加藤段蔵レジンキットでは主に3Dプリントパーツで構成されています。上図のような工程で成型されるため、地図に於ける等高線のような「積層痕」が生じます。とはいえ積層の垂直方向の段差は0.05mm、水平方向はさらに細かい0.03mm(水平垂直解像度は機種や設定により違いあり)ですので、積層痕が目立つ場所(球形の天面など)でも、事前にパテ盛りが必要…と言うほどではなく、#400〜800の紙やすりだけで軽く均すことができます。詳しくは次の項目をご覧ください。
■3Dプリントパーツの表面処理方法の一例
キットの塗装見本を作った際の表面処理方法です。よろしければご参考にしてください。
■アイデカールの貼り方の一例
加藤段蔵キットでは、西田総務工房初のアイデカールを採用しました。位置決めでずらしたり剥がしたりを繰り返した場合は糊分が無くなっていると思うので、マークセッターも併用ください。
■カラーレシピの一例
塗装見本に使用したカラーのレシピです。参考程度にご覧頂き、お好きな色に塗装してください。
・「→」は重ね塗り/グラデ指定がない時は基本下地色を覆うように均一塗装
・メーカー名がない色はこだわりなし/色サフ指定以外は全てグレーサフでスタート
・「明部グラデ」は下地色を影部分として残しつつ光の当たる面をグラデーション塗装
・「暗部グラデ」は下地色を明るい部分として残しつつ影部分をグラデーション塗装
[肌] ガイアノーツ:サーフェイサーエヴォGS05→モデルカステン:C12(ラッカーの方)で暗部グラデ→クレオス:ラスキウス01(先のグラデが透ける程度に)→クレオス:ラスキウス09
[ガントレットとブーツ] 艶あり黒→クレオス:GX201→クレオス:C101
[関節メカ] 艶あり黒→クレオス:GX201
[レオタード外側] 艶あり黒→クレオス:UG11で明部グラデ→フィニッシャーズ:マルーン→フィニッシャーズ:オートクリア
[レオタード内側] 艶あり黒→クレオス:GX218+C8(5:5)で明部グラデ→ガイアノーツ:047→フィニッシャーズ:オートクリア
[腰と膝の鎧] 艶あり黒→フィニッシャーズ:マルーン+ピュアブルー(4:6)
[マフラー] クレオス:C100→クレオス:C3で明部グラデ
[袴とリボン] 黒サフ→クレオス:UG11で明部グラデ→フィニッシャーズ:マルーン
[髪] ガイアノーツ:VO-09に艶消し黒を少しづつ調合(色味を見ながら)
[金と銀] ガイアノーツ:122とVO-30
[瓦屋根ベース] 艶あり黒→クレオス:GX218
[右袴の大きい三つの菱柄] クレオス:UG11を薄めに(袴の塗装色が少し透ける程度)