱は下がったのだが、さすがに直ぐに起きることはできなかった。

何しろ体中の神経がおかしくなっているようで満足に動かすことができなかったからだ。

だが、熱が下がった次の日には何とか動けるようにはなった。

トイレに行きたくなった俺は、ふらつきながらもとベットから起きようとしたたのだが・・・

やたら胸元に圧迫感があり重たかった。顔を起こしてみてみるとパジャマの胸の部分が可成り膨らんでいた。

(何だこれは?)

何とか体を起こすと、今度は目の前に黒い物が垂れ下がった。

引っ張ってみると頭皮に痛みが走った。

(俺の髪の毛かよ?どうなってんだ?)

恵子を呼ぼうと思ったが、最高潮に達してきた尿意のためにそんなことは後回しにしてトイレに向かったのだが、

いつものように歩くことが出来なかった。どうしても足が内股になってしまい腰が安定せずフラフラとトイレに向かった。

そして、便器のふたを開け用を足そうとパジャマとパンツを下ろしたが、そこにペニスは無かった。

俺は股間をまさぐってみたがペニスは全く見あたらず、代わりに裂け目が出来ていた。

俺は高まってきた尿意に耐えきれず、とりあえず便器に腰掛けたもののどうしたらよいかわからなかった。

暫くそのまま座っていたが頭の中は『?』マークが回っていた、ますます高まってくる尿意に耐えながら力んでいたが深呼吸とともに力を抜いたとたんに堰を切ったようにオシッコが流れ出したのだった。

しかし、いつもの出てる感じとはかなり違っていた。

やがて、膀胱の圧迫感が無くなり尿意が無くなり、音が止ってオシッコが終わったのを感じた。

とりあえず出す物を出して落ち着いた俺は、座ったまま股間をのぞき込んだ。

そこには、いつもの見慣れた物は無く、うっすらとした茂みにピンクの肉花びらが覗いていた。

それは見慣れた恵子の物と変わりがなかった。そこは先ほどのオシッコの雫でキラキラと光っていた。

暫く固まった状態でそれを見ていた俺だったが、そのまでいるわけにもゆかずトイレットペーパーを手に取ると股間を拭いたのだった。

トイレを出た俺は恵子を捜した。

恵子は何食わぬ顔で寝室で俺を待っていた。

「どう、もう大丈夫?」

「あ〜、取り敢えずは・・・

     ところでさ〜・・・」

「わかってるわよ!体のことでしょ!」

「どうしてって・・・

 そうだよな、ずっと俺の世話をしてくれていたんだからな!」

  (気付いていないようね!わたしがこうなるようにしむけたのを!)

「そうよ!だから心配いらないわよ!」

「だけど恵子、これから俺はどうすれば・・・」

「仕方がないわよね、暫くは女性として生活してみたら!

