私の名前は及川鈴音、わりと有名な私立高校に通う新1年生。
今の私はセーラー服に包まれた可憐な女子高生・・・
誰が見ても間違えようのないれっきとした女性・・・
でも、今から5年前の私は普通の男の子でした。
小学4年生の時に起こった出来事が私の運命を大きく変えたのです。
それは・・・
秘められた想い
その頃の私は・・・
どこの小学校にでもいている普通の小学生でした。
ただ・・・
よく名前の所為で女の子と間違えられることもあるんだけど・・・
周りの男の子達と比べても身長は変わらないのに・・・
確かに皆よりは細身で色白で、目はパッチリとしていて唇はふっくら艶々としているけれど・・・
普段着で町中を歩いていると、男の子たちから声をかけられてはいたけど・・・
だけどね・・・僕は男の子なんだよ!
小学校5年生の2学期が終わろうとしていた数日前、両親が交通事故で他界してしまったんだ。
両親は事故直後、母の姉が経営している病院に運びこまれたんだ。
見た目にはどこにも傷がなかったんだけど、父さんは頭を強く打っていたらしくて既に脳死状態だったんだ。
母さんは、意識があったようだけど内臓がやられていて時間の問題だったんだ。
僕が病院に駆けつけた時には父さんも母さんも冷たくなっていて、僕は何も出来なくて、ただボーゼンとするしかなかったんだ。
そんな中、両親の葬儀やその他の手続きや処理などは叔母さんが全てやってくれたんだ。
それはね、僕の父は天涯孤独の身だったから、それに母方の祖父母も早くに亡くなっていたから・・・
叔母さんと母は一卵性の双子だったから、とてもよく似ていた。でも僕は間違えないけどね。
叔母さんは独身だったから、よく家に遊びに来ては僕のことをとても可愛がってくれたんだ。
だから僕は叔母さんのことが大好きだった。
だから唯一の親戚である叔母さんが、僕を引き取ってくれたんだ。
叔母さんの養子としてね。
大好きな叔母さんだったから、僕はとっても嬉しかった。
あっ!名前はね変わってないんだよ!
天涯孤独だった父は婿養子に入ってたからね。
叔母さんの家は僕の住んでいた家からそう離れていなくて、今の学校にも通える距離だった。
叔母さんは職業はお医者さんなんだ。
小さいけど4階建ての病院を持っていて、産婦人科・内科小児科・整形外科・外科の診療を行っている。そのうえ独身・・・
なぜ結婚しなかったのかは僕は知らない。
住んでいるのは病院の最上階の4階、その階全部が一応居住スペースになっているんだ。
入り口は別に病院の裏手にある住居用のエレベーターでいけるんだ。
そして僕の部屋は8畳の角部屋、周りには高層ビルが少なかったから町並みが結構見渡せるんだよ。
叔母さんは可愛い物が好きらしくて、僕の部屋も友達を呼ぶにはちょっと抵抗のある部屋なんだよね。
どっちかというと女の子の部屋って感じのインテリアなんだ。
そんな場所で僕の新しい生活が冬休みに入ると同時に始まったんだ。
『鈴音ちゃん、この家に慣れたかしら?、病院の上だし24時間やっているから。』
「うん、大丈夫だよ!叔母さん」
『明日から、3学期だけど頑張ってね。』
時の経つのは早いもので、僕の両親が無くなってから3ヶ月が経ってしまっていた。
叔母さんは忙しい仕事の合間をぬっては僕に接していてくれたから寂しくはなかった。
そして・・・
3学期が終了した日、夕食時に叔母さんと色々な話をしていたんだ。
学校のこと、友達のこととか・・・僕は華奢だったせいもあり、男の子よりも女の子の友達が多いんだけどね。
「学校ではね、女子と話しているほうが楽しかったよ!
男子と話しても面白く無いんだもん!
