お針子 紫露草  
ドレス

洋裁のできる方は このページは見ないでくださいませ。  役にたちません。

学校で家庭科を習ってずいぶんたって 忘れた人が作る・・・可愛い子のためなら・・・・

 

さあ、作りましょう

なんでもいいのだけど、使ってよかった物、便利な物、揃えた方がいい物の紹介。

 お道具箱 

   1 鋏   パッチワーク用小型の先のとんがったよく切れるもの 。 握り鋏とたち鋏の2本を使っていたが、今、これ1つで間に合う。

   2 糸   できるだけ多色をそろえる。ミシン糸で十分。 絹用でなくてもいい。

   3 針   長針愛用。

   4 糸とおし  あればとても便利

   5 まち針  細い長いものを たくさん

   6 パッチワーク用ボード  片面がカッティングボードで、片面がアイロン台になったもの。25X30cmの小型。パッチワーク用だけど、お人形サイズのものを作るのに便利。

   7 アイロン  大小2つを使い分け  こまめにかけた方が、きれい。

       8  時間が経つと消える洋裁用の鉛筆  水で消えるのはだめ

   9 インチ表示がついたメジャー 西洋ドールにはインチ表示があるのと、ないのでは大違い。

 

   以上をコンパクトにそろえて、はじめましょう。

* 型紙(紙)を切るときの鋏は必ず紙切り専用に。どんなにあわてていても布用のはさみで切らないこと。

そのほかに

*表地の色にあわせて、薄地の接着芯バイヤステープ(カーブの所に)、薄地のリボン(まっすぐの所に)

*方眼のトレーシングペーパー(製図用のロール紙が便利)、なければ、普通のトレーシングペーパー


 サイズをはかる       

  裸ではなく、下着の上からはかったほうがうまくいくみたい.

サイズ表  詳しくデータを持っていると便 利。>>今回はリボンちゃんのみ記載

単位はセンチメートル Gauthier F12G リボンちゃん
身長 67    
頭回りウィッグの上から 42 ウィッグインチ 16
     耳から耳      
首回 20 前首幅
肩幅 (後) 13 前肩幅 13
    肩のみの幅
胸回 37.5 前胸幅 21
ウエスト 36.5    
ヒップ 一番太い所 46    
そで丈長袖 23 脇の下から長袖 19
     肘丈 13    
アームホール   肩先から胸下
腕回り 17    
てのひら 12.5    
もも 25 首からウェスト 12
から足首 49 首からヒップ 22
また上回 40 ヒップからひざ下 18
ズボン 39 スカートひざ下 24
足首 16    
10    
     
足幅回      

 


 作る・・・型紙・・・製図 

手持ちの本などでぴったりのサイズがあれば、いうことなし.そのまますぐ作製。

どういうわけか、ぴったりのものはありません・・・・ほんとにどうして?と思います。

なければ、身長、バストのサイズを参考にして、拡大、縮小コピーをコンビニにて、しましょう.
このとき、必ず、何倍にしたか、そのコピー紙に記入しておく事.あとで説明文に書いてある部分(型紙にないスカートなど)のときに、計算しなければならないから.

 

お役立ちはなんといっても ジェニーの本 サイズがちがっていてもなんとかなる。基本サイズを作っておけばそれの応用。

でも、体形によって、手直しががずいぶん、必要になるので、SDなど、現代の人形は、「ジェニー」から、アンティークドールには、「The dolls' dressmaker」「古関くに子の手作りビスクドール入門 」が、良いと思う.(手持ちの本の中では)

 

「古関くに子の手作りビスクドール入門 」は、とても詳しく説明。写真つきで、そのとおり作っていけば、できあがる。よくできた本だと思います。きちんと作りたいかたには、おすすめです
でも、自己流が、身についたわたしには、技術が伴わなくて、ついていけなかった。丁寧すぎて、、売り物ではないからそこまでしなくても、と思って納得させてしまいました。きちんと、洋裁をならえばよかった......

 

*「本がない」人は、はじめに着てきた服を、うまく写し取って、作ってみては。それから少し手直しをすればいい。

 

そんなわけで、るーじゅ流の服つくりです.

@ どの本でもいいから、サイズに近い型紙(なければ拡大縮小コピー)を、トレーシングペーパーに写す。 (切り取るのは補正をしてから。)

そのままでは、多分あわないので、サイズ表の数値を参考に補正する.

A 前身頃、後身頃の*区別なし。前身ごろのみでよい。・・・身幅が前後で違うが、後ろあきにする時、ボタン付けようの持ち出し分になるから。後ろ開きにしないときは、広い分だけ、つまんで狭くすればいい。

    肩のところで前後を区別します・・・前が長い。

B 袖も前後の区別なし.