 体は女性になっているんだから!」

「だけど・・・」

俺は、しくしくと泣き出してしまった。

どうやら頭の中まで女性になってきているようだった。

「めぐみちゃん!」

「何だよ恵子・・・その呼び方は止めろって言っていただろ!」

「だって今のあなたは女性なんだから良いじゃない!」

「それはそうなんだけどさ〜」

「ねぇ〜めぐみちゃん!」

「何だよ〜」

「女の子のこと教えてあげる!」

「えっ?」

「その前に、これを飲んでね!」

そういった恵子の手にはいつも飲んでいた薬が握られていた。

もう必要ないんだけどな〜思ったが、出されたので飲むことにした。

暫くするといつも以上に体の感覚が敏感になってきて、気が付いたら股間がムズムズして太股を摺り合わせていたのだった。

「うふっ!効いてきたみたいね!恵ちゃん可愛くなっちゃって!」

こうして俺は恵子の餌食となったのだった。

最初は胸の愛撫から始まった。いつもだったら俺が恵子にしてやっているのだが今日は立場が逆だった。

最初はくすぐったかったのだがやがて何とも言えない感じになるととたんに恵子が俺の乳首をつまみ上げた。

とたんに俺はフラッシュバックに襲われた。

「あらあら、恵ったら、こんなに乳首を硬くして!おまけに、ここなんかもう大洪水じゃない!」

確かにそうだった、俺のあそこは自分でもわかるぐらい熱く潤っていた。

恵子は俺の片足を持ち上げると、その間に自分の体を滑り込ませた。

そして、きつく股間同士をこすり合わせてきたのだった。

卑猥な音が「ヌチャヌチャ」と聞こえてきたと同時に俺は再び快感の渦へと巻き込まれていった。

もう何が何やら判らないまま、いつしか俺も腰を振っていたのだった。

やがて頭の中が真っ白になり俺と恵子は嬌声を発して崩れ落ちていった。

そしてそのまま眠りについたのだった。

 

朝、俺の目が覚めると恵子はすでにベットにいなかった。

キッチンの方で音がしていた。俺が起きたのに気づいたらしく

「あなた〜!着替え用意しておくからシャワー浴びてきて〜!」

俺はボーっとしたままシャワーを浴びに行った。

シャワーを浴びながら頭がすっきりし出すと俺は夕べのことを思いだした。

(そうだ、俺の体が女に!)

思いだした俺は自分の体を確認した。

確かに女だった。

(夢じゃなかったんだな!)

シャワーを終え風呂から出て、体を拭きながら鏡を見てみると美しい女性が映っていた。

(これが俺なのか?)

そう思いながら、色々なポーズをってみると鏡に映っている女性も同じように動いていた。

そして用意してった下着を着けようとして・・・

昨日まで着ていたのと同じようなパンツとシャツが置いてあったが、カラフルな物に変わっていた。

おまけにブラジャーが用意してあった。サイズを見てみると75Bとなっていた。

今の俺には必要なのか?と思いながら着けてみた。

着けてみるとちょっと苦しいような感じかしたが、胸がしっかりとホールドされる感じが心地よかった。

取り敢えず下着を着た俺はキッチンへ向かった。

恵子はニコニコしながら

「おはよう、恵ちゃん!サイズはぴったりね!」

「・・・・・・

 それより会社どうしようか?」

「別にそのままで良いんじゃない?」

「しかし、着ていく物が・・・」

「心配しなくて良いわよ、私の貸してあげるから!」

「えっ?スカートは履かないぞ!」

「分かってるわよ!普通のスーツ貸してあげるから!」

そのまま朝食を終えると、

「こっちに来て、その髪何とかしてあげるから!」

恵子の手に掛かり俺の髪はボブカットにされてしまった。

「可愛くなったわよ!次はその太い眉ね!」

そう言うと恵子は毛抜きで抜き始めた。

「痛い!痛いよ!」

「我慢して!動かないの!」

数分のうちに眉は山形の細い眉になりハサミで綺麗に仕上げられてしまった。

鏡には、すっかり女性的になった俺が映っていた。

「それにしても綺麗な肌ね!これならお化粧は少しでよいかな〜!」

そう言いながら、色々な物を塗りたくられ最後にパールピンクのルージュを塗って終わりになった。

誰が見ても女性にしか見えない俺がそこにいた。

支度が終わり家を出ようとして、いつもの鞄を持ったところで恵子に呼び止められた。

「恵ちゃん!その鞄は今のあなたに似合わないわよ!こっちにしなさい!」

そう言って恵子はバックを手渡した。

「こんなの持っていくのか〜?」

「そうよ〜!肩から掛けていくのよ〜!」

仕方なく、中の財布や定期を入れ替えて出かけることになったのだった。

 

 

 

そして・・・・

 

以後は、またのお話でね!

 

おしまい!

 

 

 


う〜ん?恵ちゃんはこれからどんな目に遭うのでしょうか?この続きはいずれ・・・・

 

近況・・・

最近仕事が忙しくて・・・

日曜くらいしか休みが・・・・

帰りも10時頃で・・・・

なかなか書けませんが・・・・

待ってて下さいね!

佐樹でした〜!


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