だから学校の帰りも殆ど女子と一緒に帰っていたんだよ!」
『そうなのね、女の子の友達が多くて良かったわね!』
『あのね、音鈴音ちゃん!』
「はい?」
突然叔母さんは僕をまっすぐ見つめて言ったんだ。
『鈴音ちゃんは、とっても可愛いし大好きよ!
だから叔母さんの言うことを聞くいてくれる?』
当然大好きな叔母さんの言うことだから何でも聞くつもりだったから・・・
「うん!、何でも聞いてあげる!」
『ほんと!、おばさんうれしいわ〜!
実はね、叔母さん子供を持つなら女の子が欲しかったの!
鈴音ちゃんは、可愛いけど・・・男の子でしょ、このまま成長していくと・・・
だけど、鈴音ちゃんにはいつまでも可愛い・・・女の子でいて欲しいの!』
叔母さんの真剣なまなざしを見ていると僕にはイヤだとは言えなかった。
確かに僕は男の子達といるよりも女の子達といる方が楽しかったから・・・
大好きな叔母さんの言うことなら、それでもいいと思ったから・・・
「うんっ!
わかったよ!
叔母さんがそう望むのなら僕、女の子になってもいいよ!」
『そう、ありがとう!
だから叔母さん、鈴音ちゃんのことが大好きなの!
そうと決まったら早速始めなきゃ!』
何をって!聞く間もなく叔母さんはリビングを飛び足していった。
しばらくすると、手術着に着替えた叔母さんが戻ってきた。
『鈴音ちゃん!ついてきて!』
叔母さんは僕の手を握りしめると、建物の反対側にある部屋へと連れて行かれた。
中に入ると、そこには手術台と分娩台が置かれていた。
なぜ知っているかって?
それはここに来たときに病院内を全て案内してもらったからなんだ。
『鈴音ちゃん、ここはね特別なお客様を治療するときに使っているものなの』
そう言った叔母さんは、僕の着ていた服を脱がせると青い手術着服に着替えさせ、分娩台に上がるように言ったんだ。
僕が分娩台に上がると・・・
『それじゃ鈴音ちゃん、ここに足を乗せてね!』
僕は言われた通りに分娩台の股受けと踵受けに足を乗せたんだ。
すると叔母さんは台に乗せた足を軽くベルトで落ちないように固定したんだ。
そして、台を広げた。
当然僕の足はM字開脚となって、僕の小さなおちんちんとタマちゃんが照明の下に曝されることになったんだ。
『鈴音ちゃん、怖くない?』
内心は少し不安だったけどそれをこらえて僕は・・・
「ううん、だいじょうぶ」と、言ったんだ。
そしたら叔母さんは僕の股間部分をイソジンで消毒をしたんだ。
『今から麻酔注射をするけど、ちょっとだけチクッとするからね!』
そう言うと叔母さんは僕の股間二カ所に注射をしたんだ。
だけどそんなに痛くはなかったんだよ。
5分くらいしてから・・・
叔母さんは分娩台の足下、つまり僕の股間が丸見えのところに置いてある椅子に腰掛けたんだ。
暫くしたら「カチャカチャ」と音がし始めたんだ。
『鈴音ちゃん、何か感じる?』
「べつに何も感じないよ!」
『それなら続けるわね!』
叔母さんは鼻歌を歌いながら手術を続けたんだ。
暫くするとお腹の左下の方でズンとした痛みがしてきたんだ。
僕が体を少し動かすと叔母さんは・・・
『大丈夫?鈴音ちゃん』
「うん、少し引っ張られる感じがするけどだいじょうぶだよ」
『あと20分程度から我慢してね!』
その後いったん痛みが治まって、今度はお腹の右下が先ほど同じように痛んだ。
今度は体を動かさないように我慢したんだけど、叔母さんにはわかったみたいで・・・
『もうちょっとで終わるから我慢してね・・・』
その後、焦げるような臭いがした後、ハサミで何かを切る音がした。
そして叔母さんは分娩台から離れた。
