「参考」
某グループの一員として2003に試験体を製作、性能評価実験を行った時の写真です。ラスカットに漆喰壁を塗った試験体、加力試験1/15radでの大変形。

現実に、傾斜角1/30rad(安全限界)を確保する補強をするとなると、あまりにも現実的でない補強方法が必要になるように思う。筋交い・合板の耐震壁などは1/30を超えると吹っ飛んでしまい役立たない。
ダンパーなど多く使い補強するとなるととてつもなく予算が膨らむ。建築主が果たして何処まで理解してくれるか。

診断を基に、耐震補強計画をする。何処をどのような方法で補強するのか計算シートへ入力していく。現実の問題、課題として予算があり、施工上の問題もあり、また意匠的な納まり、建築主の希望、要望もあり、ただ耐震的な値を上げればよいということではない。

古民家の耐震性向上のための研修会 PART2

半年に渡り開催された研修会も2月に終了しました。

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スタッフ記録

終了 講師先生、スタッフの皆様ご苦労様でした

古民家の限界耐力計算による耐震診断、計算シートに値を入力することで現状の耐震性が明確になる。補強計画にも利用出来て便利になる、但し入力する其々の値を現地調査でいかに正しく調査し、正しく解釈・判断することが求められる。

計算シート入力解析