2002年11月25日の手術日には、「愛犬が全身麻酔をかけられる」という事も有り、何がなんでも付き添うつもりでいたので、自身に暗示を掛けつつ、何とか25日の目的は果たせた
ものの、心痛極まり無い一日でした。
手術日当日、午前11時45分に愛犬を乗せ車にて獣医へ向い、午後12時半頃に全身麻酔の注射を打つ。 30分位で全身に麻酔が行き亘ったのが、目に見えて解りました。
意識は有る為、私達が手術室から出ようとした時、素早く愛犬が振り向いた時の「とても心細い顔」が、今も目に焼き付いて離れない程です。 手術に掛かった時間は、約2時間半。
25日の手術は、「成功」だと獣医からの電話が術後有り、
其の日の夕方5時過ぎに面会に行っても良いと聞かされ、逢いに行きました。
麻酔がまだ可也効いており、身体の自由がきかず、下瞼は垂れ下がったままで、瞬膜が丸見え状態となり、獣医が「明日もまだこの様な感じです。」と云っている状態なのに、
尻尾で「嬉しい」という感情をまず表し、薬で身動きがとり難くなっているというのに、健気なまでに少しでも近くにという思いで、這う様にしてケージの扉ギリギリ迄身体を近付け、又、私達が居なくならないかと神経を走らせ、そんな愛犬を見たら、ずっと一緒に側にいてあげるだけしか
出来ないのだけれど、居てやりたくて・・・。ても、それも叶わず、20分位した時に獣医師が
「手術中の説明と、今後の事について・・・」と云われ、
その場を去らなければなりませんでした。
摘出された直径5p位の石を見せられ受け取り、レントゲン写真を見もっての説明を聞き、
摘出された石により、ずっと胃炎を起こしていたのにも拘らずに、嘔吐の症状が出なかったのが不思議で有るという事と、手術が終わった時の電話での知らせ時にも、少しふれられていた
「後ろ足」の診断結果を聞き、
余りの悲痛な宣告に耐え切れず、一生懸命に聞こうとすればする程に、まるでフラッシュを
いくらも浴びせられたかの様に、目の前が眩し過ぎる光で一杯になり、
獣医師の声が遠くの方で聞こえ、気分が悪くなり吐き気を催し、貧血を起こしかける始末で。
一難さって又一難・・・。
2ヶ月程前から、愛犬の後ろ足が、少し遊び、足に力を入れるとブルブルと震えるものだから、心配になって獣医師にその事を尋ねていたのに、軽い口調で「歳のせいじゃないかなぁ。」と
云われ、伴侶も獣医師と同じ様に軽く受け止め、
私の話をなかなかまともに聞き入れてくれず、どうする事も出来なかった。
(結果的には、治療を施す余地さえも、与えて貰えない症状でしたが、例えば一日でも早く
解っていたなら、今後の生活の為に、もっと愛犬の足を気遣った暮らしをして、筋力を付ける
日々も、もっともっと送れたのに・・・という口惜しさが、たまらなく有って。)
そんな事を考えているものだから、「今更仕方の無い事、これからの事を考えなあかん!」と
頭では理解していても、心と身体は中中いうことをきいてはくれずで・・・。
そして、何時も思う事ですが、例え専門医であっても、
「身近で一緒に暮らしてる者の目には、かなわん事が多い。」
今回の手術をするに当たって、獣医師も異変に気付き、(後ろ足が両方共、真っ直ぐに伸びなかった事から)今回の術後、後ろ足のレントゲンを撮ったら、
大型犬に多いと云われていた「股関節形成不全」の「末期症状」と宣告され、
それも「先天性のもので有り、手の施しようが無い。」と云われたのです。
そして、またもや医師としては有るまじき「先入観での診断ミス」を、
私は2001年から2002年にかけて、二度、自分の目と耳で体験している事になります。
[C]在るがままに・・・。
(我が愛犬との暮らし)
( [D]へ、続く )