僕は横を向いて叔母さんの方をみると、手にガーゼとテープを持っていた。
『鈴音ちゃんごめんね。これを貼ったら終わりだから』
そして、叔母さんは手術に使った道具を部屋の隅の流しみたいなところに持っていたんだ。
そのとき、シャーレに乗った血のついた薄白い小さな固まりが見えた。
アレがきっと僕のタマちゃんなんだろうなと思ったんだ。
暫く、向こうで何かをしていたんだけど戻ってきて・・・
『鈴音ちゃん、もう終わったから台から降りていいわよ。』
そう言うと叔母さんは足を固定していたベルトを外してくれたんだ。
起き上がって分娩台から降りた僕は手術着をめくりあげるとおちんちんのところを見てみたんだ。
おちんちんの後ろにはガーゼがしっかりとテープで固定されていたんだ。
上からそっと触ってみたんだけど麻酔の所為か何も感じ無かったんだ。
ただ膨らみが無くなっているのだけがわかった。
『鈴音ちゃん、3日間はお風呂に入れないけど我慢してね。
明日からは春休みだから、暫くお家だけで過ごしてね!』
そう言った叔母さんの笑顔がとてもステキだった。
それから暫くは叔母さんの言う通り家から出ることもなく、自分の部屋かリビングでノンビリと過ごした。
その間、朝夕2回叔母さんは僕の股間の消毒をしてガーゼを新しいものに替えてくれていたんだ。
三日目には出血も完全に止まり、普通の絆創膏に変わったんだ。
『鈴音ちゃん、今日からシャワーだったら浴びてもいいわよ。』
「はい、叔母さん!」
三日ぶりに浴びたシャワーはとても気持ちが良かった。
僕はおちんちんの後ろをおそるおそるシャワーで流した。
そこにあった小さな膨らみは綺麗になくなっていた。
それから一週間後の夜、抜糸をしたんだよ。。
その後、叔母さんは一本の注射を僕のおしりに打ったんだ。
結構痛かったんだけどね、大好きな叔母さんのすることだから僕は喜んで受けたんだよ!
『鈴音ちゃん、だいぶ痛かったと思うけど我慢してね!
女の子になるためには大切なことなの、だからね!
それと、2週間毎に注射するからね!頑張るのよ!』
「うん、僕、叔母さんのためにも頑張る!」
『たぶん2日間程度は気分が悪くなるかもしれないけど、そのときは言ってね!』
「ハイ!」
『あっ、それから今晩からは私が用意した物に着替えて寝るのよ!』
「ハ〜イ〜!」
『さてと、お風呂を入れるからお湯が溜まったら入りなさいね。』
それから暫く、リビングでテレビを見ていたらお風呂のメッセージが流れた・・・(お風呂が入りました。)
そしてお風呂に入っているとドアの向こうで叔母さんの声がした。
『着替え置いておくわね!』
「ハ〜イ!」
どんな着替えがおいてあるだろう?はやる気持ちを抑えながら僕は全身を隅々まで磨き上げたんだ。
お風呂から上がった僕は、ワードローブを着て頭をタオルで拭くとドライヤーで乾かした。
そして・・・
カゴの中に用意されていたのは、ピンク色でフリルのあしらわれた可愛らしいパジャマと可愛い花柄のショーツとタンクトップがおいてあった。
一枚の紙切れと一緒に・・・『鈴音ちゃんへ、今日からはこれを着てね。それからショーツを履くときはおちんちんを後ろに折り曲げて履くようにしなさいね。』と、書いてあったんだ。
叔母さんの言う通りにおちんちんを後ろに折り曲げて股に挟んでからショーツを履くと見た目は女の子の股間と変わらない物になった。
そして、タンクトップ着てパジャマを着た僕はのどが渇いたのでリビングへと行った。
すると叔母さんが待っていて・・・
『思った通りね!とってもステキでキュートな女の子になったわね!
