山走りのための野ぅ這ぅ 私的思い込み



歩くのか車なのか  自然を楽しむことと、山道での車の運転を楽しむこととのバランスとか、個人の好みによるウエイトに左右されます。
歩けば自然に親しめます。ただ走るばかりですと、これは何とかルート完走と言った、言わば大人のメンコ集めみたいなものです。
 体力の落ちた今は、基本移動は車で、ただ行程距離は短めに、気に入った場所では、その辺を歩いてウロウロするのが、
今の私のスタイルです。
 細い道での走行と対向、行き止まりの方向転換を考えれば、軽四の四駆がベターです。よく大型のRV車と対向しますが、大体、道の
ど真ん中で頓挫されて、かえって普通車との対向より難しい場合が多いです。大型のRV車はスキー場へのアクセスが主な目的みたいで
細い山道に適した乗り物ではありません。軽四の四駆となれば、ジムニー派とパジェロミニ派に分かれますが、より本格的なクロカン志向
では、ジムニー、雪道にはやや強いタウンカー、パジェロと言うのが一般的な評価なので、ただの山道をトコトコ走りたい、私は
パジェロミニです。52馬力、1トンを超える自重、私は「鈍重郎号」と呼んでいますが、山走りではそれほど力不足は感じられません。
ただ、高速道路では、まったく不向きな車でしょう。最近、北海道を私はフルタイム四駆の普通車で走っていたところ、後ろから100Km超の
スピードで黄いナンバー、明らかにパジェロミニが追い抜いて行きました。私には信じられない光景でした。4気筒なので、静かですね。
ステアリングはもちろんパワステですが、これだけは古来のJEEPを真似てか重いですね。まあ足腰腕力鍛えて山へ行こう ! ですね。
どこを走っているのか  出発前に先ず地図を眺める楽しみがあります。県道は意外なルートを走っています。道路地図の道の太さは、必ずしも全てを物語って
はいません。国道よりも立派な県道あり、獣道かと思える道あり、地道には道路地図で注釈が入っています。最近は地道が少なくなって
ダートマニアには必要な表記となりました。実際の走行中はナビが重宝します。ただ、渓谷を走ることが多く、入射角の関係で受信不能
となることが多いのですが、最近のナビはある程度、推測のチャートが出ますので、困ることはありません。ただナビは猟師森を見ず的な
ところがありますので、中域の普通の地図も持参しています。山の等高線なども、ある程度書かれたものが良よく、これは道がどの程度
厳しいかの予想に役立ちます。予め、コースが決まっているのであれば、ネットで高低差の出るものまであります。
連絡手段  携帯があれば・・と言うのが一般的な答えでしょうが、サービスエリアは幹線に沿っていますので、必ずしも充分ではありません。
むしろ携帯が使えなくなる地域に出てこそ、本来の山走りでしょうか。私にはアマチュア無線という子供の頃からの趣味がありますので
電波法で認められる、陸上移動局最大電力の無線機は搭載しています。ですから、携帯では無理な場所でも、トンネルの中でもない限り
連絡は、ほぼOKの状態です。ただ日常生活の脱皮、山走りですので、静かに孤独空間の車上の人を願っています。勝手ですが・・。
持っているもの 観光・文化パンフレッ
 それぞれの市町村で無料で発行されている、文化財、観光リストみたいなもの。これは結構役立ちます。知らないことばかり、
見てきて、また詳細を図書館とかネットで調べる、小さな旅は無限の知識欲を満たしてくれると書けば、カッコいいですが、まあ貧者の
最後の抵抗は、知識欲ですから・・ね。

タオル  老人の、本当の目的は、入浴ですから。
チェーン・懐中電灯・水・メモ帳・カメラ(標準と望遠)・時々、折りたたみの椅子・単語帳(1日10語覚えましょう !)?
おにぎりかパン(中国のモーモーに似た、質素なもの)・セラピーにお香・ヤッケ・その他
最近は持っていかないもの スコップとか揺さぶりどっこ
最近は、殆ど舗装されていますので、悪路脱出は無くなったのと、体力低下でやる自信がない。
装備すべきもの 車外温度計
欧州車には、標準装備ですが、凍結感知として3℃になれば、四駆走行に切り替えます。



昔、山走りしてた頃のヤマハ・ミニトレ 今、山走りしているパジェロミニ