2001年のフランクフルトショーで展示されたM3CSL、カーボンをルーフなどに多用して軽量化を図ったショーモデル。ちなみにCSLはクーペ・スーパー・ライトの頭文字。
SMGIIを採用し、リアシートはない。
後に2001年の東京モーターショーでも展示された。
写真は東京モーターショーの展示車両。
フランクフルトショーでの展示時に市販化の噂が流れたが立ち消えになっていた。また、カーボンが量産には向かないので市販はないとのM社のインタビューも記事になったいた。
しかし、2003年春には発売?という話になり、一部プレスによるニュルでの試乗も行われスペックも一部記事になっている。
ルーフパネルにカーボンファイバーコンポジットを採用して6kgの軽量化を図っているのをはじめ、フロント&リアバンパースポイラー、リアディフューザー、エンドスポイラー、ドア、サイドパネル、ドアトリム、センターコンソールにまで採用され軽量化を図っている。
タイヤは19インチでフロント235/35ZR19(8.5J)、リア265/30ZR19(9.5J)が採用されている。ブレーキもフロント345mmリア328mmが採用され大径化。
これで、ノーマルより150kgの軽量化が図られているという。なお、市販化にあたってリアシートが装備されている。ミッションはSMGIIのまま。
エンジンは吸排気系の改良などにより350ps程度に強化されている。
0-100km/h加速は4.9秒、最高速は285km/h(リミッター解除した場合)というのが現在コメントされている性能。
ついに、日本でも正式に発売が決定し2003年5月13日から予約注文が開始された。価格は1150万。
ただ、市販モデルの軽量化は、110kgにとどまり、タイヤ・ホイールもノーマルの19インチと同じものが採用された。しかし、エンジンのパワー、トルクは市販モデルの方が上である。
市販車は4人乗りとなっている。
区分 | 市販前の記事 によるスペック |
日本仕様スペック |
全長(mm) | 4492 | 4490 |
全幅(mm) | 1947 | 1780 |
全高(mm) | 1372 | 1370 |
最低地上高(mm) | - | - |
ホイールベース(mm) | 2725 | 2730 |
車両重量(kg) | 1425 | 1430 |
エンジン | 直6 DOHC 24バルブ | 直6 DOHC 24バルブ |
排気量(cc) | 3245 | 3245 |
ボア×ストローク | 87×91 | 87×91 |
最高出力 | 350ps/7900rpm | 360ps/7900rpm |
最大トルク | 37.6kg-m/4900rpm | 37.7kg-m/4900rpm |
圧縮比 | 11.5 | 11.5 |
燃料タンク容量 | 63L | 63L |
トランスミッション | SMGII | SMGII |
1速 | 4.23 | 4.227 |
2速 | 2.53 | 2.528 |
3速 | 1.67 | 1.669 |
4速 | 1.23 | 1.226 |
5速 | 1.00 | 1.000 |
6速 | 0.83 | 0.827 |
後退 | 3.74 | 3.746 |
最終減速比 | 3.62 | 3.620 |
ブレーキ前 | 340mm | 345mm×28mm |
後 | 328mm | 328mm×20mm |
タイヤ前 | 225/35ZR19 | 225/40ZR19 |
後 | 265/30ZR19 | 255/35ZR19 |
ホイール前 | 8.5J×19 | 8J×19 |
後 | 9.5J×19 | 9.5J×19 |
雑誌やインターネットで調べた数値です。間違いや追加情報お持ちの方はご一報を。
市販前の記事の全幅がいやに大きいので、気になってます(^_^;