叔母さんとっても嬉しいわ!』
そう言うと、叔母さんは僕を抱きしめたんだ。
「おばさん!ちょっと苦しいよ〜!」
『あら!ごめんなさい!鈴音ちゃんがあまりにも可愛いもんだから・・・』
「のどが渇いたんだけど何か飲むものある?」
『ちょっと待ってね!用意してあげるわ!』
僕はソファーに座って叔母さんが戻ってくるのを待っていた。
『お待たせ、鈴音ちゃん!』
持ってきてくれたのはフレッシュ野菜のジュースだった。
飲み終えた僕は、叔母さんの隣に座ると膝枕をお強請りしたんだ!
だって、そうすると頭ずっと撫でてくれてて・・・とっても気持ちがいい時間なんだもん!
でも10時になったから、叔母さんがもう寝なさいと言ったので名残惜しかったけど僕は自分のベットへ戻ったんだ。
次の日、
『鈴音ちゃん!調子はどう?気分悪くない?』
「うん!別に何ともないよ!」
『そう、よかったわ!それじゃ買い物に出かけるわよ!』
叔母さんと僕は郊外にある大型ショッピングセンターに出かけたんだ。
行く前には叔母さんが用意した服に着替えたんだけど・・・
女の子の服だったから、ちょっと恥ずかしかったんだよ!
ショッピングセンターに着いたら少女服の専門店へと向かったんだ。
叔母さんはとても嬉しそうに可愛い服を選んでは、僕を着せ替え人形のように着せられたんだよ!
両手一杯に服を買い込んだ後は、荷物を預けて、次のお店に行ったんだ。
そこは、ランジェリーショップで、僕は恥ずかしかったんだけど叔母さんに連れられて店に入ったんだ。
お店の中には、清楚な物からカラフルで可愛らしい物やセクシーな物までありとあらゆるランジェリーがあったんだ。
そんな中で叔母さんが選んだのは・・・
清楚な白を基調とした物だけどシルク製であったり、レース調やフリルがあしらわれたショーツやインナーを袋一杯に買ったんだ。
ブラはまだ必要なかったから、今回はジュニア用のを2枚だけ・・・「いつごろ必要になるのかな〜?」と思ったんだけど・・・
その後も、靴下に靴、バックに化粧品まで、これからの僕には必要だからと言って・・・
その後はレストラン街で食事を終えるとタクシーに荷物を積み込んで家路についたんだ。
家に戻ると買ってきた荷物は置いておいて、僕の部屋にあった着替えを学校で必要な物以外全てを段ボール箱に詰め込んだんだ。
もう必要ないからって・・・
その後は、買ってきた衣類はクローゼットに、アクセサリーや化粧品はドレッサーに一通り片付け終わるとリビングへ行ったんだ。
「叔母さん、今日は色々ありがとうございました!」
『鈴音ちゃん、そんなこと気にしなくていいのよ!
今日からは私の娘になるのだから、これからは叔母さんのことをママと呼んでくれる?』
僕は、母のことを「母さん」と呼んでいたからちょっと考えたけど・・・
「うん!これからはママと呼ぶわね!ママ!」
『嬉しいわ!鈴音ちゃん!これからはママが女の子としての教育をどんどんしていきますからね!
でも、小学校の間は学校に行くときだけは男の子の格好でね!』
仕方がないよね、今まで男の子で行ってたのが急に女の子では行けないし・・・
「うん!ママ!」
6年生の新学期か始まるまであと一週間だった。
その間はずっと女の子の服で過ごしたんだ。
ママの色々なトレーニングも始まったんだけど仕事があるから、DVDでのトレーニングがメインだった。
立ち居振る舞いから話し方、女の子のファッションやお肌の手入れまで色々な物があって、どれもが初めてで新鮮でとても楽しかったんだ。
そして、あっという間に新学年が始まったんだ。
学校行く日、朝になると下着はそのままで、男子の制服に着替えたんだけどものすごい違和感を感じたんだ。
これが1年間も続くと思うと僕はとても悲しかったんだ。
僕の行っている小学校は私立だから各学年2クラスしかないからクラス替えがあってもみんな知っているんだよ!
