2013年9月1日
広域捜索訓練


91日に広域捜索訓練を実施しました。広域捜索訓練とは、ある山域へ行って帰ってこない。この時に捜索要請があった場合の捜索を想定しています。

捜索は、遭難者を発見するところまでです。そこからは消防などに救助を依頼することになります。

参加者は、奈良労山19、奈良ハイク7、こぶしの会2、西大和山の会7

     オオヤマレンゲ9JAC 1 でした。

訓練の内容は、主要なハイキングコースを捜索しながら、捜索状況を無線で連絡するものです。今回は、携帯、スマートフォンなどにも搭載されているGPS機能を使用して、位置を知らせることも、合わせて行いました。

   広域捜索.bmp

本部を曽爾村の屏風岩公苑に置き、①住塚山・国見山、②屏風岩、③兜岳・鎧岳、④古光山、後古光山の捜索パーティと、屏風岩に無線の中継ポイントに分かれました。

結果としては、無線での通信では、通信内容を復唱することによって、送り側、受け側で情報が正しく伝わることを確認していくことに課題があったように思います。

GPSについては、位置を緯度経度で連絡しました。上記の情報伝達の問題か、またGPSの問題か、実際の位置から大きく離れているケースもありました。GPSについては、普段殆ど使わない緯度・経度といった情報を読み、伝えるのに戸惑ったこともあるかもしれません。また、携帯電話、スマートフォンでは、電話の圏外だとGPSが使えないケースもありました。単独で使用できるものもあります。またデジカメにGPS付きのものもあります。最近は、ヘリによる救助では、緯度・経度を連絡することが位置を正確に知らせるのに有用です。一度、ご自分の手持ちの機器で確認してみてください。                   (記 救助隊事務局 水田)

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