我が家の藤棚

 
 
 「多くの人が才ノ神の藤を見に来てくださるのだから、藤の里らしく、いろんなところに藤棚があっても楽しいかな」ということで、自分の家に藤棚を作った方たちがいます。藤棚はそれぞれ工夫して作られており、訪れる方の楽しみになっています。

中川さんの藤棚(上山勇さん(故人)から引き継がれた藤棚:引地の藤)
 母屋のすぐそばにあるノダフジの藤棚。 新しく入居された中川さんが引き継ぎ世話をしておられます。 ぜひ多くの方に来ていただき藤の花を楽しんでほしいとおっしゃっています。
 一番早く咲き、4月下旬から5月上旬に見頃を迎えます。
 この藤が満開になると、その10日後位に、才ノ神の藤が見頃を迎えます。
 藤棚の案内図 (写真)2017年4月30日 左:中川さんの藤棚の全景 右:満開の藤の花

上原正義さんの藤棚(南3小区古地)

 長年「才ノ神の藤」の世話を続け、藤保勝会の会長でもあった上原さん。藤の季節には、家の周りに藤の鉢植えが並びます。御自慢の藤棚は、家のすぐ横に作った野田藤(九尺藤)の藤棚です。才ノ神の藤へ行く途中、右手にあります。5月上旬から10日頃にかけ、花穂が100cmくらいに伸び、最も美しい時期を迎えます。

真下義雄さん(故人)の藤棚(南3小区古地)
 古地の谷の一番奥にあるお家です。長年藤公園の世話を続けてこられた故真下義雄さんの野田藤の藤棚です。しっかりした藤棚で、才ノ神の藤の手前の道淵(左側)にあります。5月上旬から10日頃に見頃を迎えます。
 右:2007年5月12日の野田藤(九尺藤)

普門寺の白藤

 古地の谷の入り口にある普門寺には、野田藤と白藤の2つの藤棚が並んであります。とくに白藤は透き通るような白さをもち、訪れる人の人気を集めています。野田藤は5月上旬、白藤は才ノ神の藤の花が満開になる5月10日前後に見頃を迎えます。近年、才ノ神の藤の行き帰りに、たくさんの人が訪れるようになりました。また、普門寺は4月上旬の枝垂桜や藤と同時期に咲くつつじの花も見ごたえがあります。
 右:2009年5月12日の白藤