幸い仲のいい友達(女の子の)は全部同じクラスだったんだ。
そんな仲でも一番の仲良しが渡辺早苗ちゃんなんだ。
実は、両親が亡くなってから引っ越ししたけど、早苗ちゃんとは家が近くなったんだよ。
早苗ちゃんは結構お姉さん適性格だから、いつも男子にからかわれる僕を守ってくれていたんだ。
そんなだから早苗ちゃんとは学校を出て二人っきりになると色々なことをおしゃべりしながら帰ったんだ。
最初の一週間はあっという間に過ぎて週末になった。
その帰り道、早苗ちゃんに僕の秘密を打ち明けたんだ。
「誰にも言わないでね!早苗ちゃん、あのね、僕ね女の子になるんだよ!」
『女の子に?鈴音ちゃんが?』
「うん!女の子!」
『ほんとに?』
「早苗ちゃん、応援してくれる?」
『やっぱりそうなんだ。
最近、仕草とかが前とは変わっていておかしいなーと思っていたもの!
それに、女の子の下着、着けているでしょ!』
「わかっちゃった?」
『うん、わかるわよ!』
「ばれないようにしていたつもりなんだけどな〜」
『女の子達はだいたい感づいているわね!
でも、これからもあたしが守ってあげるから安心しなさい!
その代わりに、私の妹になること!いいわね!』
「うん!よろしくね!早苗お姉ちゃん!」
『でも、それは二人っきりの時だからね!気をつけるのよ!』
そして、早苗ちゃんの家まで手をつないで帰ったんだ。
そして週末・・・
2回目の注射を打ってもらったんだ。
やっぱり少し痛かった。
家に帰ると、女の子の服に着替えてママのレッスンを受けて、休みの日は女の子でお出かけをしていたの。
もちろん、話し方も厳しく注意されたわ!
でも、学校では男の子として話さないと行けないから大変だったわ!
でもね、そんな時は早苗ちゃんがしっかりとガードしてくれたの!
そして2週間毎の注射・・・
ママが気分が悪くなることもあるって行ってたけど、そんなことは一回もなかったわ・・・
そして夏休み初日、9回目の注射を打ってもらったのよ!
その頃になるとね、立っておしっこが出来なくなっていたわ!おちんちんが赤ちゃんサイズ以下になってしまったんだもの!
もうね、ショーツを履いても膨らみなんか判らないようになっていたの!
それに骨盤の成長が進んだみたいでヒップが一回り大きくなったわ!
そのため足の付け根位置が変わったみたいで、前は意識しないとだめだっけど今は自然と膝が揃って座れるようになったわ!
女の子座りなんか普通に出来るようになったもの!
それにね、肌もすべすべになってきたし、胸もね少しだけど膨らんできたのよ!でもブラはまだ必要ないの・・・
身長も伸びたのよ!女の子の方が成長時期が早いから・・・
あっ!それからね、あれからずっと髪を切りには行ってないの・・・ママが揃える程度にカットしてくれているから!
だから、だいぶ女の子らしいヘアースタイルになってきたのよ!
夏休みにはね、早苗ちゃんがお泊まりに来たの!
楽しかったわよ!
プールに行って、もちろん女の子でね!私も早苗ちゃんもワンピースの水着でね!
いっぱい泳いだのよ!それなりに日焼けもしたから夜は大変だったのよ!