とりあえず、ひとつ作ってお人形さんの体にあわせて、切り取ったり、セロテープで足したりと、おおまかに、型紙をつくってみましょう。


りぼんちゃんのワンピースを作ります。

デザイン・・・・・胸にシャーリングを取るデザインは身幅の調節がしやすいのと、デザインのポイントにもなるので、おすすめです。

・・・・・・・・・・ローウェストのワンピース。切り替え位置は腰の一番太いところがバランスがよいようです。

 

布地・・・・・表・・・イタリア製シルクとウールの混紡。新しいもの 2メートル(スカート部分をつながずに作製したいから) たくさん余ります。

・・・・・・・・・裏・・・ダーラムキルト風復刻版木綿 1メートルぐらい 袖裏用にシーチング使用(別に変えなくても良い。裏地をけちっただけ)

 

製図・・・・・この子にあうi型紙がなく、拡大コピーをしようとおもったのですが、「The dolls' dressmaker」の63cm用をガイドラインにして製図しました。初めから作るより簡単かなと思う。サイズ表から、身幅や、丈を変えました。

 縫う・・・手縫い・・・ 

 

 

前身頃・・・肩を長く

シャーリング量を前身ごろの輪から3−4pとり、そこから型紙をおいて写す。

 

 

胸にシャーリング・・・ガイドラインを線引き

@シャーリングをする・・・前幅を考えて、糸を引く事。初めと終わりは返し縫いで止めないと糸がぬけてくる。

うまいかないときは何度もやり直しをする

 

後ろ身頃・・・型紙の肩を折って短く

A肩をぬう

ちょっと試着。

前裾にもシャーリングをいれているが、お腹がぽっこり出ているので、シャーリングの量を減らして裾幅を広くした。

この後、胸のところに好きなだけ、シャーリングをいれるとよい。2−3本セットでしてもいいし、均等に入れてもいい。

今回は6本いれた。(裾にも2本入れたが、結局レースでかくれてしまったけど)

スカート・・・身頃の裾の合計×3+余裕分(60×3+10= 190)

プリーツの場合、追いかけひだでも、ボックスでも3倍(ギャザーなら2倍)必要

3cmの印をつけていく・・鉛筆で書いた。

Bボックスプリーツをきちんとぬう

C身頃の裾とはぐ。

C’裾は布の耳がきれいだったので、この布では裾まつりをしなかった。 (布の耳はフリンジのようになっていた)

後ろの打ち合わせの布の始末は同色のリボンをぬいとめた。バイヤステープでもよい。

あるいは、輪にしてもよいが・・・全開のほうが着せやすい。

 

袖は、前後ろの区別なし。袖付けのとき考えなくていいから楽。

カフス分短く断つ

D袖やまにギャザー・・・糸は2本取りで

Eひじ上あたりにシャーリング。2−3本セットで。好きなだけ。ただし、左右同じ位置、本数で。

F先に身頃と袖をつける。袖山に寄せたギャザーの糸を引っ張りながら、つける

Gそで下、脇を続けて縫う。

 

裏地はシャーリング分を減らした布幅で断つ。身頃と袖。

スカートは裏地なし。

*プリーツのスカートのないAラインのワンピースのときはシャーリング分も加えた布幅にして、表と同寸とする。

H裏の縫う順・・・肩ー脇ー襟ぐりー後ろのあき

I裏袖・・・袖下をぬって表に返してから、袖山のギャザーをとって、裏の身頃にまつりつける。

*縫いしろ部分に細かく切り込みをいれて、表に返す。(つれるから)

表と裏が縫い方によってサイズが変わってきたら、表にあわせて裏をつまんでごまかして。

 

J袖口・・・カフスたけ×2+余分   表と裏を一緒に縫いくるむ

Kスナップを後ろにつける。

 

あとは、好きなだけデコレイトする。

手持ちのレースをいろいろあてがってどれが似合うか楽しむ。

 

 

アンティークレースで肩飾り。この型紙では襟あきが大きかったので首元にもレースをつける。

金糸のレースもつけることに。

 

 

最終的には肩から腰まで金糸レースを張り、りぼんもつけた。

後姿がさみしいので、どのようにしようか、思案中。

 

以上、デジカメでとりながら、作製してみました。もう少し細かく写真を取ればよかったかな、説明足らずかなと思うところもありましたが、参考になったでしょうか。

 

反省・・・襟あきが広すぎた。首のところをつめる方がいい。スカート丈は裾をまつらなかったから、これで、良かったが、まつるなら、もう少し長くした方がいい。

 

残り布がたっぷりあるので、次はボンネットを作りましょう。・・・・次回