北の国から2002 遺言 を見て
先日、1981年のテレビの連続ドラマからスタートした「北の国から」が、「2002遺言」というサブタイトルで放送され、21年の長きにわたる制作に幕を閉じました。

97年の夏に北海道へツーリングに行った時、「北の国から」のロケ地が富良野の麓郷にあると記憶の片隅にあったので、寄ってみることにしたのが「北」にはまる契機となりました。

当時、いや今でも同じかと思いますが、麓郷のロケ地は観光バスや道外の乗用車であふれており、もうすっかり観光地としてのステイタスができていました。
その年は麓郷の森だけ見たのですが、北海道から帰るとやにわに「北の国から」フリークになってしまい、レンタルショップでテレビで放映されていた頃から「’95秘密」までのビデオを借りて、一気に見たものです。

翌98年は「’98時代」を見てから2度目の北海道ツーリングに旅立ち、ミーチャン、ハーチャンよろしく「北」のロケ地をほとんど回ってきました。
そのツーリングの途上で、羅臼、知床を回ってきたのですが、ちょうど「2002遺言」のシーンと同じ場所で写真撮影していたので、今回はそれを紹介しようと思います。

セセキ温泉これはドラマの中で、唐十郎扮するトドと純が初めて出会う記念すべき場所、そう海岸の際の露天風呂です。

ここは羅臼を北へ15キロほどのところにある「セセキ温泉」という露天風呂です。

道路から降りるとすぐに海が迫っており、その水際に岩を固めて露天風呂の形でしつらえています。

この「セセキ温泉」は個人の所有の温泉で、道路のすぐ下に管理人の建物があり、この温泉を維持していくためとして、募金箱が置いてありました。

そこへ100円玉を放り込んで、早速入浴。周りには遮るものがないので丸見えですが、旅の恥はかきすての心意気で、一気にすっぽんぽんになり入りました。

セセキ温泉温泉は確かすぐそばの管理棟からホースで引き込んでいたと思います。そのままだと熱いので、薄める水もホースで引いていたようです。

この露天風呂、満潮ではすっかり海面下に沈んでしまうそうで、なんともワイルドな温泉です。

セセキ温泉入り口

道路のふちにはちょっとした駐車場があります。この下が露天風呂です。

光ごけこれはドラマ中、純と結がデートをしたひかり苔のある洞窟入り口です。
羅臼を少し北に上ったところにあります。

洞窟の中には入れませんが、ご覧のように柵の外から中を覗けます。
光る苔といわれるとおり、やはりぼんやりと光を放っています。蛍が光るのと同じ原理なんでしょうか。