二人で一緒にお風呂に入ったのだけど・・・
『鈴音ちゃんも、どこから見てももう女の子ね!胸も膨らんできてるし!』
「そんなこと、早苗ちゃんの方がもっと膨らんでいるよ!」
でもね、二人とも日焼けで肩とか腕とか太ももが真っ赤になっていたの。
そんなこんなで1時間近くもお風呂で遊んでいたの。
その後は、ママと3人でお食事!ママったら娘が増えたみたいで喜んでいたわ!
夜遅くまでベットの中でおしゃべりをしていつの間にか眠ってしまったの。
次の日起きた時には、お昼近くになっていたの。
寝ている早苗ちゃんをキスで起こしてあげたのよ!
早苗ちゃんたら真っ赤になっていたのよ!可愛かったわ!
その後は、二人で宿題したりおしゃべりしたりして過ごしたけど夕方になるとお家に帰らないと行けなかったから・・・寂しかった・・・
でも次の日には遊びに行ったり、来たりして夏休みを過ごしたの!
そして2学期が始まったの・・・
2学期からは、学校でも女の子の話し方をしていたの、その方がもう楽だったし・・・
男の子たちには色々と苛められたけど、女子の中では女の子として公認された私を女子が全員で守ってくれたの。
実は、早苗ちゃんが全ての女子を説得して回ってくれていから・・・
だからもう、私は女の子たちの仲間だったの!
服装は男の子だったけど・・・
9月に入るとママに相談したの、学校でのことをすべて話して、もう女子の制服で学校に行きたいって・・・
するとママは言ったの、
『わかったわ、鈴音ちゃん!それなら制服を買いにいきましょう!』
次の日、学校指定の制服を扱っている洋服屋さんに行ったの、そこで色々と採寸して一回り大きいサイズのを買って帰ったの。
私の学校では女子はセーラー服だったから、家に帰ると早速着替えたわ・・・
『やっぱり鈴音ちゃんは、そうでないといけないわね!とても素敵よ!
でも、それを着ていくのはもう少し待ってくれないかしら!
10月に入ったらそれを着ていけるように、ママが色々と手続きをしてあげるから。』
「うん、分かったわママ!」
それからのママは、忙しい病院の仕事の合間に全ての手続きをしてくれたのよ!
病院での診断書(そこには半陰陽で女性でしたみたいなことが書いてあった。)を添えて改性の手続きを裁判所に行ってくれたの。
お役所仕事だから、2週間ほどして承認の通知が来たの。
今度はそれをもって役所に行って、それはその日に終わったの。あっけないくらい簡単に・・・
だから、その日から私は正式に女の子として生きていけることになったの。
それもこれもママのおかげ、後はそのことを学校に話に行ってくれたから10月からは女子として行けるようになったの!
学校での女の子デビューの日は少し緊張したわ!
でも、いつも早苗ちゃんと一緒に学校に行っていたから・・・大丈夫だったわ!
まずは、教室には行かないで職員室に行って担任とお話したの、そして先生と一緒に教室に入ったの。
簡単だけど先生が身体のことを話してくれて、最後に・・・
「今日から、女子として通学することになったけど、今までと変わりなく友達でいるように!わかったな!」
そう言われた後、私は・・・
「色々あって、女の子になりましたけど、よろしくお願いします!」
そう言って自分の席に向かったの。
席に着くと、隣の席の早苗ちゃんがVサインを送ってくれたの。
それからは楽しい日々が続いたわよ!
すべての授業は女の子として受けられたし・・・
初めての体育は恥ずかしかったわ・・・上は一緒だったけど、下はブルマよ!ブルマ!
あそこはすでに女の子にしか見えないようになっていたから問題なかったけど・・・みんなの視線があそこに集中していたの!
更衣室を出る前に、クラスの女子全員があそこを撫でて行くもんだから更衣室を出るときにはグッタリとなっていたわ!
でも、外に出て風に当たるとすぐに元気になったわ!
家庭科では調理実習やお裁縫・・・家でも特訓を受けていたから難なくこなせたわよ!
そうして、2学期も過ぎ冬休みを迎えるころには・・・
少し前から胸も少し大きくなっていたから家ではブラを着けていたけど、初めてのときは慣れなかったわよ!
なんとなく締め付けられる感じがしていたし、でもね乳首がシャツにすれると痛み出していたからそれは楽になったわよ!
3学期からはジュニアブラを着けて学校に行くようになったけど、なんとなく恥ずかしかったわよ!なんかみんなの視線が胸に集中しているような感じがして・・・
そうして、中学受験を女子として受け、卒業式も女子生徒で終わったわ!
そして春休み・・・
もう何本注射を打ったのか忘れちゃったけど・・・
もう私は女の子!
とは、言えなかったの!あそこには小さな男の子の名残が残っていたから・・・
だから、春休みにママが綺麗に取ってくれたのよ!
そして、春休みが終わり・・・
中学校が始まり、再びセーラー服に身を包んだ学校生活が始まった・・・
どこから見ても女の子だったけど・・・
身長は伸びて153cmに、バストは65Aまで大きくなったわ、ウエストは52cm、ヒップは75cm、体重はひ・み・つ!じゃないけど43kg・・・
でもね、皆みたいに生理はなかったの・・・
そのことをママに話したら・・・
『中学校を卒業するまで待ってちょうだい!
今は、まだ身体が成長過程だから、もう少し大人になるまでね!』
「うん!ママがそう言うのなら待っているわ!」
そうして1年生が過ぎ、2年生が過ぎ、3年生の卒業を迎える頃には・・・
身体はもっと女性らしく成長し、大人の女性と変わらなかったわ・・・
身長は伸びて163cmに、バストは75Cまで大きくなったわ、ウエストは56cm、ヒップは85cmに・・・
高校受験も無事に終わり、卒業式が終わった後、家に帰るとママに呼ばれたの・・・
『鈴音ちゃん、ずいぶんと待たせてしまったわね・・・
明日最終の手術をしてあげるわ!
それが終わると・・・完全な女性になるのよ!』
「ホント?ママ!・・・ずっとその日を待っていたわ!・・・誰になんて言われようとも・・・ずっと・・・
でも、これで・・・堂々と女性として生きていけるようになるのね!」
『そうよ!鈴音ちゃん!・・・
でもね・・・そのためには受かったばかりの高校を1年間休学してもらう必要があるのよ!』
「どうして、ママ!」
『大変な手術になるの!その後、身体の調整に時間がかかるから・・・どうしても時間がかかるのよ!』
「でも、いいわ!今まで4年間も待っていたんですもの!だから後、1年間の我慢なんか!!」
『ありがとう!鈴音ちゃん・・・ママのわがままをずっと聞いてくれて・・・
あなたを・・・女の子にしてしまって・・・』
「いいのよママ!本当のことをいうと小さい頃から女の子でいたかったの!
死んだ母もそのことは知っていたわ!゛ても私には、一歩を踏み出す勇気がなかったの!
それを、後押してくれたのがママよ!だからとても感謝しているわ!」
『そうだったの・・・これでママの心の痞えもすっかり取れたわ!
明日は、ママ頑張るからね!鈴音ちゃんも頑張るのよ!』
「うん!ママ!・・・
ところで、最後の手術はどんなことをするの?ママ!」
『それわね、あなたのお母さんの卵巣、子宮、、膣、女性器をあなたに移植するのよ・・・
事故でお母さんが運ばれてきたとき、死の直前に頼まれたの!・・・私の身体を使って鈴音を女性にしてやってて・・・
それだけを私に告げると息を引き取ったのよ・・・だから私がすべてを培養保存液に移植して保管していたのよ・・・』
それを聞いた私は・・・唯々、泣くだけでした・・・
『それと鈴音ちゃん、この後は手術が終わるまで絶食よ!』
「そんなのー!」
『それと夜になったら下剤を飲んでもらうから、お茶かお水は飲んでもいいけどそれ以外は駄目よ!』
その夜は、久しぶりに母の夢を見たの・・・母は女性になった私をみて嬉しそうに微笑んでいたわ・・・
だから朝、起きたときには涙で枕が濡れていたわ・・・目元も赤く腫れていたわ・・・
ママは心配していたけど、母が女性になった私をみて喜んでいた夢を見たのって言ったら安心してくれたわ!
しばらくお風呂にも入れなくなるから、起きてからシャワーを浴びて・・・
あそこの毛をそり落としたの・・・ママに言われていたから・・・
そしてお昼が過ぎて・・・
『鈴音ちゃん、始めるわよ!
今度は全身麻酔になるから予備麻酔を注射するわね!』
肩に注射をされた私は、あっと言う間に寝てしまったわ・・・
そして、目が覚めたのは8時間後・・・
お臍から下は包帯が巻かれていたわ・・・
頭以外は、殆ど動かせなかったわ・・・
お腹は冷たい感じがしていたけど、痛み止めが点滴されていたから痛まなかったわ・・・
身体が動かせるようになったのは一週間後、といっても身体を起こすだけ、それまではずっと絶食だったわ・・・
そして、やっとスープの食事が出るようになったわ!
それが一週間続いて・・・抜糸が終わると、やっとベットに腰掛けられるようになったわ!
でも、あそこにはカテーテルが入ったままだったわ・・・
それが外されたのは、一週間後・・・手すりを持って何とか歩けるようになって、自分でお手洗いに行けるようになったわ・・・
そして、トイレをしたときにあそこを視たの・・・今までとは全く違っていたわ!
前は、あそこには何にも無くて、おしっこが出るところがあっただけだったけど・・・
今は、普通の女性と変わらないものになっていたわ!
でも、これは母だったもの・・・これからは、母とママとずっと一緒に生きていけると想ったわ!
とても幸せだった!
そして、何とか普通の生活が出るようになるまで回復したのは2ヶ月たってからだったわ!
そうそう、2週間ごとに打っていた注射は必要なくなったの!これからもずっと・・・
そしてさらに1ヶ月がたった朝・・・
「ママ、今朝は何かお腹が痛いような・・・重たいような感じがするわ・・・身体もだるいし・・・胸も張っているの・・・」
『やっと来たわね!今晩はお赤飯ね!』
そう言われてから私も判ったの・・・生理が来るんだって・・・
お昼頃には来たの・・・初潮が来たわ!
痛かったけど嬉しかったわ!
だって、本当の女性になったんですもの!
私は、生理用のショーツに履き替え、ナプキンを着けたの・・・ちょっと恥ずかしかったわ・・・
それが3日間続いて、その間はおとなしくしていたわ!
4日目になって生理も終わると、身体もすっきりしてきたわ!
これが、これから毎月来ると思うと、ちょっと辛いと思ったけど反面嬉しかったの!・・・私は、子供が産めるんだって・・・
でも次の月にはまだ生理が来なくて・・・
で、次に来たのは2ヶ月後・・・
夏が来て・・・
手術後はお腹に大きな縫合痕があったけど、今では殆ど判らなくなっていたわ!
これで泳ぎに行っても、ビキニの水着が着られるわね!
やがて夏が終わり秋も過ぎ冬が来る頃にはキチンと生理が来るようになっていたわ!
検査をしたらキチンと排卵もされていたの!
そして、春が来て・・・
この5年間を振り返ると、色々ことがあったけど・・・
母とママのおかげて私は・・・
もう、何の迷いもなく女性として!歩んでいける!
そうして私はセーラー服に身を包み、高校1年生としての、いいえ、真の女性としての再スタートを切ることができたの!
これからは、母の分まで一生懸命に生きてゆくわ!
終わり
数年ぶりに、執筆してみました。如何でしたでしょうか。楽しんでいただければ幸いです。
しかし、いくつになっても・・・進歩のない文章で・・・です。